子犬のトレーニングを始めるタイミングはいつなのか？

犬のしつけって難しいですよね。いつの間にか大人の犬になって他の犬や人に対して興奮したり、家の中で落ち着きが無かったりしてしまうものです。いつからしつければいいのか、またどんなふうにしつければいいのか誰も分からなかったからしょうがないと思う方もいるでしょう。
しかし、今回の記事ではいつからしつければいいのか、どんなしつけトレーニングをすればいいのか具体的に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

押さえていただきたいことは子犬の社会化期に行うということです。
子犬の社会化期は、犬が自分以外の動物に対して好感を抱く唯一の時期であり、社会に慣れやすい時期になります。
飼い主に好感を抱きやすいため、しつけしやすいこの時期は、生後4週～13週頃と言われています。この時期は、個体差や犬種ごとに差があるため一概には言えないため、おおよその目安程度に考えてください。
それでも6週～8週の段階の子犬は警戒心よりも好奇心が上回ることが多いため、人間からのしつけにも興味を示しやすいと言われています。

しつけトレーニングにおいて、社会化期はドックブリーダーが最も力を入れて行う時期になります。この時期にどんなトレーニングするかによって、それ以降の犬の性格が決定づけられるため、この時期のトレーニングは非常に重要であり効果的です。
他にも、この時期に接した動物に対し、一生愛着を抱くようになります。また、生物ではないタオルなどにも愛着も持つ時期であり、この時期に使った道具は一生犬のお気に入りになることが多いです。

この時期には生物にも生物でないものにも一生興味を持たせることができます。なので子犬が将来的に出会うものをここで見せておくことで、一生警戒心を抱くことなく温厚な犬になりやすいです。またその時に匂いをかがせることで、視覚だけでなく嗅覚でも記憶させることでどんな状況であってもパニックになって突然噛みついたりしなくなるのです。
例えば人間が使う衣類や電化製品などをこの時期に触れさせておくといいでしょう。

人に会うたびに興奮して吠えたり噛みつかないようにするために、この時期にいろんな人に会わせましょう。俗にいう人慣れのトレーニングになりますがこれをするかしないかでは将来大きく変わってくるのでぜひ行いましょう。

犬は人以上に音に敏感な生き物です。なので知らない音や大きな音に興奮することがよくあります。そこでこの時期に一生の内に必ず聞く音を聞かせるようにしましょう。そうすることで音にビックリしたりせず、どんな場所に行っても落ち着いた性格になっていきます。

子犬だからといって家の中でずっと飼ってしまいがちになりますが、それはよくありません。屋外には犬にとって刺激になるものがたくさんあり、この時期を過ぎると慣らすのが大変になってしまいます。ただ、この時期は免疫力が十分ではないため、感染に注意が必要です。そこで、キャリーバックやカートに犬を入れて外にならせるという方法がオススメです。

いかがだったでしょうか。
犬にとって非常にしつけをしやすい時期である「社会化期」。この時期がしつけするべき時期だと知っていた人は意外と少ないと思います。
可愛い時期でもあるので、ついつい自分の家の中で自分だけが世話をしてしまうと思います。しかしそれでは、しつけのなっていない犬になってしまうので、今回ご紹介したトレーニングをぜひ実践してみてください。