【京都外大】社会課題の解決をテーマにした日本初となる「京都創造ゲームジャム Games for Good」を京都外国語大学で開催
-本学の学生2人がゲーム制作ハッカソンに挑戦、4人が学生スタッフとして運営をサポート-
11月8日(金)から11月11日(月)までの4日間、本学は「京都創造ゲームジャム Games for Good」(主催:在大阪・神戸アメリカ総領事館)の開催に協力しました。このイベントは、社会課題の解決を目指してゲーム制作を行うハッカソン大会。エンジニア、デザイナー、プランナーなど約60人が集まり、集中的にゲーム開発を行いました。これまでインドやマレーシアで同様の取り組みが実施されており、日本での開催は初めてとなります。
1日目は、ジェイソン・R・クーバス在大阪・神戸米国総領事館総領事や小野隆啓学長、大手ゲーム会社のプロデューサーらが参加者に向けて挨拶する開会式で幕を開けました。その後、各チームが集まってアイデアを練り始め、日米の専門家によるゲームデザインの手法や社会貢献に関するワークショップも実施。2日目と3日目は、プロトタイピングセッションとテストプレイが行われ、ゲーム業界のプロであるコーチ陣がサポートにあたりました。
今回のゲームジャムでは「フェイクニュースとメディアリテラシー」「環境とサステナビリティ」「市民参加」「女性のエンパワーメントと男女平等」「起業家精神と経済のエンパワーメント」「英語学習と海外留学」「公衆衛生と安全保障」といった多岐にわたる社会課題がテーマとして取り上げられました。参加者たちは、これらの課題に対する解決策をゲームという形で提案。最終日にはチームごとに完成したプロトタイプを発表し、審査員による評価が行われました。
本学からは、国際貢献学部グローバルスタディーズ学科3年次生の大塚萌愛さんとダンフォンさんが参加者として出場。同学科の学生4人もスタッフとして受付や清掃などの業務に従事し、イベントの運営をサポートしました。
大塚さんはデジタル・イラストレーターとして、ダンさんはリード・プログラマーとして同じチームでゲーム開発にあたり、環境保護問題への関心を高めることを目的とした「Stranded」というゲームのプロトタイプを制作。残念ながら入賞は逃しましたが「一番楽しかったのは、チームメイトと何を作りたいか話し合ったこと。目標は同じでも、考え方は千差万別。だから、他の人のアイデアを聞いたり、それをアートを通して実際のゲームに落とし込んだりするのはとても面白かったです(大塚さん)」「ゲーム開発の考え方や作り方、ゲームをエキサイティングなものにするためにサウンドや音楽など小さな要素までこだわって貢献する方法、そして人との上手な付き合い方も学ぶことができました(ダンさん)」と語り、貴重な経験となったようでした。