【楽天モバイル×プラチナバンド】8割の楽天ユーザーが期待すると回答、他社ユーザーの反応は?
楽天モバイルユーザーと他社ユーザーの200名を対象に独自調査
セレクトラ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 グザビエ・ピノン)は、格安SIM・スマホの専門メディア「セレクトラ SIM」にて、「楽天モバイルのプラチナバンド」に関するアンケートを発表しました。
調査背景
2023年10月23日、楽天モバイルの悲願でもあったプラチナバンドの割当が決定しました。
割り当てられたのは770MHz〜773MHzの3MHz幅(上りは715~718MHz)。提供開始時期は、楽天モバイルが総務省に提出した計画書では2026年3月頃とされていますが、実際には2024年中の開始を目指すと発表がありました。
この大ニュースを機に、セレクトラ編集部では、楽天モバイルを契約している方100名と楽天モバイル以外を契約している方100名を対象にアンケートを実施しました。
楽天モバイルのプラチナバンド獲得で、楽天モバイルに期待するか?楽天モバイルに乗り換えたいか?を徹底調査しました。
調査結果サマリー
楽天モバイル契約者100名対象のアンケート調査①
・Rakuten最強プラン開始から約半年、通信環境の改善が期待されたが約6割の回答者が「以前と変わらない」と回答。
・約70%の回答者が地下・屋内では繋がりにくいと感じると回答。
・8割の回答者がプラチナバンドにより電波改善に期待すると回答。
・4割以上が半年以内のスタートを希望すると回答。
楽天モバイル以外を契約している100名対象のアンケート調査②
・大手3キャリアを契約する方が7割。その中でも4割の回答者がドコモユーザー。
・楽天モバイルがプラチナバンドを獲得したが、4割が「まずは様子見」と回答。
・今の携帯会社を継続している理由は40%が「料金に満足している」または「なんとなく」と回答。
・70%以上が「乗り換える予定なし」と回答。
アンケート調査概要
アンケート①
☐調査結果URL
https://selectra.jp/sim/providers/rakutenmobile/review#%E7%8B%AC%E8%87%AA%E8%AA%BF%E6%9F%BB
☐調査期間
スクリーニング調査:2023年11月20日~2023年11月20日
本調査:2023年11月23日~2023年11月23日
☐調査対象
楽天モバイル契約者 100名
☐調査手法
インターネット調査
☐調査機関
アイブリッジ株式会社
☐調査内容
・「Rakuten最強プラン」開始(2023年6月1日~)以降で繋がりやすくなったと感じますか?
・地下・屋内で楽天モバイルの繋がりにくさを感じますか?
・楽天モバイルにプラチナバンドの割り当てが決定しました。楽天モバイルの電波の改善に期待しますか?
・いつからのプラチナバンドの提供開始を期待しますか?
・楽天モバイルの良いところ・悪いところ(改善してほしいところ)をそれぞれ教えてください。
アンケート②
☐調査結果URL
https://selectra.jp/sim/providers/rakutenmobile/review#%E7%8B%AC%E8%87%AA%E8%AA%BF%E6%9F%BB
☐調査期間
スクリーニング調査:2023年11月20日~2023年11月20日
本調査:2023年11月24日~2023年11月24日
☐調査対象
楽天モバイル以外契約者 100名
☐調査手法
インターネット調査
☐調査機関
アイブリッジ株式会社
☐調査内容
・現在ご契約中の携帯会社を教えてください。
・楽天モバイルがプラチナバンドを獲得しましたが、これを機に楽天モバイルに乗り換えたいと思いますか?
・2の回答の理由を教えてください。
・現在ご契約中の携帯会社を利用している理由を教えてください。
・他社に乗り換えるなら、どこに乗り換えたいと思いますか?
理由も教えてください。乗り換えを考えていない場合は、その理由を教えてください。
アンケート①(楽天モバイルユーザーへの楽天モバイル継続意向調査)
最強プラン開始から約半年、半数以上のユーザーが変化を感じていなかった
2023年6月1日から「Rakuten最強プラン」を開始した楽天モバイル。
KDDIとの新しいローミング協定により、人口カバー率99.9%を達成し、従来は月間5GBまでに限られていたパートナー回線(KDDI)での高速データ通信も無制限で利用可能となりました。
大幅な通信環境の改善が期待されていましたが、今回の調査ではユーザーの約6割が「以前と変わらない」という意見でした。
一方で、36%のユーザーが改善を感じていました。
セレクトラ編集部が2023年6月9日(最強プラン開始から10日後)に実施した調査では、98%が「変化を感じない」と答えていました。
今回の結果を見ると、楽天モバイルの基地局設置の努力の結果が出ているのかもしれません。
7割のユーザーが地下・屋内での繋がりにくさを感じていた
「楽天モバイルはプラチナバンドがないため地下・屋内で繋がりにくい」が定説のようになっていますが、現状はどうなのかユーザーに質問しました。
結果、約7割が「地下・屋内で繋がりにくい」と答えており、一部「全く繋がらない」と評価する声もありました。
3割は「問題なく繋がる」と答えている数字が多いのか少ないのかは分かりませんが、プラチナバンドの早期開始が望まれますね。
8割がプラチナバンドに期待!繋がりやすくなって真の最強プランへ
8割のユーザーが、プラチナバンド獲得による電波の改善に期待すると答えました。
楽天モバイルが割り当てられた帯域幅ではユーザーをカバーしきれないのでは、という報道もありますが、ユーザーの期待にしっかり応えてくれることを願います。
4割以上が早期のプラチナバンド開始を希望、意外と待ってくれるユーザーも多数
楽天モバイルが公式に提出している計画書では、プラチナバンドの開始は2026年3月ごろが見込まれていますが、実際は2024年始めを目指す、とも言われています。
今回の調査では、ユーザーに「どれくらい待てるか?」を質問してみました。
ユーザーの気持ちは「1日でも早く」のようで、やはり半数近くが半年以内のスタートを希望していました。
一方で、「1年以上待ってもいい」というユーザーが3割いたのは少し驚きでした。
楽天モバイルの挑戦し続ける姿勢に根強いファンがいる、ということの裏付けかもしれません。
楽天モバイルの良さは安さ・通話無料・ポイントが貯まるに集約される
最後に、楽天モバイルの良いところ・改善してほしいところを自由回答でユーザーに質問しました。
楽天モバイルの良いところ
料金の安さ、Rakuten Linkで通話無料、楽天ポイントが貯まる、という点に回答が集中しました。
料金に関していえば、安さだけでなく分かりやすさを評価する声が多かったのも特徴的です。
大手キャリアの複雑なプランや割引システムは、「実は無駄にお金を払っている?」という疑いが残りますが、楽天モバイルの使った分だけ払うというシンプルさはユーザーに嬉しいポイントです。
楽天モバイルには海外でも2GB使える、というメリットもありますが、今回の調査では特に挙がりませんでした。
・データ使い放題2980円は他社の追随を許さない魅力
(愛媛県、50代男性)
・料金が分かり易くネットが無制限が気に入ってます。動画を毎日見るので大助かりです。
(神奈川県、70代男性)
・あまり使わない月は勝手に安くなるので良い。
(神奈川県、50代男性)
・良いところは、楽天リンクアプリを使えば通話とメッセージが無料でできるところです。
(福岡県、60代男性)
・月額が安い。無料通話アプリがある。ポイントがたまりやすい。
(東京都、40代女性)
・楽天ポイントを月額に充当できるので良い
(神奈川県、50代男性)
楽天モバイルの改善してほしいところ
やはり多くのユーザーが「つながりやすさ」の改善を求めていました。
・以前と変わりなく電波通信状況が良くない、このままでは他の会社に変更したい
(大阪府、60代男性)
・料金が分かりやすくて安いけど、通信が遅い。特に地方。
(東京都、50代男性)
・よくないところはまだまだつながらないところも多い田舎は特にです。今後に期待です。
(宮崎県、50代男性)
屋内で繋がりにくいことから、電子マネーが使えなくて不便という声もありました。
・屋内の店の中でも繋がって欲しい
(群馬県、40代女性)
・電波外で決済に使えないのがこまる
(長崎県、50代男性)
支持する声が多いRakuten Link(楽天リンク)も、使い勝手が悪いという声もありました。
・通話アプリなのにスーパーアプリ化してアプリの使いかってが悪い。
(埼玉県、50代男性)
・無料通話のアプリで無料で電話ができるのが良いが、着信に折り返す時アプリからすぐに発信できたら良い。
(愛媛県、60代女性)
・悪いところは、通話が途切れ途切れになってしまうところです。
(福岡県、60代男性)
アンケート②(他社ユーザーへの楽天モバイルへの乗り換え意向調査)
大手3キャリアを契約する方が7割近く!中でもドコモの存在感が圧倒的
現在ご契約中の携帯会社を質問したところ、68%がドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアでした。
その中でもドコモが41%と、さすがの存在感です。
格安SIMと呼ばれるこれら3キャリアよりも安い通信サービスを提供する事業者は数多くありますが、まだまだ大手キャリアは強いようです。
楽天モバイルがプラチナバンド獲得も、4割がまずは様子見
今回の調査の本題ですが、他社ユーザーは楽天モバイルのプラチナバンド獲得をどのように受け止めているのでしょうか。
楽天モバイル唯一の課題ともいえるのが、通信の不安定さです。
その打開策となり得るのがプラチナバンドの獲得ですが、まだ開始していないので「まずは様子見」という堅実な意見がほぼ4割を占めました。
とはいえ6割が乗り換えを検討することはないと答えています。
乗り換えを検討したいと答えた方の声
・価格は魅力的だったが繋がりづらいと聞いていたので乗り換えしなかったがプラチナバンドの取得で懸念が解消されたので
(北海道、40代男性)
・通信状況が安定しているのか見極めたいから。
(宮城県、50代女性)
・楽天が軌道に乗れば乗り換えあるかも。
(兵庫県、60代男性)
・(現在の)使用料が高いので、検討したい
(東京都、40代女性)
乗り換えを検討しないと答えた方の声
・近くに取り扱いストアーが少ない
(山口県、70代女性)
・現在の携帯電話会社に満足していて、当分変更するつもりはないので。
(神奈川県、50代男性)
・楽天にいいイメージはない
(北海道、20代男性)
・どんどんと通信品質が上がってきてはいるような気はしますが、まだまだドコモ、au、ソフトバンクには及ばないイメージがあるからです。
(宮城県、50代男性)
・現在加入の「ドコモ」で満足しているので「のりかえ」は面倒。今のところは変更しない。ただし、今後「のりかえ」の可能性はある(ドコモの料金が高いので)。
(福岡県、60代男性)
乗り換え先として「楽天モバイルを検討しない」と答えた方の中には、「近くに店舗がない」「今のところで満足しているから」「乗り換えが面倒だから」という声が多数だったものの、楽天モバイル自体に良いイメージがない声と言うのも一定数ありました。
今までの「つながらない楽天モバイル」という根強いイメージを払拭できるかも、楽天モバイルが今後利用者数を伸ばすための重要な課題となりそうです。
今の携帯会社を続けている理由は「料金に満足している」「なんとなく」が最多数
現在契約している携帯会社を利用している理由を自由回答で質問したところ、明確な理由としては「料金に満足している」「家族で契約している」が多数となりました。
「その他」では、「特にない」という回答が多かったものの、「ペイペイ商圏だから」「経営が安定しているから」「乗り換えが面倒だから」といった声も挙がりました。
「なんとなく」とずばり答えた方は20%でしたが、多くの方の根底にある気持ちかもしれません。
すぐの乗り換えを検討していない方が7割強も、乗り換え先1位は楽天モバイル
今回の調査では、76%の大多数が「乗り換える予定なし」と回答しました。
一方で、楽天モバイルを挙げた声が8%あり、名前が挙がった携帯会社では一番となりました。
今後この声が増えるのか、楽天モバイルのプラチナバンド実装に期待が高まります。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「セレクトラ・ジャパン株式会社による調査」である旨の記載
・アンケートの掲載ページのリンクと設置
アンケート調査リンク:https://selectra.jp/sim/providers/rakutenmobile/review#%E7%8B%AC%E8%87%AA%E8%AA%BF%E6%9F%BB
セレクトラ・ジャパン株式会社/Selectra Japan K.K.について
セレクトラは、スマホ・SIM情報の他に、電気・都市ガス・LPガス・インターネット・自動車保険などの生活インフラサービスに関わる幅広い情報を家庭および法人を対象に提供するフランス発のウェブマーケティング企業です。(※2023年12月現在、計17ヵ国でサービスを展開)
「頑張らなくても一番賢い選択ができる場を提供したい。」をモットーに、消費者が納得のいく選択ができるサービスを目指します。
会社概要
代表者名:代表取締役 グザビエ・ピノン
所在地:〒150-0011 東京都渋谷区東1-27-9 奥山ビル5F
設立日:2016年6月2日
運営サイト:
・料金比較のセレクトラ(https://selectra.jp)
・電力事業所(https://denryoku-jigyousho.jp)
・電ガススイッチ(https://denryoku-gas.jp)
・スマートマネーライフ(https://smart-moneylife.jp)
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