ブラッド・ピット主演。伝説の登山家と少年ダライ・ラマの魂の交流を描く。 「セブン・イヤーズ・イン・チベット」 9月12日(土)よる7時~BS12 トゥエルビで放送!
全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は毎週土曜よる7時~を「土曜洋画劇場」と題し、世界の名作・佳作を選りすぐって放送しています。9月12日(土)は、秘境チベットを舞台にしたヒューマンドラマ『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997年・米)をお届けします。
1.映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」
1939年秋、ナチス統制下のオーストリア。有名な登山家ハインリヒ・ハラー(ブラッド・ピット)はヒマラヤ山脈の最高峰、ナンガ・パルバットを目指して旅立った。だが、第二次世界大戦の勃発により、インドで捕虜となったハラーは、脱走の末に外国人にとって禁断の地とされるチベットに辿り着く。そこでハラーは若き宗教指導者ダライ・ラマと出会い、家庭教師役を務めることになりーー。壮大なスケールのドラマを、巨匠ジョン・ウィリアムズの音楽と天才チェリスト、ヨーヨー・マの演奏が彩る。 (英語・日本語字幕)
■監督: ジャン=ジャック・アノー
■出演:ブラッド・ピット、デヴィッド・シューリス、B.D.ウォン、ジャムヤン・ジャムツォ・ワンジュク
■コピーライト:© 1997 Mandalay Entertainment. All Rights Reserved.
★今後のラインナップなどはこちらから→https://www.twellv.co.jp/program/drama/doyou-youga/
2.みどころ(映画評論家・立花 珠樹 氏)
ヒマラヤに挑戦していたオーストリアの登山家が、戦争に巻き込まれて運命が変転。チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマと出会って、歴史の悲劇を目撃することになる―。ジャン=ジャック・アノー監督、ブラッド・ピット主演の『セブン・イヤーズ・イン・チベット』は、いかにもハリウッド映画らしい、スケールの大きな作品だ。山岳映画、戦争映画、歴史映画…。どのジャンルにも入れられそうな作品だが、最大の魅力は、公開当時33歳だったブラピが見せるさまざまな「男の顔」であるのは確かだ。1939年、オーストリアの登山家ハインリヒ・ハラー(ブラピ)は出産間近の妻を残し、ペーター(デヴィッド・シューリス)らとともに「ドイツ隊」の一員として、ヒマラヤ山脈ナンガ・パルバットに挑む。だが、登頂に失敗しインドに下山した彼らはイギリス軍に捕らえられる。第2次大戦勃発により英独は敵国となったからだ。捕虜収容所から脱出したハラーとペーターは、外国人に門戸を閉ざしていたチベットに逃げ込む。理解者の援助を得て首都ラサで暮らすうち、ハラーはまだ10代前半だったダライ・ラマ14世の信頼を得るようになる。だが、中華人民共和国によるチベット侵攻が始まり、ハラーは7年間のチベット生活に別れを告げてオーストリアに帰国する。ハラーが帰国後出版した自伝が原作。映画で描かれた中国のチベット併合の描写について、中国側は事実と異なると非難している。
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