多頭飼いをするときに知りたいこと!他の犬のえさを食べないようにしつける方法を解説
多頭飼いをしている飼い主が困るしつけの中には、他の犬のエサまで食べてしまうことがあります。たくさん食べるからこの犬は元気だ!なんて楽観的に考えていてはいけません。食べ過ぎることは、愛犬の健康を損なうリスクも上がるのです。食べ過ぎて起こる肥満は愛犬の病気を誘発し、最悪の場合死に至る病気に繋がってしまいます。また食べられた側も痩せて病気になる可能性があるためいいことがありません。
そうならないためにも、多頭飼いするときに他の犬のエサまで食べないようにするためのしつけの方法について解説していきます。
1、飼い主主導で行えるしつけの方法を紹介
食べ終わるまで飼い主が見守る
犬も人と同じように食べるスピードには個体差があります。そのため同じ犬種で同じ体格であっても早食いから遅食いの犬まで様々です。
そうなると早食いの犬が遅食いの犬の分をついつい食べてしまいます。
そうならないために、最後まで全ての愛犬が食べ終わるまで見守ってあげましょう。そしてもし他の犬のエサを食べようとした時には、間に入り止めるようにしましょう。
犬ごとに決めた場所で食事を与える
ケージを利用しない飼い主さんにオススメなのが、食事の間だけ愛犬ごとに部屋を分けてしまうことです。例えば、この犬は台所、この犬はリビング、この犬はベランダなどなど愛犬ごとにゆっくり食事できる場所を作ってあげましょう。
愛犬の数が多くてどうしても全部を見守りながら食事させることが難しい場合には、非常にオススメです。
食事を出したままにして放置しない
多頭飼いをしていると多いのが、食べた後のエサをそのままにしてしまうことです。
これは、多頭飼いしており食事中に飼い主が忙しい場合や、愛犬が食事するタイミングが毎回バラバラのため出したままにしているなど様々な理由があると思います。
しかしそうしていると、食いしん坊な犬がついつい他の犬のエサまで食べきってしまうので肥満のリスクが高くなります。そうならないためにも、エサを食べさせた後には片づけるまで面倒を見るようにしましょう。
食べ終わっていないエサはいったん片付ける
これも飼い主がよくやってしまうミスになりますが、愛犬の食べ残しをまだ食べるかと思いそのまま残してしまうことです。
これは他の犬が後からきて食べてしまう可能性があるのでやめましょう。
正しい方法は、食事を出したタイミングで残したものは一度片付けてください。そして時間が経過した後に次回の食事のタイミングで残った分をプラスして与えてあげましょう。
そうすることで残った分も食べることが出来て1匹だけ食事量が足りなくなるということもなくなります。
毎回食べきることが出来ない愛犬の食事回数を増やす
毎回食べ残しをしてしまう場合は、1回量を少なくして食事回数の方を増やしてあげましょう。そうすることで他の犬が食べ残しをすることがなくなるので結果としてつまみ食いされなくなります。
2、アイテムや環境をうまく使ったしつけを紹介
愛犬ごとにケージの中で食事を与える
他の犬がつまみ食い出来ないように、そもそも食べるスペースを分ける対応は有効です。またそれを行う場合、食べ終わるまでケージを開けないこともポイントになります。
犬によっては、食事を他の犬にとられると喧嘩になり怪我をしてしまいます。そういったことも防ぐことが出来るのでおすすめの方法です。
サークルを使用する
多頭飼いの場合、飼っている愛犬の数だけケージを用意するのは大変です。
また家の中にケージを置くとスペースを取られるので困ってしまいます。
そこで食事の時だけ、食べるスペースを区切ることのできるサークルがおすすめです。
ケージと違って布製のものがあり、折り畳みも簡単で使わないときにはスペースを取ることはありません。
また簡単に設置できるので、食事前にすぐ用意できるのもおすすめポイントです。
まとめ
多頭飼いをしているときによくある他の犬のつまみ食いは、食べられた側は痩せるリスクがあり食べた側は肥満になるリスクがあります。どっちも愛犬にとって健康を損なうリスクが高いため注意が必要です。ぜひ今回の記事の方法を参考にしつけを行ってください。