福山市立動物園にアムールヒョウがやってくる

2020-12-22 14:20

広島県福山市にある福山市立動物園では,兵庫県の神戸市立王子動物園よりアムールヒョウ(雌)1頭が来園します。
導入後は、現在飼育している「ピン(雌・12歳)」と交代で展示していく予定です。

搬入日

2020年12月23日(水)

導入目的

アムールヒョウは、ヒョウの仲間では地球上で最も北に生息する亜種です。生息地(極東ロシアのアムール川流域)の森林伐採や密猟により野生での生息数は100頭ほどと非常に少なく、ワシントン条約Ⅰ類に指定されている絶滅危惧種です。国内では、9園館で18頭(オス8頭、メス10頭)が飼育されています。当該個体は、2019年7月29日に王子動物園において「アニュイ」と「セイラ」の間に生まれた3頭(スク・ラム・トライ)のうちの1頭です。この移動は、日本動物園水族館協会・アムールヒョウ計画管理者の推奨する繁殖計画に基づいた移動で、国内飼育個体群の個体数や遺伝的多様性の維持向上を目的としています。

福山市について

福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約47万人の拠点都市です。
福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年には築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。
産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。

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