【名城大学】経済学部の伊藤志のぶ教授のゼミ生らが折れたバットのアップサイクルで能登半島へ寄付
2025-02-06 10:00
愛知大学野球連盟から譲り受けた折れたバットをアップサイクルして木工製品に生まれ変わらせるプロジェクト「SDGs大作戦」に取り組んでいる経済学部の伊藤志のぶ教授のゼミ生と、愛知県立名古屋聾学校(名古屋市千種区)の生徒たちが1月29日、これまでに製作した製品を販売して得た収益約12万円を社会福祉法人中部善意銀行に寄付しました。2024年1月に発生した能登半島地震の義援金として石川県に贈られます。
伊藤ゼミの岩月さんは「能登半島の復興の支えになれば」
伊藤ゼミのゼミ生や名古屋聾学校の生徒たちの廃バットを活用した「SDGs大作戦」は今年で3年目。これまで愛知県緑化推進委員会の「緑の募金」や東海テレビ(FNSチャリティキャンペーン)を通じてパキスタン・イスラム共和国の子どもたちの支援を行ってきました。
今年は廃バットでバインダーや椅子、ハンガーを製作したほか、カンナでバットを削り、その削りくずで花びらを作る新作も登場し、10月の名古屋聾学校の文化祭や11月の名城大学祭、洒落カフェ名古屋(日進市)などで展示・販売しました。
この日は伊藤ゼミのゼミ生2人と名古屋聾学校の生徒4人、愛知大学野球連盟の櫻井智章事務局長、本学硬式野球部主務で同連盟所属の山本淳喜さん(経営学部3年)、名古屋聾学校の伊藤泰弘教諭らが名古屋市中区の中部善意銀行を訪問。伊藤ゼミの岩月唯人さん(経済学部3年)が経緯を説明し、中部善意銀行の鈴木長明常務理事に目録と寄付金を手渡しました。
伊藤ゼミの岩月さんは「聾学校の生徒の皆さんと話し合い、能登半島へ寄付しようと決めました。それぞれのイベントでも協力しながら、お客様にもこの活動を説明してきました。些少な金額ではありますが、能登半島の復興の支えになれば幸いです」と話しました。
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