福祉で地域や企業を繋いでいくコミュニティスペース「ひとつなぎカフェ」 室内空間デザインと家具製作で協力

学校法人近畿大学
「ひとつなぎカフェ」店内の様子

近畿大学工業高等専門学校(三重県名張市)都市環境コース教授 立神 靖久の研究室と、同校を卒業して近畿大学建築学部に進学した学生が、障がい児者総合福祉施設などを運営する株式会社ノーサイド(大阪府東大阪市)から依頼を受け、東大阪市花園ラグビー場内にオープンする、福祉で地域や企業を繋いでいくコミュニティスペース「ひとつなぎカフェ」の空間デザインと家具製作を手がけました。
令和4年(2022年)10月10日(月・祝)に、「ひとつなぎカフェ」のグランドオープンセレモニーが開催されます。

【本件のポイント】
●コミュニティスペース「ひとつなぎカフェ」のグランドオープンセレモニーを開催
●近畿大学工業高等専門学校の学生と建築学部学生が空間デザインと家具製作を担当
●学生は、図上演習では学ぶことができないコミュニケーション力や企画力を実践で養う

【本件の内容】
東大阪市花園ラグビー場内にオープンする「ひとつなぎカフェ」は、東大阪市で福祉事業を手がける株式会社ノーサイドが運営し、障がいのある人もない人も、子どももお年寄りも、誰もが気軽に利用できるダイバーシティカフェとして、福祉と地域を繋ぐ場所にしたいという思いで作られました。
この「ひとつなぎカフェ」の空間デザインを、近畿大学工業高等専門学校の立神研究室と、同研究室の卒業生である近畿大学建築学部の学生が担当しました。イベント時には広いオープンスペースとしても利用するため、様々なシチュエーションに対応できる、汎用性の高い空間デザインを行い、株式会社ノーサイドが取り組むアート作品の展示や学生が製作した家具を融合して、様々な思いが一つの空間を形成することで、コンセプトである「ひとつなぎ」を表現しました。さらに、それらを包み込む白いキャンバスのような空間の中に配置したダイナミックなV字型の柱をアクセントとし、床にはフローリングを敷くことで、メリハリがありつつ木のあたたかみのある心地よい空間に仕上がりました。
また、設置される家具は、近畿大学建築学部の学生たちが製作し、多方向から座れる椅子やロープを使った椅子など座り方に自由度を持たせるよう、学生の柔軟なアイディアを盛り込みました。
学生が実際の店舗設計や家具製作を手掛けることによって、図上演習では学ぶことができないコミュニケーション力や企画力を養う機会になり、今後のデザイン能力向上のためにも良い機会となりました。

【店舗概要】
店舗名     :ひとつなぎカフェ
所在地     :大阪府東大阪市松原南1-1-1
         花園ラグビー場メインゲート西側
グランドオープン:令和4年(2022年)10月10日(月・祝)
営業時間    :10:00~17:00
定休日     :月曜・火曜
営業形態    :ドリンクの提供、アートギャラリー、貸しギャラリーなど

【オープニングセレモニー】
日時 :令和4年(2022年)10月10日(月・祝)10:00~12:00
場所 :ひとつなぎカフェ(大阪府東大阪市松原南1-1-1 花園ラグビー場内)
    (近鉄奈良線「東花園駅」から徒歩約8分)
出席者:東大阪市長 野田 義和 氏
    近畿大学工業高等専門学校 都市環境コース教授 立神 靖久
    近畿大学建築学部生 4名 他

【株式会社ノーサイド】
所在地 :大阪府東大阪市荒川2丁目8-26
代表者 :代表取締役 中西 良介
設立  :平成23年(2011年)7月
事業内容:障害者総合支援法及び、児童福祉法に基づく障がい福祉サービス又は地域生活支援事業

【関連リンク】
近畿大学工業高等専門学校
https://www.ktc.ac.jp/
建築学部
https://www.kindai.ac.jp/architecture/