病院で出るゴミを減らして廃棄コストとCO2排出量を大幅削減！

株式会社マクニカ（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：原 一将、以下マクニカ）は、東京都町田市立の総合病院である町田市民病院（東京都町田市、院長：金崎 章、以下町田市民病院）へ、ゴミの減容化による廃棄コストとCO2排出量の削減、及び感染性廃棄物の無害化を実現する資源循環ソリューションとして、乾熱滅菌装置「メルトキングIOT」を提供したことを本日発表いたします。

■世界で日本で、喫緊の対応が迫られるごみ処理問題
現在、ゴミの処理は世界的な課題となっています。経済成長に伴い廃棄物が増えることによるゴミの自然界への流出の問題や、ゴミの運搬・焼却で排出されるCO2の問題、埋め立てやリサイクル処理にかかるコストや処理能力の限界のほか、近年では、発展途上国へのゴミ輸出による問題も取り上げられています。日本でも、地方行政におけるゴミの減量減容、リサイクルやゴミに関連したCO2排出量の削減は大きな課題となっています。

マクニカは、サーキュラーエコノミー事業として、カーボンニュートラルや資源循環に貢献する製品やシステムの開発、販売を行っており、「エネルギーを作る、使う、再利用する」こと「ごみをごみでなくす」ことに貢献する企業活動を推進しています。そのなかで、地域ゴミを大型施設で処理をする方法から排出者が責任を持って減容減量とリサイクルを行う分散型ゴミ処理への変換が必要となってくると考えています。

■地域医療の中心となる市民病院でゴミ処理に関連するCO2削減へ。ゴミ減容装置メルトキング初導入。
東京都町田市は、CO2排出量の削減に積極的な自治体として各種取り組みを行っています。その中でも市民病院は、これまでも地域医療を担う公的医療機関として、検査、治療、入院診療、救急医療、災害拠点など地域の医療体制を支える重要な役割を果たしており、地域の病院のフラグシップとして排出物の削減とCO2削減に向けて課題解決を検討していました。
　マクニカは、こうした取り組みを受け、町田市民病院において病院内での廃棄物中間処理を行うことによる感染性廃棄物の無害化、減容減量を行うことでの運搬、焼却などに関わる大幅なCO2排出量の削減とコスト削減を可能にする「メルトキングIOT」を導入しました。廃棄物の減容減量処理により70%～80%の減量が可能となりこれにより、廃棄物1㌧あたりのCO2排出量を同様の比率で削減することができます。また、減容減量と合わせて感染性廃棄物の無害化を行うことから、支出に対しても大幅な削減が期待できます。

■マクニカのAI技術でさらに進化した最新型「メルトキングIOT」。
「メルトキングIOT」には、AI端末が実装されており、AIによる遠隔での故障事前予知やCO2排出量削減のための処理レシピの適正化機能をディープラーニングすることが可能です。
現在、町田市民病院では他の医療機関への参考になればと考え、域内の病院への説明会なども実施しながら、ゴミ問題の解決とCO2排出量の削減に積極的に取り組んでいます。
　マクニカにおいても、全国の多くの病院に向け、支出の大幅削減の実現と地域課題の解決が両立する装置として、今後も提案活動を進めてまいります。

【製品の詳細はこちら】
https://www.macnica.co.jp/business/energy/products/136926/

■マクニカの環境ソリューション事業について
マクニカは、半導体の取り扱いに加え、世界中の最先端テクノロジーを活用して、様々なパートナー企業とともに環境問題の解決に取り組んでおり、その一つとしてサーキュラーエコノミー事業を推進しています。太陽発電と蓄電池を組み合わせ、発電したエネルギーを無駄なく使用する「エネルギーの地産地消」を推進するほか、エネルギー使用量を管理して無駄をなくす「エネルギーマネジメントシステム」、ごみを減容し、資源としてリサイクルできるようにするごみ処理機などを通じて、「循環型社会」の実現に向けて貢献していきます。

マクニカのサーキュラーエコノミー事業について詳しくはこちら： www.macnica.co.jp/business/energy/

※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
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マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国/地域90拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて：www.macnica.co.jp