フロスト＆サリバン、調査レポートを発表：2027年までアジア太平洋地域の企業向けビデオ会議市場を中華圏が支配する

米国に本社を置くビジネスコンサルティング企業、フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社（所在地： 東京都港区、代表取締役：ロビン・ジョフィ）（以下、フロスト＆サリバン ジャパン）は、「2027年までアジア太平洋地域の企業向けビデオ会議市場を中華圏が支配する」について調査レポートを発表いたしました。

リモートワーク、リモートラーニングに関する組織の視点は新型コロナ危機で大きく変わり、リモートでの共同作業においてビデオ会議は不可欠となりました。未だに新型コロナのパンデミックは世界中の経済活動を抑制しているものの、同地域、特に中国における全体的な投資は、市場の堅調なパフォーマンスに貢献しました。世界の企業向けビデオ会議エンドポイントおよびインフラ市場規模は、2020年の8億6440万ドルから2027年には14.6億ドル、年平均成長率は7.8％に達すると予測されます。

「経済の縮小により、様々な市場におけるプロジェクトの遅延が発生し成長が抑制されるなか、新型コロナによるロックダウン下での中華圏での需要の急拡大は、同市場の縮小を相殺し、アジア太平洋地域の全体的な売上拡大に貢献しました」、フロスト＆サリバンICT部門シリアリサーチアナリスト、ユンソ・リーは言います。「厳しいウイルス抑制政策および、財務政策、財務支援の形での大規模な政府支援により、多くの中国の大企業はビデオ会議システムを導入しました」。

リーは更に言います、「中国に加え、高品質なネットワークが地方まで拡大し、優れたブロードバンドのインフラが利用可能になることにより、アジア太平洋地域の獲得可能な市場規模は拡大しています。教育、医療、政府分野におけるビデオ会議を利用によりビジネスモデルが変わり、それがアジア太平洋地域の新興国や開発途上国の後発追随層のベストプラクティスになりつつあります」。

同市場の機会を獲得するために、業界関係者は以下を検討すべきでしょう：

• リモートワーク、バーチャルミーティングがより一般的になるなか、異なる就業環境におけるユーザーにシームレスなミーティング体験を提供する。
• 複雑さを軽減し、ソリューション管理の課題を軽減するために統合プラットフォームを提供し、既存環境において、企業内でより多くの事業、より多くのユーザーに導入できるようにする。
• 特定の業界に特化したチャネルパートナーを介して、バーチャル授業、デジタル医療でのA/Vの使用など、教育、医療における新たなユースケースを検討する。
• 高度な計画と管理ソフトウェアを使用することにより、画一的なアプローチではなく、カスタマイズされた展開を重視することのベネフィットを強調する。
• デバイス・アズ・ア・サービス（Device-as-a-Service）を活用することにより、ITチームが組織のデジタルトランスフォーメーションプロジェクトに集中できるようにする。

アジア太平洋地域のビデオ会議エンドポイントおよびインフラ市場分析、2027年までの予測は、フロスト＆サリバンICT部門の最新の調査分析の一つで、Frost & Sullivan Leadership Councilを通して閲覧可能です。Frost & Sullivan Leadership Councilは、企業がこの不透明な未来で成功するための、継続した成長機会の流れを特定するためご支援します。

原文：

フロスト＆サリバンは独自のリサーチに基づいて企業のビジネスを成長に導くグローバルな知見を提供し、ビジネスの新たな成長機会の創出からイノベーションの実現までを支援する、リサーチとコンサルティング機能の両方を兼ね備えた企業のナレッジパートナー。世界40拠点以上のグローバルネットワークを軸に、世界80カ国ならびに300に及ぶ主要な全てのマーケットを網羅することで、メガトレンドや海外新興市場の台頭、テクノロジーの進化などのグローバルな変化に対応し、企業がグローバルなステージでビジネスを成功させるための360度の視点に基づいた知見を提供しています。

設立：2014年1月
沿革：2009年3月 日本支社「フロスト＆サリバン インターナショナル」設立
2014年1月 日本法人「フロスト＆サリバン ジャパン株式会社」設立
代表者：ロビン・ジョフィ（代表取締役）
所在地：〒107-6123　東京都港区赤坂5丁目2番20号　赤坂パークビル23階
URL: https://frost.co.jp/

フロスト・アンド・サリバン株式会社PR事務局（SivanS株式会社内）
担当：高谷
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