アルテック、溶剤脱脂不要な金属3Dプリンター新製品 「Studio System(TM) 2」の取り扱い開始
~環境に優しく局排も不要、わずか2ステップで部品完成~
アルテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:池谷 壽繁(いけや とししげ)、東証一部上場:証券番号9972、以下 アルテック)は、金属3Dプリンター業界で急成長するDesktop Metal(デスクトップメタル)社(米 マサチューセッツ州)の、業界で最もオフィスフレンドリーな金属3Dプリンター「Studio System(TM) 2」の取り扱いを開始いたします。
簡単な2ステップ処理でオフィス向けに最適
複雑で高性能な金属部品の製造がこれまで以上に簡単になりました。画期的な2ステップ処理技術を備えた「Studio System(TM) 2」により、カスタム金属部品をより容易に造形できます。新しい材料を配合することにより、通常の溶剤脱脂の工程を経ずに、プリント部品を直接焼結炉に配置でき、ほぼハンズフリーで造形可能です。また、局所排気設備等の付帯設備が不要になり、オフィス環境に設置することができます。
「Studio System(TM) 2」商品ページ:
https://www.3d-printer.jp/desktop-metal/product/studio-system-2.html
ソフトウェア制御のワークフロー
複雑な金属部品の造形に特別な専門知識は不要です。「Studio System(TM) 2」に付属するFabricateソフトウェアを使用すると、プリントから焼結までの設定が全て自動化されます。これまで専門知識がないと難しかったスケーリングを自動的に行い、プリントから焼結までの配置方向を定め、分離可能なサポートを生成し、金属部品製造を最適化します。単純に設計データをアップロードし、ステップバイステップで行うユーザーインターフェースのガイダンスに従うだけで部品が完成します。
サポートはパーツから簡単に取り外し可能
「Studio System(TM) 2」は、Desktop Metalの第2世代となるサポート・テクノロジーを採用しています。このテクノロジーは、サポート構造を自動的に生成し、そのサポートとパーツ部分の間にセラミックインターフェイス材料をプリントして、焼結後にパーツを手で簡単に取り外すことができます。
ユーザーフレンドリーなハードウェア
「Studio System(TM) 2」を使用すると、溶剤脱脂の工程を省くことにより、部品設計と製造に、より多くの時間を充てることができます。ボタンを押すだけでプリントヘッドを交換し、詰め替え式のカートリッジシステムで材料をすばやく変更できます。また、プリント中に材料を簡単にロードできます。自由自在な造形が可能なプリンターとバッチ処理のできる焼結容量、多段構成可能な焼結レトルトで、金属造形がより身近になります。
より高精度な造形物
加熱されたプリンター内ビルドチャンバーとDesktop Metalで設計されたプリント・プロファイルにより、焼結直後の状態で優れた表面仕上げが得られ、高強度のジャイロ・インフィル構造が部品の軽量化を実現します。MPIF(Metal Powder Industries Federation)基準以上の材料と金属体積分率の高い媒体を使用しており、更に高圧押出および最大1,400℃の真空焼結により、鋳造部品と同等以上の最大98パーセントの密度の部品を製造します。
「Studio System(TM) 2」スペック
※スペックは予告なく変更される場合がありますので、ご了承ください。
ショールームのご案内
当社ショールームにて様々な3Dプリンターの実機を展示しております。
アルテック株式会社 東京テクニカルセンター
〒135-0016 東京都江東区東陽7丁目5番8号 東陽町MLプラザビル1F
会社概要(2020年11月30日現在)
会社名 :アルテック株式会社
本社所在地 :東京都中央区入船2丁目1番1号 住友入船ビル2階
設立 :1976年5月15日(昭和51年5月15日)
資本金 :5,527百万円
従業員数 :単体/138名 連結/402名 連結子会社/9社
持分法適用会社/1社
東証一部上場:証券番号9972
2007年よりObjet社の日本販売代理店として3Dプリンター事業を開始。
2012年末にObjet社と旧Stratasys社の合併を機にStratasys社3Dプリンターの販売代理店となる。
2017年にDesktopMetal社と代理店契約を締結。