ペットと避難できず壊れた自宅や車中泊を余儀なくされる飼い主たち　同行避難場所をスマホで検索できる新サービス開始

2024-10-02 10:00

ペット飼い主と施設の包括的な情報を提供する株式会社GLOBAL LIFESPAN(グローバルライフスパン)(本社：東京都港区、代表取締役：柴田正博)が、ペット同行避難場所の情報を統一的に提供する無料のペット総合施設検索サービス「PETLIF(ペットリフ)」を開始しました。

災害時におけるペット同行避難の現実

環境省は東日本大震災の経験を踏まえ、飼い主がペットを連れて避難する「同行避難」を推奨しており、その指針を「人とペットの災害対策ガイドライン(※1)」で示しています。今年1月に発生した能登半島地震では、ペットと一緒に避難できず、被災地に取り残された飼い主が被災するという事態が発生しました。また、避難できたとしてもペットが避難所に入れないため、ペットと一緒に過ごしたい飼い主が車中泊や壊れた自宅で避難生活を送るケースが多く見られました。このような状況は、過去の阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震でも繰り返されてきました。

環境省のガイドラインに基づき、各自治体はペット受け入れ可能な避難所の整備を進めていますが、その取り組みには地域差が大きいのが現状です。ペット飼い主の多くは、災害時にペットをどのように避難させるべきか、一緒に避難できるのか、どこに行けばよいのかといった不安を抱えており、正確な避難情報を入手できないという問題に直面しています。

※1：環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3002/0-full.pdf

ペットとの避難情報、スマホで迅速に検索

正確で適切な情報が十分に整備されていない現状を受けて、GLOBAL LIFESPANはペット同行避難場所の情報を統一的に提供する無料のペット総合施設検索サービス「PETLIF」を開始しました。このPETLIFは、災害時にペットと共に避難できる場所を掲載しており、以下の特徴を備えています。

(1) 避難場所：ペットが同行可能な避難場所の情報
(2) 最新情報：避難情報に関するガイドライン
(3) マニュアル：避難場所ごとのマニュアルが掲載

さらに、ペット飼い主がスマホでも迅速に情報を取得できるように、住んでいる地域に応じた検索機能を備えています。クリックするだけで詳細情報が閲覧できる仕組みや、カテゴリーごとに分けて情報を探しやすくする機能も搭載しています。ペット同行避難場所の情報を事前に確認できるだけでなく、災害が発生した際にもスマホで迅速に確認できるため、安心して避難でき災害時の不安が軽減され、ペットとの絆を保ちながら安全な避難が可能となります。

保護猫から生まれた日本最大級の情報サービス

PETLIFは、ペット同行避難場所の情報だけでなく、ペット飼い主とペット関連施設とを簡単につなぐプラットフォームであり、幅広いカテゴリーを一元化しています。代表の柴田は、大人になってから猫に関する番組をよく見る中で、保護犬猫が多くいる現状を知り、何か力になりたいと感じました。その思いから保護猫を引き取り、さらに2匹を迎え入れ、現在は3匹の猫とともに生活しています。保護猫を迎え入れる中で、飼い主として必要な施設情報が十分に整備されていないことに気付き、ペット飼い主が信頼できる情報を簡単に得ることが難しいと感じました。

このような情報不足を解決するため、ペット飼育者と施設をつなぐプラットフォームであるPETLIFを開発し、正確で信頼できる施設情報を一元的に提供するサービスを開始しました。災害時以外にも役立つペットホテルやトリミングサロン、ペット可の飲食店など、30種類の豊富なサービスカテゴリーにより、さまざまなニーズに応じた情報を詳細に検索することが可能です。

代表のコメント「私たちは、ペットの健康管理からトレーニング、保険、介護まで、多岐にわたる情報を提供しています。信頼と誠実さを基本に、ペット業界のプロフェッショナルとして責任を果たし、常に進化し続けるサービスを提供します。地域社会との協力を強化し、ペットの福祉向上に努め、持続可能なペットケアの実現を目指します」とコメントしています。

PETLIF　　　　　： https://www.petlif.com/
PETLIF(避難場所)： https://www.petlif.com/list/ota