「ビジネス数学検定」の受検期間を変更  2024年4月から1年を通じいつでも受検可能

ビジネスにおける数的スキル向上の第一歩に

算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:高田 忍、以下「当協会」)は、実務における数字の活用力をWBT方式で測定する検定「ビジネス数学検定」において、これまで偶数月(4・6・8・10・12・2月)に受検期間を設けて実施しておりましたが、2024年4月1日(月)から1年をとおしていつでも受検できるように受検期間を変更いたします。
これにより、志願者のみなさまの受検のチャンスが広がります。
なお、検定概要(検定時間、出題数、認定基準点、検定料)、申込方法、受検方法などについては、これまでどおりで変更はありません。

「ビジネス数学」公式サイト内「ビジネス数学検定」ページ
https://www.su-gaku.biz/examination/

ビジネス数学検定がいつでも受検可能に

「ビジネス数学検定」実施の背景と目的

ビジネス数学検定は、実務における数字の活用能力を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。おもに社会人や大学生などを対象に2006年から当協会が主催している検定で、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
日本では長い間、分数や小数、割合の計算ができないといった社会人、大学生の数学力低下が指摘されるなど、中学校レベルの数学はもちろん、小学校で習う算数の内容をも理解していない人が増えてきています。また近年では、データサイエンス、DX(デジタル トランスフォーメーション)人材の育成が急務となっています。このような背景があるなか、当協会は、文系・理系を問わず基礎的な数学の力を向上させ、ビジネスシーンで数字を効果的に使いこなすスキルや考え方、統計データの読み方・データの活用方法などを身につけた、数字に強いビジネスパーソンの育成を目的にビジネス数学検定を実施しています。

当協会は、実社会における数学的リテラシーの向上や、企業の効率的な人材育成につなげるため、ビジネスにおいて基礎力として必要とされる数学の検定や研修を実施し、今後も充実させてまいります。

ビジネスに必要とされる5つの力

◆「ビジネス数学検定」の概要
ビジネス数学検定は、インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式で、インターネットに接続できる機器(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)であればいつでもどこでも受検することができます。社会人や学生など幅広く受検できる3級から、データサイエンティストをめざす専門的な領域などを含めた1級まで全3階級です。各階級とも70点でスキルを認定します。1級のみ、A認定(70点以上)、AA認定(80点以上)、AAA認定(90点以上)の認定ランクを設定しています。結果は総得点、および「5つの力」それぞれの得点を表示し、どの部分に強み・弱みがあるのかをレーダーチャートを用いてビジュアルで評価します。また、各階級の認定基準点に到達された方には、オープンバッジを発行いたします。なお1級については、90点以上で「AAA(トリプルエー)」を、80点以上で「AA(ダブルエー)」、70点以上で「A(シングルエー)」のオープンバッジを発行いたします。

・3級
検定時間       :60分
出題数(5肢択一問題) :30問
目安         :学生・新入社員
認定基準点(100点満点):70点
検定料(税込)     :4,400円

・2級
検定時間       :60分
出題数(5肢択一問題) :30問
目安         :マネジャー
認定基準点(100点満点):70点
検定料(税込)     :6,600円

・1級
検定時間       :90分
出題数(5肢択一問題) :30問
目安         :データサイエンティスト入門者
認定基準点(100点満点):70点(AAA認定90点/AA認定80点/A認定70点)
検定料(税込)     :8,800円

◆「ビジネス数学検定」受検の流れ
(1) 登録
ビジネス数学公式サイト( https://www.su-gaku.biz/ )にアクセスして仮登録・本登録・動作をチェックします。

(2) 購入手続き
マイページにログインして、ビジネス数学検定の購入手続きをします。

(3) 受検
検定実施期間に受検します(申込日から32日間)。

(4) 結果
受検後すぐに検定結果が画面上に表示され、認定基準点に到達された方には、後日オープンバッジを発行いたします。

※紙の合格証の発行は2020年8月検定をもって終了しました。

◆オープンバッジとは
オープンバッジとは、世界的な技術標準規格「IMS Global Learning Consortium」に準拠し発行されるデジタル証明・認証のことです。世界では、すでに年間2,400万個が発行され、資格のほかに免許証や卒業証明書など用途はさまざまに広がっています。オンライン上で公開したり、SNSなどで共有できたりするなど、利便性の高さが特徴です。さらに当協会が発行するオープンバッジは、偽造・改ざんが困難なブロックチェーン技術を応用しており、学習・スキルの証明書として信頼性の高いものとなっています。
オープンバッジのくわしい情報は、下記のWEBサイトでご確認ください。

一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク https://www.openbadge.or.jp/

「ビジネス数学検定」オープンバッジ一覧(全5種)

◆「ビジネス数学検定」サンプル問題

ビジネス数学検定サンプル問題

「数検」について

実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1~11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、また、数検を実施する学校や教育機関も18,000団体を超え、公費での活用も広がっています。以来、累計志願者数は700万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は40,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。

【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。

【データサイエンス数学ストラテジストについて】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「データサイエンス数学ストラテジスト」は、データサイエンスの基盤となる数学スキルとコンサルティング力を兼ね備えた専門家として認定する資格制度で、2021年9月に新設しました。資格試験は、中級と上級の2つの階級があり、5肢択一のIBT(Internet Based Testing)形式で行います。データサイエンスの基盤となる基礎的な数学(確率統計・線形代数・微分積分)と実践的な数学(機械学習系・アルゴリズム系・ビジネス系数学)の理解度・習熟度を測定します。

法人概要

法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 高田 忍
会長  : 甘利 俊一(帝京大学 先端総合研究機構 特任教授、
      理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)
設立  : 1999年7月15日
事業内容: (1) 数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
      (2) ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
      (3) 数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
      (4) 数学の普及啓発に関する事業
      (5) 数学や学習数学に関する学術研究
      (6) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL   : https://www.su-gaku.net/

※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。

ビジネス数学検定に関するお問い合わせ先

公益財団法人 日本数学検定協会 事業普及推進部
TEL  : 03-5812-8340
E-mail: bmsinfo@su-gaku.biz
URL  : https://www.su-gaku.biz/

ビジネス数学ロゴ
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