素形材産業に関する産学官の意見交換 ものづくりの未来を担う若手人材と素形材企業をつなぐ

学校法人近畿大学

近畿大学理工学部(大阪府東大阪市)と経済産業省製造産業局素形材産業室は、令和6年(2024年)8月27日(火)、近畿大学東大阪キャンパスにて、ものづくりの未来を担う若手人材と素形材産業※の意見交換会を実施します。
※素形材産業:金属素材を変形・加工して、製品を作り出す産業で、例えば鋳造、鍛造、ダイカスト、金属プレス、金型等がある。

【本件のポイント】
●産学官のネットワークを活用した、素形材料に関する意見交換会を実施
●素形材産業の課題解決に向けて、新たな発想や前向きな挑戦について議論
●学生が技術者と話をすることで、キャリアについて考え、挑戦意欲を醸成する機会とする

【本件の内容】
素形材産業は、様々なものづくりに欠かせない基盤であり、これまで日本の製造業の競争力維持・強化に貢献してきました。日本のものづくり産業に携わる企業や団体は、鋳型ロールを含む素形材技術を活用した高品質・高付加価値部品等を製造できる強みを有していますが、新興国をはじめとする各国との競争激化や、エネルギー環境問題およびデジタル化の進展、サプライチェーンの安全性確保に加え、構造的人材不足など社会課題への一層の対応機会に直面しています。
こうした社会課題への対応策を含め、日本の製造業の持続的な競争力維持・強化に向けて、産学官のネットワークを活用し、ものづくりの未来を担う若手人材への講演と意見交換を行い、素形材に関する新たな発想や前向きな挑戦について議論します。主に機械分野を専攻する学生が、自身のキャリア形成を考え、日本のものづくり産業を支える企業や団体との交流を深めるとともに、現代のものづくり産業における社会課題に対する新たな発想や、前向きな挑戦意欲を醸成する機会とします。

【開催概要】
日時  :令和6年(2024年)8月27日(火)13:00~14:30
場所  :近畿大学東大阪キャンパス 38号館2階 S-202室
   (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
   ※荒天時は対面からオンライン開催に切り替える可能性があります。
対象  :近畿大学理工学部機械工学科の学生約20名および教職員
参加企業:株式会社淀川製鋼所、虹技株式会社
主催  :経済産業省製造産業局素形材産業室
共催  :近畿大学理工学部機械工学科

【プログラム】
13:00~13:05 出席者紹介
13:05~13:20 講演「ものづくりの未来について考えよう!」
       経済産業省 製造産業局素形材産業室 室長 星野昌志氏
13:20~13:45 講演「ロールづくりへのおもい」
       株式会社淀川製鋼所 大阪工場ロール生産グループ
       グループリーダー 渡辺達也氏
13:45~14:10 講演「いいものづくり」
       虹技株式会社 開発部 井上達央氏
14:10~14:25 学生、教職員との意見交換
14:25~14:30 閉会の辞

【参加企業】
株式会社淀川製鋼所
所在地   :大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番1号
代表者   :代表取締役社長 二田哲
設立    :昭和10年(1935年)1月
事業内容  :家電製品や建物向けの表面処理鋼板、物置等のエクステリア製品、有名建築物に使用される建材製品、様々な産業分野で使用されるロールなどの製造及び販売
資本金   :232.2億円
従業員数  :1,217人
ホームページ:https://www.yodoko.co.jp/

虹技株式会社
所在地   :兵庫県姫路市大津区勘兵衛町4丁目1番地
代表者   :代表取締役社長 山本幹雄
設立    :昭和15年(1940年)6月
事業内容  :大型鋳物、自動車用金型鋳物、鉄鋼用圧延ロール、鋳造鋳鉄棒の製品、機械・環境関連に用いられる送風機・ゴミ焼却プラントなどの製造及び販売
資本金   :20億271万円
従業員数  :743人
ホームページ:https://www.kogi.co.jp/

【関連リンク】
理工学部
https://www.kindai.ac.jp/science-engineering/