8/8は屋根の日 -「飛び込み営業はしない」建築のプロが回答したもっともな理由|工事店職人124名のアンケート結果

リフォームの参考書『リフォームの青本・外壁塗装の赤本』を発行する「優良工事店ネットワーク」(福岡市中央区)は「8月8日 屋根の日」にちなんで全国の職人に「屋根」に関するアンケートを実施しました。

【調査結果】
●屋根の点検は「6年〜10年」に一回するのが理想
●屋根が劣化する原因は「自然環境」
●飛び込み業者の点検や見積りをおすすめしないと9割以上が回答
●屋根の補修と外壁塗装は同時に行うのがセオリー
●ベテランの職人も唖然!屋根工事の驚きエピソード

提携している全国の優良な工事店の職人124名へ、「屋根」に関するアンケートを行った結果を発表します。

背景

8月8日は「屋根の日」です。普段あまり目にすることのない「屋根」の重要性を知って欲しいという思いから「全国陶器瓦工業組合連合会」が制定した記念日。

漢数字の「八」が屋根の形にも似ていること、「八」を重ねたものが「瓦」を重ねた様子に似ていることから「8月8日」が選ばれました。

私たちがほとんど目にすることがなく、頑丈なイメージがある屋根ですが、実は意外と劣化しやすい箇所。実際に雨漏りなどの被害がなければ破損や劣化に気付きにくいため、気付いた時にはすでに時遅し・・・、とならないようにしたいものです。

今回は全国の優良な工事店の職人に「屋根」に関するアンケートを行いました。その結果を発表します。

屋根の点検は「6年〜10年」に一回が理想

Q1:屋根点検をする周期の理想は?

半数の職人が「6年〜10年」に一度は点検を行った方がいいと回答。

材質によってメンテナンス期間は変わってきますが、常に紫外線や雨風に晒されている屋根は劣化しやすい箇所です。定期的に点検やメンテナンスを行わないと、「雨漏り」など家全体の致命的な欠陥に繋がることもあります。

童謡にも「屋根より高い 鯉のぼり〜♪」とあるように、屋根は高いものの象徴です。自分で屋根に登って点検するのは、危険を伴う上に屋根材を壊してしまうこともあります。

自分で点検を行う際は、安全面を考慮して近くの高台や高い建物の上から確認する、脚立から見える範囲、屋根裏を確認するなどにとどめて、屋根に登ることは控えたほうが良いでしょう。

屋根が劣化する主な原因は「自然環境」

Q2:屋根が劣化する一番の原因はなんだと思いますか?

自由記述の回答でしたが、約半数の職人が「紫外線」が原因だと回答。次いで多かったのは「雨風」や「積雪」などで、屋根が劣化する一番の原因は「自然環境」のようです。

もっとも多く回答のあった「紫外線」は、色あせや屋根材のひび割れなどを引き起こす原因となります。見た目が悪くなるだけでなく、「雨漏り」の原因となり、放っておくと雨水が建物に入り込み「梁や柱」などを腐らせてしまうことも。

「雨風」によって屋根に汚れが溜まることでカビや苔の発生原因になり、屋根材の劣化を促進させます。

そのほかにも「定期的な点検やメンテナンスの有無」といった意見も多くありました。重大な被害に繋がる前に、定期的な点検を行い劣化した箇所を修繕するのが家を長持ちさせるポイントなのでしょう。

また、豪雪地帯や沿岸部、台風被害の多い地域などは特に屋根の劣化も激しいという意見もありました。地域によっても劣化のスピードは変わってくるようです。

飛び込み業者はおすすめしないと9割以上が回答

Q3:飛び込み業者による点検・見積りをおすすめしますか?

なんと職人の9割以上が「おすすめしない」と回答。飛び込み業者によるトラブル事例はよく耳にしますが、実際に同業者である職人の中でも評判はよくないようです。

「不安をあおり、必要のない工事を勧めている場合がある」
「酷い場合は屋根に登り自分で破損させる業者もいる。」
「不具合があると言って、どこの屋根で撮ったか分からない写真を見せて不安を煽る。」

上記のような誠実とは言えない強引な営業を行っている業者が少なからずいるからおすすめしないようです。

「屋根が割れているから無料で点検しますよ」と親切なフリをして屋根に上がり、ウソの情報で危機感を煽るなど、人の不安につけこむ手口が後を絶たちません。その証拠に、公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」(国土交通大臣指定の相談窓口)には、訪問販売に関するトラブルも含めて約1万件(2020年)の相談があったとのこと。

※参考:https://www.chord.or.jp/documents/tokei/soudan_siryou_web2021.html

「外壁」などと比べると「屋根」は自分の目で直接確認ができない分、業者の意見を鵜呑みにしてしまうことも多く、このような悪質な営業が横行しているのかもしれません。

もし飛び込み営業をきっかけにリフォームを検討するにしても、その場で契約せずに他社に点検や見積りを依頼して、複数の業者に話を聞いた方が良いでしょう。

屋根の補修と外壁塗装は同時に行うのがセオリー

Q4:屋根の補修や葺き替え(カバー工法)の際、外壁塗装も同時に工事をした方がいいと思いますか?

96%とほとんどの職人が同時に工事をしたほうがいいと回答しました。その理由のほとんどが、「屋根工事と外壁塗装を同時にやった方が足場代(15万円前後)がお得になるため」というもの。

屋根材と外壁材は外部環境にさらされるという点で劣化の時期が似通っています。屋根補修でも安全面上、足場の設置が必要なケースがあるため、同じ時期に外壁塗装も一緒に施工したほうがトータルのリフォーム代が節約になるという考え方です。

心情的なものとして、屋根が綺麗になると外壁の汚れや劣化が目立つ(気になる)ようになるため一緒にした方がいいという意見もありました。自分たちの大切な家、住み心地だけでなく見た目の美しさを気にする人も多いのでしょう。

ベテランの職人も唖然!屋根工事の驚きエピソード

Q5:屋根工事の驚きエピソードはありますか?

ベテラン職人が驚いた、多くの衝撃エピソードが寄せられました。その多くが、「施工不良の発覚」と「野生動物との遭遇」です。

●明らかに手抜き工事・・・!施工不良の発覚

高齢のおばあちゃんの住宅で、8年前に飛び込み業者に塗装してもらったとのこと。屋根に上ってみると塗った形跡が全くなかった…。下から見えないことをいいことに破風板や樋しか塗っていなかった。
軒天が落下してびっくりして相談に来られた方がいたが、点検してみると工事のやり方が素人同然…。見よう見まねで工事をしていたようです。こういう手抜きや欠陥工事は、お客様が知らないだけ、気づかないだけということで、何か問題が発生しないと分からないのが実情。
建築の良し悪しは素人目にはわかりにくいことに加え、見えない部分や隠れている部分があるため、悪質な業者に依頼してしまうと手抜き工事をされることもあるのでしょう。

●屋根の上で出会った珍客!?動物との遭遇

コウモリの巣やハクビシンの溜め糞があって掃除に四苦八苦した。他の現場では蛇の巣があり、8匹の蛇に遭遇した…。
キツツキが破風板に穴をあけて軒裏に巣を作っていた。その穴から雨が入り軒先が腐食して垂木や野地板も補修する事になった。
着工の段階でスズメバチの巣が見つかり、ハチの巣除去が終了するまで着工を待ちました。

いざ屋根にあがった時に、思いもしない動物と遭遇するのはちょっとした恐怖体験かも知れません。1割以上の職人が、動物と遭遇して驚いたと回答しました。屋根に動物が住み着いていることは珍しいことではないのかも知れません。

●施主も知らない部屋が・・・!?まさかの行動に驚き

施主も知らない屋根裏部屋があった。中学生の息子が親の留守中にコツコツ作って4帖ほどの秘密基地ができていた。

知らないうちに「屋根裏部屋」ができていたというエピソード。職人さんではなく、施主さんが見つけていたらもっと驚かれていたかも知れませんね。

調査結果まとめ

屋根はあらゆる自然環境や自然災害から私たちを守ってくれる心強い存在ですが、家屋の中でもっとも目にする機会が少ない部分だとも言えます。

今回の調査では、屋根の点検やメンテナンスの大切さはもちろん、それをやってもらう業者選びも重要だとわかりました。特に「飛び込み業者はおすすめしない」と回答した職人が9割を超えるなど、業者選びを誤るだけでお金を失うだけではなく、大切な家が弱体化してしまうこともあります。

飛び込み業者から不安を煽られ修理を依頼したくなる気持ちもわかりますが、慌てずに、複数の業者に相談して依頼先を決めたほうが良いでしょう。


【調査概要】
●調査期間 :2022年7月
●調査機関 :自社調査
●調査対象 :自社と提携している工事店の建築士や職人
●有効回答数:124名
●調査方法 :インターネット調査

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株式会社ゆうネットが運営する「優良工事店ネットワーク」では「優良な工事店だけ」を消費者に紹介するサービスを行っています。

実際にリフォーム工事をした施主にアンケート調査を実施し、「優良」と高い評価を得た工事店だけを次の消費者に紹介する仕組みです。登録審査も厳しく、社内建築士が書類審査・面談などを行っています。実際に登録に至るのは全体の1割未満。

また、今回のアンケートにもあったように、リフォームで最も重要な「信頼できる業者選びのコツ」を得ることができる無料参考書を配布しています。

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