第1回東京中野物語文学賞候補作からデビュー!『水槽世界』(飛鳥新社)4月23日発売

飛鳥新社のライト文芸新レーベル「with stories」第1弾作品 畑芽育さんのコメントつき帯

作家のエージェント会社、アップルシード・エージェンシー(代表:鬼塚 忠、所在地:東京都新宿区)契約作家、文月 蒼(ふみづきあおい)さんのデビュー作『水槽世界』が、4月23日に飛鳥新社より刊行されます。
本作は飛鳥新社が新しく立ち上げたライト文芸の新レーベル「with stories」第1作となります。
文月さんは2021年から小説執筆を開始し、東京中野物語2022文学賞に応募。惜しくも受賞はできなかったものの、選考委員の中でもこの作品を推す強い声があり、出版につながりました。
帯には、女優・畑 芽育さんのコメント。透明感のある印象的な書影カバーイラストはKUさんが手がけています。
飛鳥新社のライト文芸新レーベル「with stories」は、「感動と勇気」を物語とともに提供。心が癒され、満たされ、明るく前向きな気持ちになれる最高のエンターテインメント作品がラインナップされます。また「with stories支援プロジェクト」として、本書の売上の一部は「能登半島地震復興支援」へ寄付されます。

作者 文月 蒼さんの言葉

〇作家を志した理由
私は小さな頃から文章を考えるのが好きでした。友達に手紙を書くのも、授業で作文をするのも、日記をつけるのも、どんな内容でも考えている間はわくわくしました。
会社員として仕事をするうちに、そんな気持ちもすっかり忘れていましたが、昔の日記を見つけた時に思い出すことができました。
なので、就職活動の志望動機のように考え込まれたものは何もなく、ただ、純粋に楽しくて、わくわくするからというのが理由です。

〇今作の執筆背景や意図(作品に込めた想い)
この作品を思いついたのは深夜の長距離バスの中でした。停まったバスの窓から見る外は真っ暗で、怖い人がいたらどうしようと思いました。そこから、一目で人の善悪の区別がつけばいいのになと思い、水槽世界の設定を考えつきました。
作品は「他者との違いを受け入れる」、「多様性」がテーマの1つです。違う考え方、ものの感じ方、見た目などをできるだけ受け入れていく。同じように、自分も受け入れてもらえるように踏み出していく。この作品が、住み心地の良い世界を作ろうとするみなさまの、勇気の一助になれたらいいなと思っています。

あらすじ

友達0人の陰キャ高校生、橘 海人は、「人の心に棲みつく魚が見える」という能力を持っている。
魚を通して相手の気持ちや人となりがわかってしまうため、対人関係が苦手だったのだが、ひょんなことからクラスメイトの桜庭 澄歌と仲良くなる。
友達として次第に彼女に惹かれていく海人。そんな中、二人の前に魚を食べて回る巨大なクジラが現れる。澄歌の魚も狙われ、守りたいと思う海人だが、その矢先に能力を失ってしまう――。
二人は鯨を止めるため、夏祭りの夜にある作戦を立てる。果たして海人は澄歌と魚を守ることができるのか?
魚をモチーフとしたファンタジーな世界観。純愛100%のラブストーリー

作者プロフィール

文月 蒼(ふみづき あおい)
1995 年、北海道生まれ。かに座、A 型。「東京中野物語2022 文学賞」最終選考作品にノミネートされた本書がデビュー作。好きな魚はナポレオンフィッシュ。

書籍概要

・出版社 ‏ : ‎ 株式会社飛鳥新社
・発売日 ‏ : ‎ 2024年4月23日
・判型 ‏ : 四六判/266ページ‎
・定価:1,273円+税
・ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4868010098

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