ROXTEC プロセス産業の脱炭素化に貢献

リスクを管理しながら機会を捉える

バイオガスまたは RNG (再生可能天然ガス) は、石炭、石油、その他の化石燃料の代替として有力視されています。 温室効果ガスの削減を可能にし、発電から持続可能な航空燃料まで、あらゆる分野で Win-Win の状況をもたらすバイオエネルギー産業は、成長を続けています。 課題は全く無いのでしょうか? 「難しい点は安全面にあります。 爆発性ガスを取り扱うときは、信頼性の高いシーリングが必要になります」と、シーリング製品を提供している Roxtec の米国セールスマネージャーである Bill Schwartz は話します。

バイオガスは、牛糞、農業廃棄物、食品産業廃棄物、廃水、埋立地などから発生します。 これらの生物学的物質を再利用することで、電気や暖房に使用できるエネルギーが得られます。また、自動車、列車、航空機に使える持続可能な燃料に改良することも可能です。 バイオエネルギーを活用した脱炭素化は、気候変動対策の一つです。プロセス産業の多くの企業が、化石燃料を燃やす代わりに再生可能エネルギーの利用に努めています。

本格始動

今世界各地において、農業、食品、水管理、バイオディーゼル、メタノール、埋め立てなどの分野で、政府、エネルギー大手、大小さまざまな企業が、脱炭素化をビジネスにつなげようと協力しています。 糞尿を処分する代わりにバイオガス生産から肥料を得たい企業もあれば、調理から出る廃棄物を再利用し、トラックに使用できるバイオディーゼルを生産したいと考える企業もいます。 多くの国において、企業は遠隔地や農村部のバイオガス施設に対する財政支援から利益を得ています。 脱炭素化に対する関心の高まりにより、バイオガスプラントや製造施設、ガスパイプライン沿いの遠隔操作用局舎などへの大規模な投資がなされ、新規の建設プロジェクトがあります。

必要なのは認証を受けている製品

しっかり考慮すべきポイントは、 バイオガス環境は危険場所であるという点です。

「爆発性雰囲気では、防爆と耐火規格に適合している部品を使用することで安全性を確保する必要があります」と Bill Schwartz は話します。

これは、大規模プラントにも当てはまりますし、ガス供給網に注入されるバイオガスの監視センサーや電子機器を格納する遠隔地にある局舎にも当てはまります。 バイオガスには、二酸化炭素やメタンなどの有毒ガスや温室効果ガスが含まれていて、爆発の危険性があるため、漏洩させることができません。 そのため、貫通部を密閉するシーリングソリューションには、防爆規格に適合しているシーリングソリューションおよび3時間耐火が可能な認定済みの真の蒸気気密バリアが一般的に求められます。

機械的機構のシーリングソリューション

安全性を確保する必要がある場合、施設全体にあるケーブルやパイプの貫通開口部にどんなシーリングソリューションを使うのか、その選定にも影響します。 ケーブルやパイプは施設全体の壁や床を貫通し、機器収納箱に引込まれています。人命と設備資産を保護するためには、防爆規格に適合し、ガス密性と耐候性に優れたモジュラー式貫通部製品を使って開口部を塞ぐのがおすすめです。 Bill Schwartz が提案するのは、まさに完璧なソリューションです。

「機械的な仕組みの Roxtec シールは、危険なバイオガス環境でも使用できるよう試験され、防爆規格に適合しながら耐火要件も満たしていますが、それだけではありません。 施工後も繰り返し開け閉めが可能で、外径が異なるケーブルやパイプに合わせて調整できる仕組みなので、更新工事が簡単にできます。 革新的な新技術を採用するこの業界では、追加配線や新機器の追加に対応できることが重要です。」

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