犬に生肉は危険?生肉を与えるメリットや注意点を徹底解説!

犬の祖先はオオカミという事は聞いたことがありますか?その通りで犬の祖先はオオカミです。オオカミは生肉を主食としていたので、ペットとなった今でも生肉を与えた方が喜ぶのでは?とお考えの方もいらっしゃると思います。今回は犬に生肉を与えていいのか?与えるのであれば、何に注意すればいいのかなどの疑問にお答えいたします。是非参考にして下さい!

結論から言いますと、基本的に問題ありません。祖先のオオカミは野生のウサギやネズミなどの小動物を主食としていました。ペットとなって人間と暮らすようになってからもその消化器官の構造はほとんど変わってなく、犬にとっても必要な栄養素となっています。
注意しなければいけない事は、すべての犬が生肉を食べても問題がないという訳ではない点です。犬によって下痢や腹痛を引き起こしてしまう場合もあります。

与えても良いお肉の種類は?

基本的に人間が食べているお肉は生でも食べる事ができるのですが、その中でも犬にとって健康に良い生肉をご紹介いたします。

馬肉

馬肉は他の動物のお肉より雑菌が少ないと言われており、人間でも流通過程での条件がそろっていれば生で食べる事が可能となっております。
高タンパク、低カロリーなためダイエット中の犬にもおすすめです。

カモや鶏肉

カモ鶏肉は脂肪が少なく特に鶏肉には、お肉には珍しいビタミンEを豊富に含んでいるためおすすめです。
内蔵にもビタミンAやビタミンB2、鉄分が含まれているので内蔵も与える事ができますが、内蔵には菌も多くいる可能性が高いため、与えるのであれば、加熱するか信頼できるお店で購入する事をおすすめします。

羊肉

鶏肉同様脂肪が比較的に少ないお肉です。
老化防止や心筋機能を強化する効果のあるL-カルニチンも含まれています。
しかし、L-カルニチンは肝臓で合成されるので、肝臓に病気がある犬は与えないでください。

犬に生肉を与えるメリット

X-ray film of dog lateral view with red highlight in hip and knee joint pain areas or joint dysplasia dog- Veterinary medicine- Veterinary anatomy Concept
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犬に生肉を与える事によって生じるメリット

良質な成分をそのまま吸収できる
毛艶が良くなる
歯垢が付きにくく歯周病になりにくい
免疫力が上がる
骨も筋肉も丈夫になる

良質な成分をそのまま吸収できる

生肉には犬にとって必要な栄養素が沢山含まれています。しかしその栄養素の多くは加熱する事によってなくなってしまいます。新鮮な生肉を与える事で豊富な栄養を一度の食事で摂ることが出来ます。

毛艶が良くなる

生肉にはビタミン・ミネラル・タンパク質が豊富に含まれていて良質なタンパク質は毛艶をよくする効果があります。

歯垢が付きにくい/歯周病になりにくい

ドッグフードや缶タイプのフードなどは、粒も小さくよく噛んで食べるという行動が少ないので、どうしても歯垢が付きやすくなってしまいます。反対に、生肉には程度のサイズがあり、噛んで食べる事で歯垢が付きにくく唾液の分泌量も増え歯周病のリスクも軽減されます。

免疫力が上がる

生肉の中には食物酵素が含まれており、食物酵素の中でも消化酵素・代謝酵素の2つの酵素が、新陳代謝を上げて免疫力をアップさせるため、慢性疾患になりにくくなるという事がわかっています。

骨も筋肉も丈夫になる

生肉に含まれる食物酵素は、新陳代謝をよくする働きがあるので、余分な脂肪も付かず、骨も筋肉も丈夫になります。

生肉を与える事で生じるリスクは?

生肉を与える事は沢山のメリットがあるのですが、その分リスクもいくつかあります。健康を害する事もあるので注意が必要です。

生肉は細菌や寄生虫だらけ

市販されている生肉は細菌や寄生虫だらけなのです。人間は市販されている生肉を生で食べてしまうと必ずと言っていいほどお腹を壊してしまいます。
犬は人間より胃酸が多く生肉を食べてもお腹を壊しにくいと言われていますが、それでも生肉には慣れていなかったり、生肉は合わないという犬は健康を害してしまいます。

細菌は人間にもうつる!

お肉から検出される事で有名な【大腸菌】や【サルモネラ菌】は加熱すると死滅するのですが生で食べると腹痛や嘔吐など最悪の場合死に至ってしまうような金が含まれており、それらの菌が付着している生肉を食べた犬と触れ合った場合に、感染する危険性があります。
これらの菌は最悪の場合死に至る大変危険な菌です。

生肉を与える際に注意する点

リスクを少しでも軽減させるためには、下記のようなことに注意して与えるようにしましょう

初めは少量ずつ

お腹を壊してしまう可能性があるので、初めは少量ずつ与えるようにしましょう。生肉をはじめから与えるのではなく、始めは加熱している状態から徐々に生肉に近づけるとさらに良いでしょう。

豚の生肉

豚の生肉には特に、トキソプラズマやせん毛虫、条虫、E型肝炎など、様々な寄生虫やウイルスに感染する恐れがありますので、豚肉は生で与えないようにしましょう。

軟骨などの柔らかい部分だとあまり心配する必要はありませんが、骨の部分を与える場合加熱してしまうと骨が硬くなり、内蔵に刺さってしまうリスクも上がるので与えるのであれば加熱はせずに与えて下さい。また、小型犬などの小さい犬には危険ですのでおすすめはできません。

まとめ

犬の生肉事情についていかがでしたでしょうか?
・生肉は犬にとって必要な栄養素がたっぷり
・健康維持にもなる
という事がわかりました。しかしメリットだけではなく
・生肉には細菌や寄生虫が沢山
・人間に感染するリスクもある
などのリスクがある事も分かりましたね。

生肉を与えようと思っている方は、十分に勉強してから与えるようにしましょう!


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