【ダイキン】エアコンの節電に関する実態調査を実施「エアコンの節電方法を誤解している人が約6割」

しくみがわかれば賢く使える「節電に役立つエアコンのしくみ」サイトと動画公開

ダイキン工業株式会社は、電気代の値上げが気になる2023年の夏本番を前に、全国527名の20歳~59歳までの男女を対象に「エアコンの節電に関する実態調査」を実施しました。
昨年から続くエネルギー価格や原材料の高騰等により、様々な製品・サービスの値上げが続いています。電気代においても同様で、6月に大手電力7社による電力料金の値上げが実施され、約1ヵ月半が経ちました。電気代が高止まりする中、家庭の消費電力の多くを占めるエアコンは、節電の取り組みにおいて無視できない存在です。これらを背景に、このたび生活者が取り組むエアコンの節電の実態を調査しました。

今回の調査は、6月中旬に東京で最高気温が30℃を超える中で実施しました。まず明らかになったのは、すでにエアコンが必要な暑さにもかかわらず、電気代高騰を背景に「エアコンの使用を控える」という人が約7割にのぼったことです。夏本番を前に、役立つ節電情報の重要性はさらに増していることが伺えます。
効果的な節電の重要性が高まる中、調査では、約6割(59.2%)の人がエアコンの節電方法について何らかの誤解をしていることが判明しました。中でも最も誤解が多かったのは「風量はできるだけ『弱』で使う」でした。また「室外機をカバーで覆う」や、「こまめにスイッチを切る」などの方法も挙げられました。一見すると正しそうに思えますが、実はエアコンのしくみ上、どれも消費電力の増加につながりやすい行動です。電気代高騰と熱中症リスクの狭間で、効果的な節電情報の必要性が増しているにも関わらず、エアコンのしくみがあまり知られていないことが、このような誤解を生んでいる可能性が伺えます。

こうしたことから、ダイキンは、エアコンのしくみや上手な節電方法を解説したWEBコンテンツ「エアコンの『冷やすしくみ』と電気代の関係」を7月12日に公開しました。また、コンテンツ内には動画「エアコンの『冷やすしくみ』がわかれば、賢く使える」も用意し、エアコンのしくみや効果的な節電につながる理由を分かりやすくご紹介しています。

◆WEBコンテンツ「エアコンの『冷やすしくみ』と電気代の関係」URL:
https://www.daikin.co.jp/air/life/mechanism

約6割の人が誤解している!? 良かれと思ってやってしまいがちな “勘違い節電術” 第1位は「風量をできるだけ『弱』で使う」

大手電力7社による電気代値上げから約1ヶ月半が経過し、気温は大きく上昇しています。そのような中で気になるエアコンの節電方法ですが、節電につながりそうな方法でも、実は逆効果になってしまうこともあります。
今回の調査では、効果的な節電方法と逆効果になりかねない方法をそれぞれ4つずつ挙げ、「夏場にエアコンを使う際、節電になると思うものはなんですか」と複数回答形式で尋ねました。その結果、効果的な節電方法が多く選ばれた一方で、約6割の人が逆効果になる方法を効果的なものとして選んでしまう結果となりました。逆効果になりかねないにもかかわらず効果的な節電方法として選ばれたものは、いわば“勘違い節電術”と言えるのではないでしょうか。
今回の選択肢のうち、効果的な節電方法として最も知られていたのは「空気清浄機や扇風機、サーキュレーターをエアコンとセットで使う」(56.9%)でした。一方、逆効果になりかねないにもかかわらず、節電効果が期待できる方法として最も票を集めたのは「風量はできるだけ『弱』で使う」(26.5%)でした。
風量を抑えるとファンの回転音が小さくなるため、消費電力が抑えられていると思いがちですが、エアコンのしくみ上、室内が涼しくなるまでに時間がかかり、その分、消費電力量が増加する場合があります。エアコンのしくみを知ることが、こうした誤解を避けることにも繋がると考えています。

お部屋の冷やし方や電力を多く使う場所など 知っているようで知らないエアコンのしくみ

エアコンは、室内の暖かい空気から集めた熱を屋外に追い出すことで部屋を涼しくしています。空気から熱を集めるのが「室内機」、熱を屋外に追い出すのが「室外機」です。室内機と室外機にはそれぞれ「熱交換器」が内蔵され、それらを結ぶ配管には、「冷媒」と呼ばれるガスが温度や圧力を変化させながら循環し、室内機から室外機へ熱を運ぶとともに、熱交換器を通じて空気との間で熱の受け渡しをしています。また、室外機には、冷媒が熱の受け渡しをするために必要な温度や圧力をコントロールするとともに、冷媒を循環させる役割を担う「圧縮機」が内蔵されており、エアコンを構成する部品の中で最も電力を消費しています。今回の調査では、こうしたエアコンのしくみに関する認知度についても調査しました。
まず、「エアコンは室内にある熱を屋外に移動させることで涼しくしているのを知っていますか」と尋ねたところ、49.2%が「知らなかった」と回答し、2人に1人が知らないという結果になりました。
さらに、エアコンが最も電力を使う場所について「エアコン全体の消費電力のうち、室外機が占める割合はどのくらいだと思いますか」という質問をしたところ、正解である「80%以上」と回答した人は1割に留まる結果となりました。

エアコンの節電における大切なポイントは、室内機、室外機ともにスムーズに空気を吸い込んだり吹き出したりできる状態を保つことです。そのため、フィルターの定期的な掃除や、室外機周辺の整理整頓はとても重要です。
また、熱を運ぶ量によって圧縮機にかかる負荷が変わるため、負担を減らす使い方への意識も大切です。例えば、冷房運転のスイッチを入れると室温を下げるため圧縮機が勢いよく働きます。冷房時に設定温度を下げれば、それも圧縮機の負荷になります。エアコンの消費電力の多くを占める圧縮機への負荷を抑えることも節電のポイントで、「こまめなスイッチのON/OFFを避ける」ことや「設定温度を下げるより風量を強める」ことなども工夫のひとつです。エアコンのしくみを知らないと、こうしたポイントを見落としてしまうかもしれません。

電気代高騰によるエアコンの使用控え7割強 夏が近づくにつれ高まるエアコンの使用控え

「電気代高騰により、エアコンの使用自体を控えようと思いますか」という質問に対して、7割以上(71.1%)の人が「とても思う」「やや思う」と回答しました。これは、5月に行った調査(※1)結果(エアコンの使用自体を控えようと思っている人:61.7%)と比べて約10ポイント上昇した結果となり、気温が高い日が増えてくる中で、エアコンや電気代への意識が高まってきた可能性が考えられます。
夏のピーク時間帯にご家庭の電力消費の多くを占めるとされるエアコンですが、厳しい暑さの中、節電のために無理に使用を控えると、熱中症を引き起こすリスクも考えられます。そのため暑さ対策として、エアコンを適切に使用することが重要となります。エアコンのしくみを知って節電しながら上手に使用することが、エアコンの積極的な使用につながるのではないでしょうか。

※1 電気代値上げとエアコンの節電に関する意識調査
https://www.daikin.co.jp/press/2023/20230530

年々深刻になる猛暑や熱中症リスクに備えたり、健康的で快適な生活を送ったりする上で欠かせないエアコンですが、家庭でもっとも電気を使う家電製品でもあります。エアコンは、日頃の使い方の工夫で快適性を保ちながら電力消費も抑えられます。今回の調査結果を見ると、効果的な節電に取り組んだり、無駄な電力消費につながる使い方に気づいたりするには、エアコンのしくみを理解しておくことも大切であると言えそうです。

ダイキンは、エアコンのしくみや上手な節電方法を解説したWEBコンテンツ「エアコンの『冷やすしくみ』と電気代の関係」を7月12日に公開しました。また、コンテンツ内には動画「エアコンの『冷やすしくみ』がわかれば、賢く使える」も用意し、エアコンのしくみや効果的な節電につながる理由を分かりやすくご紹介しています。
◆WEBコンテンツ「エアコンの『冷やすしくみ』と電気代の関係」URL:
https://www.daikin.co.jp/air/life/mechanism

<調査概要>
調査名:節電に関する実態調査
調査期間:2023年6月17日(金)~6月19日(日)
調査対象:全国の男女527名
調査方法:スマートフォンリサーチ
<参考ページ>
ダイキン エアコンの「冷やすしくみ」と電気代の関係:https://www.daikin.co.jp/air/life/mechanism
ダイキン エアコンの電気代を節約する方法:https://www.daikin.co.jp/air/life/electricbill
ダイキン 空気の困りごとラボ:https://www.daikin.co.jp/air/life/laboratory
ダイキン エアコン節電情報:https://www.daikin.co.jp/air/life/electricitysaving

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