【奥入瀬渓流ホテル】苔10周年記念! 朝から晩まで苔三昧の宿泊プラン「おいらせ苔旅」提供 | 予約開始日:2023年6月13日/期間:2023年6月24日〜2024年6月19日
奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテル「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」では、2023年6月24日〜2024年6月19日の期間、苔10周年記念! 朝から晩まで苔三昧の宿泊プラン「おいらせ苔旅」を提供します。1泊2日の当プランでは、苔にまつわるコンテンツの誕生10周年を記念して、苔をテーマにした苔スイートルームが新登場し、まるで本物の苔を観察している気分を楽しめる朝食の苔モーニングやアクティビティなど、苔づくしで滞在を楽しめます。
背景
十和田八幡平国立公園内を流れる奥入瀬渓流は、国の特別名勝、天然記念物、国立公園の特別保護地区に指定され、日本で約1800種類ある苔のうち約300種類以上が生息しています。同時に、日本の中でも苔の聖地として知られ、2013年には「日本の貴重なコケの森」に選定されました。奥入瀬渓流ホテルでは、より多くの方に苔の魅力を伝えたく、渓流沿いを歩きながらさまざまな種類の苔を楽しむ「苔さんぽ」や苔をイメージした「苔ランチ」などを組み合わせた、宿泊プラン「苔ガールステイ」を2013年から提供してきました。2023年は、苔と歩んできた10年という節目を記念して、苔の魅力をより楽しめる、当ホテルならではの宿泊プランを用意しました。
特徴1 苔ラグジュアリーを体感できる「苔スイートルーム」
当プランで宿泊できるのは、苔をテーマにした1室限定の客室「苔スイートルーム」です。客室内の至るところに渓流の苔を感じられるデザインを施し、苔に包まれているかのような贅沢感とくつろぎを感じられます。中でも目を引くのは、リビングルームの壁や床下に設えた本物の苔を使用したインテリアで、どこを見ても苔づくしの空間が広がります。また、リビングルームには苔テーブルを設えており、さまざまな種類の苔が生息する奥入瀬渓流の環境をイメージし、テラリウムのように苔眺めながらの食事も楽しめます。
特徴3 神秘的で奥深い苔の魅力を知る2つのプログラム
奥入瀬渓流は、渓流のすぐそばに遊歩道が設置されているため、千差万別の苔をじっくり観察するのにぴったりの場所です。普段の生活では決して目立つことのない、ひっそりと静かに輝きを放つ苔の世界は、一度覗き込んでしまうとなかなか脱することができません。当プランでは、そんな苔の魅力を存分に満喫できる2つのアクティビティプログラムを体験できます。
<苔さんぽ>
渓流コンシェルジュとともに、通常30分程で歩ける奥入瀬渓流の中流域約1kmのコースを、約2時間かけて苔を観察しながら歩きます。苔を観察したり、触ったりするだけではなく、霧吹きとルーペを使いミクロの世界をのぞくことで、苔のさらなる魅力に気づくことができます。苔を熟知している渓流コンシェルジュの説明により、苔の構造や生態、苔と森のつながりも学べ、ルーペ越しに見えてくる美しい世界につい夢中になり、なかなか前に進めなくなるアクティビティです。
<こけ玉作り体験>
館内で楽しめる「こけ玉作り体験」では、奥入瀬渓流に生息する苔やシダ、 カエデ、ブナなどの植物を使用し、渓流に点在する苔むした岩を表現します。 完成したこけ玉は、家に持ち帰れるため、旅を終えても苔を愛でることができます。
さらに苔を楽しめる館内のパブリックエリア
<本物の苔を用いた、幅8.5mの巨大な「苔アートウォール」>
渓流-BASEで目を引くのは、本物の苔を使用した幅約 8.5m、高さ約2mの巨大な「苔アートウォール」です。使用しているのは奥入瀬渓流に生息しているホソバオキナゴケで、本物の苔のふわふわした質感に触れたり、ルーペを使って繊細なデザインを楽しんだりできます。苔アートウォールの中には、小さな自然の美しい世界が広がっており、その奥深い世界を堪能できます。
<苔に囲まれた空間で、響き渡るせせらぎと四季の自然に癒される渓流露天風呂>
眼下に広がる渓流と四季の自然を感じられる渓流露天風呂に広がるのは、湯船を囲うように設えた一面の苔の景色です。高さ約3.5メートル、幅約16メートルの壁に本物の苔を使用した迫力満点の露天風呂で、苔を間近で眺めながら、ユニークな湯浴みを楽しめます。朝から夜まで時間を変えて温泉に浸かることができるため、朝露に濡れたきらきらとした苔や、夜のライトアップで輝きを増す苔の景色を楽しめます。目の前の渓流からは瀬音が聞こえ、まるで森の中でくつろいでいるかのような落ち着きを感じられます。
■源泉:猿倉温泉混合泉
■泉質:単純泉(低張性中性高温泉)
■適応症:筋肉や関節の慢性的な痛み、胃腸機能の低下、冷え性、疲労回復、うつ状態など
■備考:時期により、営業時間が異なる場合があります。
「おいらせ苔旅」滞在スケジュール例
<1日目>
15:00 チェックイン
15:00 こけ玉作り体験に参加
16:00 渓流-BASEやホテル中庭で苔観察の練習
18:00 ビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」にて夕食
21:00 渓流露天風呂で湯浴み
<2日目>
09:00 苔スイートルームにて苔モーニング
10:00 チェックアウト
10:00 苔さんぽ
「おいらせ苔旅」概要
期間:2023年6月24日~2024年6月19日チェックイン *ただし、休館日、貸切日を除く。
料金:94,890円~(2名1室利用時1名あたり、税込)
内容:苔スイートルームへの宿泊(1泊2日)、夕食ビュッフェ、苔モーニング、こけ玉作り体験、苔さんぽ
定員:1日1室(1組4名まで)
予約:公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/)にて1週間前までに予約
備考:7月29日~11月5日チェックインの期間は2泊以上での予約を承ります。
天候により、アクティビティが中止となる場合があります。
■奥入瀬渓流の苔年表
2012年 地元のネイチャーガイドたちにより、モスプロジェクトスタート。東日本大震災後、十和田・奥入瀬エリアの観光促進のため、苔が新たな観光資源として注目された。
2013年 日本蘚苔類(せんたいるい)学会より日本の貴重なコケの森に認定。
2014年 「日本蘚苔類学会第43回大会」が奥入瀬渓流ホテルで開催される。全国各地の苔に関する研究者が参加し、苔の研究発表や観察会が行われた。
2018年 十和田市で「モスツーリズムシンポジウム2018」開催。奥入瀬渓流のモスツーリズムの取り組みとして宿泊プラン「苔ガールステイ」が紹介された。
■奥入瀬渓流が日本の貴重なコケの森に選定された理由(*2)
1 渓流中の石の上に多様な蘚苔類が生育する景観は奥入瀬渓流を代表する景観のひとつとなっている。
2 遊歩道沿いに点在する岩や、倒木や橋の欄干には苔がそれらの基物を覆いつくしている。また、奥入瀬渓流は林床の朽木、樹幹、岩石上のほか、流水中の転石上まで満遍なくコケ植物群落が見られ、蘚苔類の存在が景観上重要である。
*2 参考:日本蘚苔類学会ウェブサイト