マクニカ、「次世代型スマートオフィスソリューション」を開発
~オフィスのスマート化により快適な業務環境を構築~
半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、この度「次世代型スマートオフィスソリューション」を開発したことを発表いたします。
「次世代型スマートオフィスソリューション(以下本ソリューション)」は、各種センサーを施設内に設置し、個人を特定しない方法によりデータを取得・解析することで、オフィス内での人の出入りや移動の可視化を行い、デスクや設備の利用状況をモニタリングし、効率の良い設備配置や電力利用スケジュールを組むことで、オフィス内の運用改善、施設全体の電気代削減など、快適な業務環境を実現します。例えば、CO2センサー・温湿度センサーから取得した環境データや解析結果を利用して、空調の温度設定や換気システムの制御を行ったり、また、CO2センサー・人感センサーから取得したCO2濃度・着席判断データをヒートマップ表示にすることで、分散計画を立てることなどが可能となります。電力においては、スマートメーターから電力使用量を取得し、太陽光発電・蓄電池・EV充電システムなども含め、総合的に施設全体の電力を管理することで、電力使用量の多い日中を避けて終業後から翌日の始業時間までにEV車の充電を完了するよう設定するなど、エネルギー消費のピークカットや効果的な電力利用スケジュールを組むことが可能です。さらに、本ソリューションは、お客様の規模や予算に応じて小規模から大規模まで提供できる点が特徴となっており、ワンフロアなどのスモールスタート導入からはじめ、必要に応じて1棟、複数拠点などに拡張することも可能となっています。
本ソリューションは、マクニカにて取り扱っているCleanwatts.Lda(本社:Coimbra, Portugal、CEO:Michael Pinto、以下Cleanwatts)社製のエネルギーマネジメントシステムと、ドイツの大手半導体サプライヤのインフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY)社製の最先端テクノロジーを使用した半導体製品が搭載されたセンサーターミナルと、IoTを組み合わせることにより実現しました。
マクニカで開発したセンサーターミナルの特徴は、CO2、気圧、温湿度センサーによる空気質情報に加え、60GHzレーダーによる人感センサーを搭載しており、従来の赤外線や超音波、カメラの課題を克服し、
静止している人からエリア内で動いている人まで検出を可能にしています。Wi-Fi通信を経由しこれらのセンサーで取得したデータをエネルギーマネジメントシステム「Kisense(R)(キーセンス)*1」で管理を行います。
そしてこの度、本ソリューションをインフィニオン テクノロジーズの日本法人である、インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:川崎 郁也、以下インフィニオンテクノロジーズ)の本社(東京都渋谷区渋谷3-25-18 NBF渋谷ガーデンフロント)に導入します。
今後マクニカは、本ソリューションに、照度センサー・tVOCセンサーなど新たなセンサーの導入や、入退室管理システム等とシステム連携を行うことで、エコオフィスの実現、コスト削減、ノマドワークやテレワーク、在宅ワークなどの働き方改革、環境に配慮した働きやすいオフィスの実現、その他システムとの連携による見える化の集約など、さらなるスマート化を実施する予定です。
マクニカは、今後もお客様の課題の解決につながるソリューションを提供することでSustainable Society(持続可能な社会)の実現に取り組んでまいります。
なお、本ソリューションは、2022年10月18日開催の「日独オクトーバー技術交流会 2022 IoT /ICT イノベーションデー」のマクニカブースにて展示、説明を実施します。
【イベントの詳細はこちら】
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/infineon/news/141898/index.html
*1:Kisense(R)は、電気、ガス、水道といったエネルギーのマネジメントだけでなく、温湿度やCO2などの空気質など各種環境データの取り込みと制御、他システムとのデータ連携を容易に行う事が可能で、マクニカが日本での開発、実装、運用、保守を行っております。
【Kisense(R)の詳細はこちら】
https://www.macnica.co.jp/business/energy/products/136384/
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社 について
インフィニオン テクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2021会計年度(9月決算) の売上高は約111億ユーロ、従業員は世界全体で約50,280人です。
ドイツではフランクフルト株式市場 (銘柄コード: IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード: IFNNY) に株式上場しています。詳細はWebサイト(https://www.infineon.com/)をご覧ください。
Cleanwatts.Lda について
Cleanwattsは、Virtual Power Solutions(VPS)と、デジタル化されたエネルギー管理の分野で活動する複数の新興企業を統合し、2020年に設立されました。同社の使命は、世界中の顧客のためにエネルギーの脱炭素化を簡素化し、増幅し、加速することです。Cleanwattsは、顧客に財務的、環境的、社会的な利益をもたらす2つのベクトル、すなわち、サービスとして提供されるスマートなエネルギー効率と、サービスとして提供される手頃な価格のクリーンエネルギーに焦点を当てることで、これを実現しています。Cleanwattsは現在、様々な業界、国際空港、地域社会など2000カ所以上の場所で2TWh以上の電力を管理しています。
株式会社マクニカ について
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。