演劇「EDDIE」芸術鑑賞会 ボクシングの名トレーナー、エディ・タウンゼントの生き方
近畿大学附属福岡高等学校(福岡県飯塚市)は、平成29年(2017年)10月2日(月)、生徒を対象に芸術鑑賞会を行います。また、劇団ing(イング)によるボクサーとトレーナーの師弟関係を描いた演劇「EDDIE」を鑑賞し、生徒各々の人生の在り方及び生き方について学ぶ機会を設けます。
【本件のポイント】
●ボクシングのトレーナーであるエディ・タウンゼントと世界チャンピオンの井岡弘樹との師弟関係を通して夢・挫折・友情・人間愛を描いた演劇を鑑賞
●演劇鑑賞を通して生徒は感性を高め、自分の生き方等について考える機会とする
【本件の概要】
本校では毎年秋に芸術鑑賞会を開催しており、落語や太鼓ライブや舞台観劇などを通して、本物の芸術にふれ感性を高める教育を行っております。本年度は、6人の世界チャンピオンを育てたトレーナー エディ・タウンゼント氏と元世界チャンピオンの井岡弘樹氏の師弟関係を描いた、舞台演劇「EDDIE」の鑑賞会を行います。本校生徒には、師弟関係の信頼を軸に、夢の大切さや挫折を乗り越えること、友情や人間愛を通して、生きる意味を考える機会とします。
■日時:平成29年(2017年)10月2日(月)13:30~15:30
■会場:近畿大学附属福岡高等学校 体育館
(福岡県飯塚市柏の森11-6、JR福北ゆたか線「新飯塚駅」からバス約5分)
■対象:全校生徒(850人)・保護者
【演劇「EDDIE」ストーリー】
数多くのボクシングのチャンピオンを育て上げてきたエディ・タウンゼント。しかし、国内ボクシング界の資金事情により、チャンピオンを自らの手で一から育てたことがなかった。ある日、ダイヤの原石の少年と出会う。まだ中学2年生だった井岡弘樹である。友であり、師弟である二人は、互いに信頼を深めながら、チャンピオンロードを歩んでいった。
この物語は、井岡弘樹がチャンピオンになり、初防衛戦に勝利するまでを描いた物語である。
【劇団イング沿革】
1988年4月 劇団イング設立。
1988年5月 旗揚げ作品「EDDIE」誕生。(作・演出/藤井つとむ)東京、大阪、名古屋にて公演。
全国演劇鑑賞会、おやこ劇場、高等学校演劇鑑賞教室等での上演開始。
2001年8月 日本劇団協議会主催公演ユースフェスティバルに「EDDIE」参加。
2009年3月 ヨウゴウムービング((株)影向舎)との共同制作劇団となり、新体制により制作・公演活動を
全国的に展開。
【主人公エディ・タウンゼント プロフィール】
1914年10月4日 ハワイ・ホノルル生まれ。父は弁護士。母は日本人。
3歳の時、母と別死。
14歳でボクシングに取り憑かれ、高校在学中、ボクシングジムにスカウトされる。
1932年 17歳、全ハワイ・アマチュアフェザー級チャンピオンになる。
アマ戦績147戦134勝13敗。
1936年 プロへ転向。以後、13戦全勝無敗。
太平洋戦争勃発によりジム閉鎖。それをきっかけに、現役を引退し、トレーナーに転身。
1958年 森百合子と結婚。
1959年 長女シャーロン誕生。
1962年8月11日 力道山の招きで来日。以後、日本にて選手の育成、指導に従事。
1964年 次女ダーナ誕生。
トレーナーとして多数のジムを渡り歩き、その間6人の世界チャンピオンを育成。
トレーナー務めたボクサーは、近畿大学の卒業生である赤井英和をはじめ、藤猛、
田辺清、海老原博幸、カシアス内藤、柴田国明、ガッツ石松、村田英次郎、友利正、
井岡弘樹、等がいる
1988年1月31日 癌のため他界。享年73歳。