中学生・高校生向けの体験型公開講座を開催 近大生と一緒に「深海微生物の不思議」について学ぶ

過去の同イベントの様子(左)、手作り顕微鏡(右)
過去の同イベントの様子(左)、手作り顕微鏡(右)

近畿大学工学部(広島県東広島市)は、令和5年(2023年)8月5日(土)、近畿大学広島キャンパスにて、中学生・高校生を対象とした体験型公開講座「高圧力で"調べ隊" 深海の高圧力に耐える生物を見つけよう!」を開催します。
本講座は、独立行政法人日本学術振興会(東京都千代田区)の科学研究費による研究成果の社会還元・普及事業「ひらめき☆ときめきサイエンス」の一環として実施します。

【本件のポイント】
●深海微生物を自作の顕微鏡で観察して学ぶ体験型公開講座
●中学生、高校生が近大生と一緒に、化学、生物、工学の魅力・面白さを体感
●科学研究費助成事業に採択された研究成果を社会に還元

【本件の内容】
本学では毎年、深海微生物をテーマに中学生、高校生を対象とした体験型公開講座を開催しています。今年は「高圧力で"調べ隊" 深海の高圧力に耐える生物を見つけよう!」と題し、高圧力に耐える微生物の性質を学びます。
深海は、高圧力で冷たい暗黒の世界です。本講座では、高圧力に強い生物と弱い生物の比較を行い、高圧力に耐えるしくみを考える講義や実験を行います。また、深海微生物の中には、血液をさらさらにする薬のもとになる生物がいるなど、深海は人間生活に役立つ微生物の宝庫でもあります。講義や実験を通して、我々の生活に欠かせない有用微生物を知り、微生物の大切さを学びます。
本講座では、大学にある機器や設備を使い、大学生と一緒に実験を行うことで、中学生、高校生に化学、生物、工学の魅力・面白さを体感してもらいます。

【開催概要】
日時:令和5年(2023年)8月5日(土)10:00~17:00(受付開始9:40)
場所:近畿大学広島キャンパス(工学部)D館 D116実験室
   (広島県東広島市高屋うめの辺1番、
    JR山陽本線「西高屋駅」からバス約5分)
対象:中学2・3年生、高校1~3年生 合計15人 ※ 定員に達したため申込締切済み
講師:近畿大学工学部化学生命工学科 教授 仲宗根薫(なかそねかおる)

【スケジュール】
10:00 開会式 「挨拶・オリエンテーション・科学研究費の説明」
10:20 講義1 「高圧に耐える生物の特徴」(30分)
10:50 施設見学(30分)
11:30 実験1 「いろんな生物に高圧力をかけてみよう!」(30分)
12:00 休憩
13:00 実験2 「高圧に耐える生物と弱い生物の違いを理解しよう」(30分)
13:40 講義2 「有用微生物と人間生活」(30分)
14:20 実験3 「有用微生物を自作顕微鏡で観察してみよう」(40分)
15:00 休憩
15:20 実験4 「有用微生物の酵素の性質を理解しよう」(30分)
16:00 アンケート記入とディスカッション
16:30 修了式(未来博士号授与)
17:00 終了・解散

【講師プロフィール】
仲宗根薫(なかそねかおる)
所属  :近畿大学工学部化学生命工学科
職位  :教授
学位  :博士(医学)
専門分野:応用微生物学
科研費採択研究課題:「黒麹菌フェノール酸脱炭酸酵素(PAD)の特性解析と古酒熟成を目指した育種研究」

【ひらめき☆ときめきサイエンス】
独立行政法人日本学術振興会が、全国の国公私立大学や大学共同利用機関等の研究機関と協力して開催する、科学研究費助成事業による研究成果の社会還元・普及事業です。日本の将来を担う子どもたちを対象に、研究者が科研費による研究成果から科学の興味深さや面白さを分かりやすく発信し、科学的好奇心を刺激することで得られるひらめきやときめきの楽しさを通じて、心の豊かさと知的創造性を育んでもらう教育プログラムです。修了時には、受講者全員に「未来博士号」が授与されます。なお今回のイベントは、近畿大学工学部化学生命工学科教授 仲宗根薫の研究が採択されたことを受けて実施するものです。

【関連リンク】
工学部 化学生命工学科 教授 仲宗根 薫(なかそね かおる)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/887-nakasone-kaoru.html

工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/


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