トウモロコシ種子市場、2028年まで3.99%のCAGRで成長見込み

株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：小野悟、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「トウモロコシ種子の世界市場-2028年までの市場規模、シェア、COVID-19の影響と予測」（Mordor Intelligence Pvt Ltd）の販売を3月13日より開始しました。

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トウモロコシ種子の世界市場はCAGR3.99%を記録すると予測されます。

・育種技術別最大セグメント-ハイブリッド：高い生産性、幅広い適応性、生物学的および非生物学的ストレスへの高い耐性により、ハイブリッド種子の需要が増加しています。
・国別最大セグメント-米国：米国は、輸出の増加、トウモロコシの主要生産国であること、バイオ燃料の抽出需要の増加により、最大の国となっています。
・育種技術別急成長セグメント-開放受粉品種とハイブリッド派生品種：開放受粉品種は、肥料や農薬などの投入量が少なく、ハイブリッド種子よりも安価で、低所得農家でも購入しやすいのが特徴です。
・国別急成長セグメント-アルゼンチン： アルゼンチンは、トランスジェニックハイブリッドの採用増加、市場価格の上昇、近隣諸国からのエタノール需要により、急成長している国です。

育種技術別ではハイブリッドが最大セグメント。

・2022年、ハイブリッド種子は世界のトウモロコシ種子市場の92%の主要シェアを占めています。開放受粉品種とハイブリッド派生品種は8%のシェアを占めています。ハイブリッド分野は2028年に金額ベースで28%成長すると予測されています。ハイブリッドには様々な形質があるため、ハイブリッドへの需要が高まっています。
・2022年、開放受粉品種とハイブリッド派生品種は世界のトウモロコシ種子市場のわずか8%を占めています。北米では、米国が優勢で、開放受粉品種とハイブリッド誘導体の種子市場の83%を占め、メキシコがそれに続きました。この2カ国を合わせると、世界市場シェアの51%を占めています。
・ハイブリッドでは、トランスジェニックハイブリッドがハイブリッドトウモロコシ種子市場の50.3%を占めています。非トランスジェニック・ハイブリッドが市場の49.7%を占めています。トランスジェニック・ハイブリッドはCAGR 4.3%を記録し、成長が見込まれています。北米は、畜産業からの需要により、遺伝子組み換えハイブリッドの世界の主要ユーザーとなっています。
・除草剤耐性トウモロコシ種子セグメントは、トランスジェニックトウモロコシ種子種子市場の大部分を占めています。これは、雑草が作物の生産を低下させ、作物の損傷により生産者の利益に30%～40%の影響を与えるためです。
・南米では、ハイブリッドの使用率は100％です。遺伝子組み換えトウモロコシのハイブリッドは、この地域の主要生産国によって完全に承認され、昆虫と除草剤に耐性のあるトウモロコシ種子がこの地域で広く利用されています。
・アフリカでは、開放受粉品種の使用率が高いです。ガーナは開放受粉品種の使用率で1位を占めており、2021年の同国のトウモロコシ種子市場の84.5%を占めています。

・2021年、トウモロコシ種子市場は世界の穀物・穀物種子市場の64.8%を占めています。これは、主要な主食であることから高収量品種の増加や消費需要、畜産業からの需要増加により、2028年までに29%増加すると予測されています。
・世界的に見ると、2021年のトウモロコシ種子市場は北米が最大でした。米国は同地域最大のトウモロコシ生産国であり、金額ベースで世界のトウモロコシ種子市場の53％を占めています。米国ではハイブリッドやGMコーンの利用率が高いため、1エーカーあたりのトウモロコシの生産性が高いです。
・北米に続き、アジア太平洋は世界最大のトウモロコシ種子市場です。この地域の主要国は中国とインドで、合わせて2021年の世界のトウモロコシ種子市場の27%を占めています。中国におけるトウモロコシの栽培面積は2017年に4240万haであったが、2020年には4130万haに減少しました。面積の減少にもかかわらず、生産量は増加しました。生産量の増加は主に、同国での改良品種使用による収量の増加によるものです。
・欧州では、フランスが最大のトウモロコシ種子市場であり、世界のトウモロコシ種子市場の4%を占めています。このシェアは、市販種子の使用量増加に伴う播種面積の増加により、一貫して増加しています。2022-2028年の間に面積は8%増加すると予想されています。
・高収量品種の増加や、民間企業によるストレス耐性・耐病性品種の研究の増加が、予測期間中のトウモロコシ種子市場の促進要因になると予想されます。

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