近畿大学にデジタル時代のパイオニアたちが集結! シンポジウム「人間とAIが共創する未来をデザインする情報学」を開催

学校法人近畿大学
石黒浩氏(左)、夏野剛(中)、久夛良木健(右)

近畿大学情報学研究所(大阪府東大阪市)は、令和6年(2024年)9月5日(木)、東大阪キャンパスにて、「人間とAIが共創する未来をデザインする情報学」をテーマにシンポジウムを開催します。
特別ゲストとして、大阪大学栄誉教授で、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの石黒浩氏をお招きし、近畿大学情報学研究所長で株式会社KADOKAWA 取締役 代表執行役社長の夏野剛、近畿大学情報学部長の久夛良木健のほか、情報学研究所客員教授の4人とパネルディスカッションを行います。

【本件のポイント】
●大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの石黒浩氏をお招きし、公開シンポジウムを開催
●近畿大学情報学研究所長の夏野剛と近畿大学情報学部長の久夛良木健も参加
●「人間とAIが共創する未来をデザインする情報学」をテーマに、Society5.0の実現を語る

【本件の内容】
近畿大学情報学研究所は、生成AIの出現など現代社会を取り巻く激しい状況変化を踏まえ、Society5.0の実現のために今後我々が目指すべき取り組みについて議論することを目的に、シンポジウムを開催します。
令和7年(2025年)に大阪・関西万博開催を控える中、大阪府警察本部サイバーセキュリティ対策課の幹部警察官をお招きし、サイバー攻撃の動向や、大阪・関西万博でのサイバーセキュリティ対策についてお話しいただくほか、大阪大学栄誉教授で大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの石黒浩氏による特別講演「アバターと未来社会」を実施します。石黒氏は、最先端の人間酷似型ロボット「アンドロイド」の開発や、人間とロボットの相互作用の研究を行うロボット工学のパイオニアで、研究の成果は教育や医療分野の多くで応用されています。大阪・関西万博では、人間とロボットの未来に新たな可能性を探求したシグネチャーパビリオンを手がけます。また、パネルディスカッションでは、石黒氏のほか、夏野剛、久夛良木健をはじめとする近畿大学情報学研究所の教員が、「人間とAIが共創する未来をデザインする情報学」をテーマに、生成AIの出現などで競争が激化する現代社会の中で日本や近畿大学がどうすべきかについて議論します。

【開催概要】
日時  :令和6年(2024年)9月5日(木)13:30~17:00(開場12:30)
場所  :近畿大学東大阪キャンパス 実学ホール
     (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対象  :一般の方(定員250人、要事前申込、先着順、受講無料)
申込  :WEBサイトから申込み
     https://forms.gle/LaUbEaKJSUt14XWQA
     ※ 定員に空きがあれば当日の開始時間まで受け付けます。
お問合せ:近畿大学情報学研究所 TEL(06)4307-3116

【スケジュール】
12:30 開場
13:30 オープニング
13:40 大阪府警察本部 特別セッション
    「大阪・関西万博を支えるサイバーセキュリティ最前線」
14:20 特別講演
    「アバターと未来社会」
    大阪大学栄誉教授、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー 石黒浩氏
15:30 パネルディスカッション
    「人間とAIが共創する未来とは」
    大阪大学栄誉教授、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー 石黒浩氏
    近畿大学情報学研究所 所長 夏野剛
    近畿大学情報学部 学部長 久夛良木健
    情報学研究所 客員教授 山川宏
    情報学研究所 客員教授 森井昌克
    情報学研究所 客員教授 安田孝美
    情報学研究所 客員教授 牧野正幸
17:00 クロージング

【登壇者紹介】
石黒浩(いしぐろひろし)氏
大阪大学栄誉教授、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー
大阪・関西万博の中心となるシグネチャーパビリオンを手掛けるプロデューサーの一人で、ロボット工学の第一人者。これまでの功績は世界中の多数のメディアで取り上げられており、人とかかわるロボットやアンドロイドサイエンスを研究対象としている。

夏野剛(なつのたけし)
情報学研究所 所長
株式会社KADOKAWA 取締役 代表執行役社長
NTTドコモでi-modeを立ち上げ、株式会社ドワンゴではニコニコ動画の黒字化を達成。IPA未踏事業を通して、日本のスーパークリエイタの育成をリードする。

久夛良木健(くたらぎけん)
情報学部 学部長(実世界コンピューティング部門リーダー)
コンピュータエンタテインメントにおける世界の第一人者。家庭用ゲーム機「プレイステーション」の開発者であり、世界中の家庭内エンタテインメントに革新を起こした功績は国際的に広く知られている。

山川宏(やまかわひろし)
情報学研究所 客員教授(知能システム部門リーダー)
全脳アーキテクチャと汎用人工知能の研究に従事。株式会社ドワンゴ人工知能研究所の元所長であり、NPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ代表や、(一社)AIアライメントネットワーク理事として、脳と汎用型人工知能の研究をリードする。

森井昌克(もりいまさかつ)
情報学研究所 客員教授(サイバーセキュリティ部門リーダー)
神戸大学 名誉教授
サイバーセキュリティの専門家としてサイバー犯罪対策とセキュリティ人材育成の啓発など、日本のセキュリティ研究をリードしている。

安田孝美(やすだたかみ)
情報学研究所 客員教授(ICT教育部門リーダー)
名古屋大学大学院情報学研究科社会情報学専攻 教授
社会情報学の専門家として、ICTを活用した社会システムに関する研究と新しいメディアを活用した教育に関する研究をリードする。

牧野正幸(まきのまさゆき)
情報学研究所 客員教授(社会実装部門リーダー)
株式会社パトスロゴス 代表取締役CEO
日本初の大手企業向けERPパッケージを開発するワークスアプリケーショ
ンズを創業、国内シェアNo.1を獲得。現在は人的資本経営に必要な全てのSaaSのデータを集約するプラットフォームを開発し、業界を牽引。

【近畿大学情報学研究所】
令和2年(2020年)に近畿大学の18番目の研究所として開設。Society5.0を構成するサイバー空間に対応する「知能システム部門」、フィジカル空間に対応する「実世界コンピューティング部門」、これらを高度かつ安全に融合させるネットワークに対応する「サイバーセキュリティ部門」、今後の超デジタル社会で必要とされるICT技術の教育方法とICTを活用した教育に対応する「ICT教育部門」、AI・IoT・ブロックチェーンなどの高度な技術の社会実装や、産業界のDXに対応する「社会実装部門」、これら5つの部門からなり、いずれも各部門の第一線で活躍する専門家を教員として招聘しています。また、Apple社認定の教育トレーニングセンター「Apple Authorized Training Center for Education (AATCE)」や、近年急激に成長しているesports業界に大学の教育研究を通じて優秀な人材を輩出するため、大学施設では国内最高クラスのesports施設「esports Arena」を運営しています。

【関連リンク】
情報学部 情報学科 教授 久夛良木健(クタラギケン)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2767-kutaragi-ken.html

情報学部
https://www.kindai.ac.jp/informatics/
情報学研究所
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/cyber-iri/