【アジア初公開のタイプ原稿も展示】「ジャック・ケルアック展」の開催 ~“On the Road”:Discover America Again~
1.概要
第二次世界大戦後のアメリカ文化に大きな影響を与えた小説家・詩人ジャック・ケルアック(1922-1969) を紹介する展覧会「Discover America Again: Kerouac Types On the Road ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』: ディスカバー アメリカ アゲイン」をBBプラザ美術館との連携で開催します。
2.開催期間
2020年4月25日(土曜)~5月31日(日曜)10:00~18:00(入館は17:30まで)
※4月25日(土曜)の予定
10:00~11:00 内覧会(プレス向け)
11:00~12:00 開会式
13:00~ 一般公開
休館日: 月曜日 ※ 但し5月4日(月曜)開館、5月7日(木曜)休館
入館料: 一般400(320)円/大学生以下無料 ※( )内は20人以上の団体料金
(65歳以上の方、障がいのある方とその付添いの方1人は半額)
3.展示内容
本展では、ケルアックが同小説をタイプライターで 20 日間打ち続けた原稿(巻き物状になっており、スクロールと呼ばれる)を公開します。彼は後にこの長い紙をテープで貼り合わせ巻物にしました。このスクロールは、アメリカンフットボールチームのオーナーでもある個人コレクターが、2001年のオークションにおいて約250万ドルで落札したことでも話題となりました。
その後、アメリカの主要都市で展示され、ヨーロッパでは、フランスのパリやイギリスのロンドン、バーミングガムでの展示やイベントが開催されました。アジアでは初めて公開されます。
〇ジャック・ ケルアック(1922-1969 / 小説家・詩人)
アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。コロンビア大学在学中に、後にビート・ジェネレーションと呼ばれる作家仲間、アレン・ギンズバーグやウイリアム・バロウズらに出会う。主な著書に『地下街の人びと(1958)』『禅ヒッピー(1958)』『荒涼天使たち (1965)』、そして短編集『孤独な旅人(1960)』などがある。ボブ・ディランやデヴィッド・ボウイ、ニール・ヤングといったミュージシャンたちの他に、ヴィム・ベンダースやジム・ジャームッシュといったロードムービーには欠かせない映画監督にも影響を与えた。
4.関連イベント(特に記載のないものはBBプラザ美術館で開催)
・ワークショップ「私たちはストーリー」
4月29日(水曜)14:00~16:00
・ギャラリートークシリーズ「ビート・ジェネレーションを知ろう!」全6回
4月29日(水曜)16:30~17:30 :タイプライターの歴史
5月2日(土曜)14:00~15:00 :ケルアックとタイプライター
5月4日(月曜・祝日)14:00~15:00 :『オン・ザ・ロード』の女性たち
5月9日(土曜)14:00~15:00 :女性とタイプライター
5月16日(土曜)14:00~15:00 :『オン・ザ・ロード』と映画
5月30日(土曜)14:00~15:00 :旅に出よう
・映画上映会「ジャック・ケルアック キング・オブ・ザ・ビート」ほか
5月16日(土曜)~5月22日(金曜) 会場:元町映画館
・特別講演「旅するストーリー」
5月23日(土曜)会場:神戸市外国語大学
13:00~14:00スクロール紙芝居「幻燈紙芝居の旅」
講師:きたむらさとし(神戸市外国語大学客員教授、絵本作家、イラストレーター)
15:00~16:30講演「旅と文学」
講師:柴田元幸(神戸市外国語大学客員教授、東京大学名誉教授、翻訳家)
・シンポジウム「ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』の旅:神戸から世界へ」
5月24日(日曜)14:10~16:40 会場:シマブンホール(BBプラザ4階)など
講演者:青山南(作家、翻訳家)
柴田元幸(神戸市外国語大学客員教授、東京大学名誉教授、翻訳家)
ヒラリー・ハラデイ(ビート研究者)
マシュー・セアドー(神戸市外国語大学 英米学科教授)
5.イベントの申込・問合せ
4月1日より、下記特設サイトにて受付を開始いたします。
尚、新型コロナウィルス感染症の影響により、イベントの内容を変更する場合があります。
主催:公立大学法人神戸市外国語大学、BBプラザ美術館
監修:マシュー・セアドー(神戸市外国語大学 英米学科教授)
後援:駐大阪・神戸米国総領事館、日本アメリカ文学会関西支部、神戸市、神戸市教育委員会、朝日新聞神戸総局、神戸新聞社、産経新聞社、毎日新聞神戸支局、読売新聞神戸支局、サンテレビジョン、ラジオ関西