登録者数11万人超!ていねいな暮らしを発信するVLOGで人気のasakoさん、実は掃除が嫌いだった!?
著書『hibi hibiのていねいな暮らし』(あさ出版)より、掃除が嫌いで料理も苦手だったasakoさんがていねいな暮らしに至った経緯をご紹介します。
年末と聞いて思い浮かぶのは、大掃除—―。1年の汚れをすっかり落として、綺麗な状態で新年を迎えるための大イベント!
しかし、大掃除は大変でしんどい、つらいというイメージがあるのも否めません。そんな大掃除をしないというのは、暮らし系YouTuberのasakoさん。asakoさんは、日々の生活の中で“家事時間”を確保し、常に綺麗な状態をキープしています。
「そんなていねいな暮らしなんてできっこない」という声が聞こえてきそうですが、大丈夫!というのもasakoさんがそういう人だから!
“ていねいな暮らし”なんて思ってもみなかった
Vlog「hibi hibi」ではいろいろな方から「ていねいな暮らしですね」「ていねいで素敵です」などのコメントをいただきます。しかし、私は自分で“ていねい”に暮らしているという自覚は全くなく、むしろ「こんなに適当でも暮らしが好きなんです」ということを発信したくてVlogをスタートしたくらいです。
私はもともと掃除が嫌いで、料理は苦手、モノは捨てられずに溜まる一方……。本書では、いかに私が面倒くさがり屋で適当かが暴露されています(笑)。
私自身、ずっと雑誌で見るような暮らしやホテルのような暮らしに憧れていて、家具や生活用品を購入して集めたりしていたのですが、家の中はゴチャゴチャ……。
お気に入りのモノや素敵なモノを集めれば集めるほど浮き上がってくる光と影—―。
換気扇に油が溜まっていて、料理をしている時に上からポタポタと落ちてきたこともあります。
・掃除が嫌い
・掃除ができない
・掃除をするのが面倒
そんな状態だったのでギトギトの台所や汚れたトイレが目に入ってきて、自分の家なのにくつろげず、居心地が悪い場所となっていました。
一念発起して実行した大掃除
どうにもこうにもならない状況に追い込まれていた私は、「このままでは無理だ!」「なんとかしなければ!」という思いに駆られ、「よし、こうなったらいつもと違うことをしよう!」と一念発起して大掃除を決行しました。
何かの本で「良くない状況に思えることは、自分へのヒントだ」という内容を読んでいたので、「ヒントだよ、ヒントだ」という言葉を飲み込んで苦手で見たくもないと思っていた掃除へと突き進んだのです。
大掃除をするからにはと、一番気になっていた台所からスタートすることに——。
今まで溜めてきた汚れは頑固で手強い……。
実際に換気扇のまわりはひどかったので、重曹やセスキ炭酸ソーダなど、本やネットで調べたあらゆる方法で油汚れを落とすことにしました。
ギトギトしていて、しつこい汚れと対峙していると、今まで汚れを放置していた自分に悲しくなりました。
「知らなかった。こんなに汚れていたとは……。」
それでも無心で掃除を続けていると、少しずつ綺麗になっていく台所。
こんなに綺麗な台所は何時ぶりだろうと思うほど、長らく見ていなかった本来の台所の姿でした。
平凡な幸せが私にとっていちばん大切
2019年にVlog「hibi hibi」をスタートし、おかげさまで今では11万人以上の方に登録していただいております。
私には暮らしのハウツーやコツみたいなものがないので、自分が本で読んだりして実施したことや噛み砕いて自分なりの方法に落とし込んだことをVlogで発信しています。
書籍も何冊か出させていただき、大変ありがたいことです。
しかし決して舞い上がらず、地に足を着けて1日1日の中にある平凡な幸せを大切にしていくことは変わりません。
私にとっての平凡な幸せとは、「家があってよかった」「布団があってよかった」「美味しいお米があってよかった」といった何気ないことですが、このような些細なことに感謝できるということ自体を大切にしていきたいのです。
書籍概要
タイトル:hibi hibiのていねいな暮らし
ページ数:224ページ 著者:asako
価格:1,430円(10%税込) 発刊日:2021年10月18日
ISBN:978-4-86667-227-4
【目次】
1章 家事嫌いの私がはじめたのは“家事の習慣化"
2章 こんなに適当でも気持ち良く過ごせる
3章 定期的な棚卸しで生活に合ったサイズ感に
4章 “ていねいな暮らし"は毎日の積み重ね
こらむ 春先/初夏/梅雨/夏/秋/冬
【著者プロフィール】asako(あさこ)
デザイナー。石川県在住。
2019年の春よりYouTubeにて「hibi hibi」というタイトルでVlogをスタート。
夫と白猫のシロとクロと築25年の2LDKのマンションに暮らす。
季節ごとの家仕事や晩酌風景、自然の景色など、暮らしの一部をYouTubeで公開している。
実は大雑把で、掃除嫌い、料理は苦手だという。
著書には、『明日へのたね蒔き』(主婦の友社)、『hibi hibi 自分がよろこぶ暮らしかた』(大和書房)がある。YouTube登録者数は、約11万人。