柴田ケイコの妄想から生まれた「しろくま」シリーズが累計30万部突破 白がテーマの第9弾『まっしろしろくま』11/3発売
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023年11月3日に『まっしろしろくま』(柴田ケイコ作・絵/税込1,650円)を発売します。「パンどろぼう」シリーズ(KADOKAWA)で大ブレイク中の柴田ケイコさんですが、この「しろくま」シリーズはタイトル数が最も多く、著者の思い入れのある作品です。主人公のしろくまが、食べ物の中に「入ってみる」という着想が大うけしてヒット作となった『おいしそうなしろくま』以来、野菜や肉、スイーツから、時には食べ物以外のモノに入ってみるたびにファンを増やしてきました。最新刊の『まっしろしろくま』が9巻目となる本シリーズの累計発行部数は、30万部を突破しています。
食いしんぼうな主人公は、著者の分身
シリーズ1作目『おいしそうなしろくま』(2017年1月刊)は、柴田ケイコさんの「食べ物に入ってみたら」という妄想と、「しろくまはポーズが人間っぽい」という発見から生まれました。「実は、しろくまは食いしんぼうの私自身でもあります」という著者のコメントにも、しろくま愛が溢れています。
最新刊は「まっしろ」がテーマ
最新作『まっしろしろくま』は、食いしんぼうのしろくまが、「とうふ」「牛乳」「そうめん」など、「白い食べ物」の中に入ってみるお話です。今回は、はみがきこや雲、雪など、食べ物以外も登場します。しろくまと「白い食べ物」の「しろ×白」コラボは、「しろくまは、どこにいるかな?」というクイズにもなり、読み聞かせでも盛り上がります。読書の秋にはもちろん、クリスマスプレゼントにもピッタリの1冊です。
書店員の心をつかみシリーズ化
シリーズヒットのきっかけは、動物が食べ物に「入ってみる」という切り口の意外さと、しろくまのとぼけた表情のおもしろさが話題を呼び、「しろくま応援団」の書店員が増加したことにありました。工夫を凝らした手描きPOPやディスプレイが、書店を訪れる読者の目にとまり、少しずつ売れ行きを伸ばしていったのです。さらに、書店員の投票で決まるMOE絵本屋さん大賞で4位、同新人賞2位に入賞を果たしました。好評を得てシリーズ化が決まり、続編『あま~いしろくま』以後、『おべんとうしろくま』『パンしろくま』など、子どもたちにとって身近な食べものをテーマに8作品を刊行しています。「食に関心の少ない子どもが、食べ物に興味を持つようになった」「好き嫌いが減った」といった声も多く寄せられ、食育絵本としても支持されているシリーズです。
ゲラを読んだ書店員さんからの感想続々!
●料理にとけこむしろくまちゃん…気づかず食べてしまいそうですね…。えのきたけのインパクトに悲鳴を上げてしまいました。(田村書店吹田さんくす店 村上望美さん)
●暑い夏に寒い冬、私達の周りには一年を通して白い食べ物がたくさんあり、親子で読みながら「今日のごはんは何にしようかな~」と会話が弾みそうな一冊だなと感じました。(未来屋書店武蔵狭山店 高橋美穂さん)
●しろくまファミリーが白いものの中にまぎれこんでいて、一人一人(一匹一匹?)探すのも楽しい絵本でした。そうめんの中に、しろくまファミリーと一緒に入りたい!(くまざわ書店西新井店 中沢雅さん)
『まっしろしろくま』について
著者
柴田ケイコ(しばた・けいこ)
イラストレーター。高知県高知市出身在住。奈良芸術短期大学ビジュアル学科卒。
2003年JEANSFACTORY CONTEMPORARYARTAWARD優秀賞入賞。第10回ノート展準大賞。広告全般、出版物、web用あらゆるジャンルでイラスト制作に活動中。最近では土佐和紙を使用した立体物や、紙もの雑貨にも展開中。著書に『めがねこ』(手紙社)、『ぽめちゃん』(白泉社)、『ぱぱんがパン!』(アリス館)、『パンどろぼう』(KADOKAWA)、「しろくま」シリーズ、『ぱなしくん』(以上、PHP研究所)などがある。
書誌情報
タイトル:まっしろしろくま
作・絵:柴田ケイコ
発売日:2023年11月3日
定価:1,650円(10%税込)
判型:A4変型判上製
ISBN:978-4-569-88142-3
発行:株式会社PHP研究所
累計発行部数30万部突破「しろくま」シリーズ好評発売中
第1弾『おいしそうなしろくま』 MOE絵本屋さん大賞4位・新人賞2位 リブロ絵本大賞
第2弾『あま~いしろくま』 けんぶち絵本の里 びばからす賞
第3弾『おべんとうしろくま』
第4弾『うみのごちそうしろくま』
第5弾『おやさいしろくま』
第6弾『あかいしろくま』
第7弾『にくにくしろくま』
第8弾『パンしろくま』