「普段使いのノートだって、イイものを持ち歩きたい」ノート「BUDDY」ができるまで。
クラウドファンディング<マクアケ>にて開催中です。
こんにちは、はじめまして。
突然ですが、皆さんは日々の生活で手帳やノートを使ったりしますか?
以前はシステム手帳などを使って、スケジュールや打ち合わせ時の記録なんかを記入していたのではないでしょうか。
今では、スマホもありますし、最近ではタブレットなんかも日常の一部です。
以前は手帳に記入したスケジュールもスマホで管理をするほうが通知機能もあって楽ですよね。うっかり大事な予定を忘れるなんてこともありませんから。
わたしもその一人です。だから、でしょうか。しっかりしたシステム手帳は不要になった反面、アイデアの記録や短時間の打ち合わせのメモを兼ねたノートが手放せなくなりました。毎年、年末になると翌年に使う、ノートを探して、文房具店や書店、ネットショップなんかをぐるぐると、自分が納得できる1冊を探して回っていました。
でもそれが、なかなか納得の1冊が見つからない、、、。
カレンダーがついた手帳は要らないし、
薄っぺらいノートは、表紙も単調で、学生みたいで仕事にも合わないし、、。
結局、使わないスケジュール付きのシステム手帳を数千円で購入。
といった事ばかりでした。
日々の生活の中では、当たり前のことをすっかり忘れて過ごしているなんてことありませんか?
わたしの場合は、目の前に多くの紙見本帳があるのに、日常の景色として視覚に入って、すっかり忘れてしまっていました。「無いなら自分で作ればいいことを」。そこからは、紙見本帳と格闘です。
なんといっても自分が使うノートですから、そこら中にあるようなものでは納得ができません。
見本帳の1冊1冊、1枚、1枚を手にして確認しての繰り返し。そんな中でみつけたのが、ノート「BUDDY」の表紙になっている用紙です。
そもそも、私達は印刷会社です、もちろん手帳やノートを製作している会社も印刷会社が大半ではないでしょうか。だからでしょう、起毛のあるふわふわした用紙にはそもそも印刷ができません。だからこの用紙を使うなんて発想は、きっと業界のだれも持っていなかったのではないでしょうか?
でもそこに気がついたら、どうしても作ってみたい。そんな衝動にかられてしまいました。だって誰も持っていないかもしれないから。
やっぱりそうですね。市販品であまり見かけないものには、理由があります。
起毛のようなふわふわした手ざわり。カッコいい。
でも、よく考えれば当然。。ふわふわって、押さえつけたら、、、。
ノートに限らず、紙製品には「裁断」すなわち、紙を切る作業が不可欠です。
裁断機は紙を押さえる為に、何トンといった強い力が上からプレスされて紙がズレるのを防ぎながら裁断をします。当然、起毛台無し。
しっかり、寝癖?みたいな跡が、、、、。
ここからが大変でした。上段のように、跡を付けずに裁断するのはホント一苦労です。でもそこは、職人の腕の見せどころ。知恵と技術で工夫して、、。
そしてその分、うまくできた時の感動は一入です。
そして、だからものづくりは辞められません。
透けにくい書籍用紙を選んだ理由や特殊なインクを選択して印刷を行った思いなど、お伝えしたいと思うことが、まだまだたくさんありますが、
長くなりそうです。今回はここまでにさせて頂きます。
ともあれ、自分自身が使い、納得がいく質感や材質、そして加工。
ひとりでも多くの方に、つたわり、共感していただけると嬉しいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。それでは、また次回。
【商品概要】
商品名「BUDDY(バディ)」
・本体サイズ: A5、80枚(160ページ)
(表紙を含んだ全長(約)/長辺210mm×短辺152mm×厚さ9.5mm)
・全4色(レッド、グリーン、イエロー、グレー)
・罫線(6mm)の有無を選択可
紙製の専用ノートケースに入れて、1冊〜4冊のセット販売を展開しています。
[使用している紙の種類]
・表紙…ケースボード(レッド、グレイ)、ウーペ(グリーン、イエロー)
・見返し…色上質 超厚口
・中身…書籍用 キンマリ
※商品は1冊1冊職人による手作業にて製作しておりますので、サイズ等に多少の差異があることをご了承ください
※環境により、写真と実際の色味が異なって見える場合があります
販売時期
2020年9月11日(金)〜11月8日(土)
〈Makuake(マクアケ)のサイト内 下記アドレスにて販売〉
会社概要
有限会社シンセイ印刷 愛知県一宮市猿海道3丁目10番3号
https://ndprint.jp