大阪エリア・兵庫エリアにおける 一般乗合バスの運賃改定について
阪急バス株式会社（本社：大阪府豊中市、社長：三田 和司）は、本日、国土交通省近畿運輸局に、大阪エリア・兵庫エリアにおける一般乗合バス事業の旅客運賃変更の届出を行い、10月1日（火）付で下記のとおり改定いたします。
ご利用のお客様にはご負担をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
1.改定理由
弊社では、2023年8月1日付で大阪・兵庫エリアにおける一般乗合バスの上限運賃変更認可を受け、同年9月1日に同エリアで運賃改定を実施いたしました。その際、お客様への影響を考慮し、認可を受けた上限額まで段階を踏んで運賃改定を実施することとし、本年秋に再度改定を実施することについて公表いたしておりました。
弊社の路線バスを取り巻く経営環境は、コロナ禍以前の利用水準まで回復が見込めず、昨年の運賃改定の効果を踏まえてもなお、収入面で厳しい状況にあります。また、深刻化する運転者不足に対応するための待遇改善や、燃料をはじめとした全般的な物価の高騰、更には環境対策としてEVバスの導入など、事業運営に要するコストは増加傾向にあります。
こうした厳しい経営環境のなか、引き続き、公共交通機関として旅客輸送サービスを安定的に提供するためには運賃改定による収支改善が必要であり、何卒ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2.運賃改定の概要について
（1）実施予定日
2024年10月1日（火）
（2）運賃改定の内容
旅客運賃の変更・・・《対象》大阪エリア、兵庫エリア
高齢者専用定期券 通学学期定期券の変更・・・《対象》京都エリアを含む全エリア
現行・改定 運賃比較表
・今回の改定において認可上限額まで達さない一部エリアについて、来年度上半期を目途に上限額までの改定を予定しております。
・京都エリアの運賃については変更ありません。
・尼崎市域においては、阪神バスの運賃に同調いたします。
*1 実施運賃：運賃の上限認可が得られた上で、上限の範囲内で実施する運賃額。実際にお客様から収受する運賃額
*2上限運賃：バス会社の経営に必要な総括原価に応じて算出される、バス事業者が収受してもよいとされる運賃の上限
・通勤定期券・通学定期券の割引率等に変更はありません。
高齢者専用定期券（はんきゅうグランドパス65・70）
・昨年9月の運賃改定時においては据え置いておりましたが、この度改定いたします。
通学学期定期券（阪急スクールパス）
・スクールパス630およびフリーについては、割引率を引き上げます。
○ICカード「hanica」のチャージ額に対するプレミア率は、8%で据え置きます。
3.運賃改定に伴う定期券の取扱いについて
・定期券は、2024年9月30日まで、改定前の運賃にてご購入いただけます。
・2024年10月1日以降に定期券を継続購入される場合は、改定後の運賃に基づいた定期券をご購入いただく必要がありますのでご注意ください。
※2024年9月30日以前にご購入の定期券は、有効期間内においては運賃改定日を跨いでそのままご利用いただけます。
※定期券の継続購入は、有効期限の13日前からご購入いただけます。
○『PiTaPa 1ヵ月定額型サービス』の取扱いについて
・『PiTaPa 1ヵ月定額型サービス』にご登録されている場合は、2024年9月16日から2024年10月15日までの間に、お客様ご自身で現在の登録内容を削除、改定後の運賃を再登録いただく必要があります（対象の全てのお客様に、個別にダイレクトメールにてご案内いたします）。
『PiTaPa1ヵ月定額型サービス』・・・よくご利用になる区間の運賃を事前にご登録いただくと、登録された運賃以下の区間を1ヵ月間（毎月1日～末日）に何回ご乗車いただいても、1ヵ月間定額で定期券のようにご利用いただけるサービスです。インターネットからの登録となりますので、窓口への来所が不要となり便利です。
※当サービスを適用するには、PiTaPaホームページ内の会員様インターネットサイト「PiTaPa倶楽部」での登録手続きが必要です。
※「PiTaPa」は、株式会社スルッとKANSAIの登録商標です。
4.その他
上限運賃の変更における申請理由、申請の概要、弊社の取組等につきましては、2023年3月31日付のプレスリリース「大阪エリア・兵庫エリアにおける一般乗合バス事業の旅客運賃上限変更認可申請について」( https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20230331n.pdf ）に記載しておりますのでご参照ください。
阪急バス株式会社 https://www.hankyubus.co.jp/
発行元：阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
