日韓併合時の朝鮮(朝鮮総督府)で働いた日本人の驚くべき証言『朝鮮総督府官吏 最後の証言』 (シリーズ日本人の誇り10)

インタビューで西川清氏は、朝鮮を第二の故郷と呼び、かわいがってくれた朝鮮人の上司や同僚のことを、朝鮮から必死に持ち帰った貴重な写真を見ながら昨日の事のように熱く語った

『朝鮮総督府官吏 最後の証言』 (シリーズ日本人の誇り10)
『朝鮮総督府官吏 最後の証言』 (シリーズ日本人の誇り10)

西川清氏「おそらく総督府の実態を語れるのは私が最後だと思います」

「朝鮮(北朝鮮及び韓国)等の言う従軍慰安婦なるものに、日本の軍や官吏が強制連行など関係したことは絶対あ りません」
本書のロングインタビューで日韓併合当時を熱く語ってくれた証言者の西川清氏(2015年8月現在、100歳) が、安倍首相への手紙で語った言葉です。(本書に収録)
西川氏は、80年前の日韓併合時の朝鮮において、朝鮮人の知事が統括する地方行政で内務課長を務めていました。日韓併合時、朝鮮で12年間働いていたからこそ出来る、貴重な証言です。
インタビューで西川氏は、朝鮮を第二の故郷と呼び、かわいがってくれた朝鮮人の上司や同僚のことを、朝鮮から必死に持ち帰った貴重な写真を見ながら昨日の事のように熱く語り、当時流行っていた懐かしい歌を愛おしそうに歌われました。

安倍内閣総理大臣へ手紙

西川氏は、数々の虚偽で日本の尊厳が汚される現状に義憤を覚え、安倍総理へ次のような手紙を書いたのです。
(本書176ページ参照、以下一部引用)
拝啓 安倍内閣総理大臣殿
日夜国事に精励されている総理大臣に対し、名もなき一介の老耄(ろうもう)がお手紙を差上げるご無礼をお許し下さい。
私は生きているうちにこれだけは申しおきたいと思う一事があります。
それは、いわゆる従軍慰安婦なるものについてであります。 結論から申せば、朝鮮(北朝鮮及び韓国)等の言う従軍慰安婦なるものに、日本の軍や官吏が強制連行など関係したことは絶対ありません。
かく私が断言することができるのは、私が朝鮮・江原道の寧越郡及び原州郡の内務課長を歴任した経験があるからです。以下、当時の状況等について申し述べます。(以下、省略)

その後、西川清氏の証言は、大手新聞に何度も取り上げられました。

日朝合同の野球チームで試合をしたり、桜の下で酒を酌み交わす

『朝鮮総督府官吏 最後の証言』<取材記>より抜粋

日韓併合の実態を行政側から解説できる朝鮮総督府官吏としての証言はおそらく西川氏が最後であろう。 他に朝鮮で生活した方がいたとしても終戦時は幼少であったり、当時を知る家族から伝え聞いた話が殆どになる筈である。それは一つの貴重な体験ではあるが、「朝鮮総督府の施政がどういうものであったか」という視点で語ることは難しい。だからこそ、この元官吏である西川氏の証言及びその写真、資料は日韓併合時の実態を知る上で貴重な記録である。ここに証言されている内容は、戦後教育を受けた人にとっては、驚きであるに違いない。取材に於いて西川氏は、朝鮮のごく平穏な生活と日常に触れ、そこで語られるのは幸せな朝鮮人と日本人の姿であった。また、貴重な写真からも朝鮮人と日本人とが普通に仲が良かったことが分かる。朝鮮人が日本人の上司になることも普通であり、職場の仲間と日朝合同の野球チームを作り他のチームと戦ったり、時に桜の下で酒を酌み交わした楽しい想い出も多く、朝鮮人と日本人は共に朝鮮の発展を願い職務に精励していたという。まるで現代社会と変わらないような錯覚を覚えるが、正にこれが歴史の真実である。

空襲がなく日本より安全だった朝鮮半島

大東亜戦争末期、日本の都市部は空襲を受け、民間人が数多く亡くなりました。特に、三多摩や伊豆諸島・小笠原を含む東京都全体では、空襲は100回を越えています。東京大空襲では、負傷者は約15万人、罹災者は約300万人、焼失面積は約140㎢、区部の市街地の約50%にもなります。それに引き換え、朝鮮では、空襲がなかったいうことです。

次世代に託す

インタビュー当時(2014年)、数え年で百歳を迎えられる西川清氏でしたが、長時間に亘るインタビューでも疲れた顔一つ見せられませんでした。

元朝鮮総督府官吏としての誇りを胸に、次のような言葉を私たちに残されました。
「我々日本人は他国の悪口を言うのは恥ずべきことだと思っている。しかし、私達にも反論はある。あなたの国の植民地はどうでしたか、女性達はどうでしたかと。沢山の情報を集めて、『あなたの国はこんな悪いことをした』とは言いたくはない。日本人は相手の非を世界中で宣伝することはみっともない と思っている。
しかし、これにも限界が来たように思う。これ以上、嘘で日本人の尊厳が世界中で傷つけられることには我慢の限界がある。ここで、きっちりと反論しておきたいと思う。
私は日本と朝鮮は互いに協力し合えば、世界で最善の存在となり得ると思う。それは、私が当時、朝鮮の人達と共に生活し、共に働いたことで確信を持っている。この思いを言葉に込めて、次なる世代に託したいと思う」

朝鮮総督府官吏 最後の証言 (シリーズ日本人の誇り10)

価格:1,540円
発売日 : 2014/8/15
言語 : 日本語
単行本 : 240ページ
ISBN-10 : 4434194453
ISBN-13 : 978-4434194450
寸法 : 18.2 x 2 x 12.8 cm

桜の花出版

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