日本オラクル、「Oracle WebLogic Server」最新版の提供開始を発表
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、Java Platform Enterprise Edition (Java EE) 6に完全準拠したアプリケーション・サーバー製品の最新版「Oracle WebLogic Server 12c」を2月7日から国内で提供開始することを発表します。
「Oracle WebLogic Server 12c」は、オラクルのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」のアプリケーション実行基盤「Cloud Application Foundation*」の中核として、Java EEアプリケーションの開発生産性を向上します。また、高い性能を維持しながら停止時間の最小化を実現する機能を強化しています。
*「Cloud Application Foundation」は「Oracle WebLogic Server」のほか、トランザクション処理プラットフォーム「Oracle Tuxedo」、インメモリ・データグリッド「Oracle Coherence」などで構成されています
「Oracle WebLogic Server 12c」では200以上の機能を強化し、Java EE 6ならびにJava Platform Standard Edition (Java SE) 7への対応、ミッション・クリティカル環境や情報基盤集約に求められる無停止運用、性能、容易な管理、高い投資効果を実現します。また、「Oracle Database」との連携を強化し、信頼性と性能を向上しています。さらに、「エンジニアド・システムズ」である超高速クラウドマシン「Oracle Exalogic Elastic Cloud」と連携し、データ・トラフィックの負荷分散、仮想環境における多層のアプリケーション構成の仮想化などを実現します。
「Oracle WebLogic Server 12c」は提供開始に先立ち、限られたお客様とパートナー企業による製品評価プログラムを実施し、品質の向上を図りました。日本からは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、新日鉄ソリューションズ株式会社、日本電気株式会社、株式会社日立ソリューションズが参加し、市場ニーズの把握および品質の向上に協力いただいています。
「Oracle WebLogic Server 12c」の特長は以下のとおりです:
・「Oracle Database」との高度な連携:拡張機能「Active GridLink for RAC」により、データベース層の障害検出および接続の管理を自動化します。これによりデータベースの負荷状況にあわせて動的に処理を振り分ける動的負荷分散と、データベース障害や構成変更の際、データベース接続を自動的かつ即座に追随させる自律的な接続管理を実現します。また「Oracle Database」と「Oracle WebLogic Server」との一元管理機能も提供します。これらによりシステム全体の信頼性、スループット、利便性を向上します。
・最新Java標準 Java EE 6、Java SE 7に対応:Webアプリケーション開発のための統合開発フレームワークを標準化し、製品として提供します。これによりOSS*や自社製開発フレームワークへの依存度を減らし、コード量や設定ファイル量などの開発作業量も削減します。これに伴い開発・改修コストの削減と、標準技術の利用促進を実現します。また、統合開発フレームワークを製品とともに継続的にメンテナンスし、アプリケーション資産を長期に保護します。
*Open Source Software
・ミッション・クリティカル環境に適した高性能、無停止機能、高い投資効果:高可用性により障害時停止の影響を最小化し、運用停止や障害調査のための停止時間も短縮します。さらに、限られたハードウェアでも高い性能を実現し、高い投資効果を発揮します。また、Java SE 7が提供するマルチコア・プロセッサ対応機能により、性能をさらに拡張することが可能です
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
- OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
●参考資料:「Oracle WebLogic Server」
◆製品価格(予価)
「Oracle WebLogic Server Standard Edition」:
1,087,000円/1プロセッサ(税込み)、21,700円/Named User Plus(税込み)
「Oracle WebLogic Server Enterprise Edition」:
2,717,400円/1プロセッサ(税込み)、54,300円/Named User Plus(税込み)
「Oracle WebLogic Suite」:
4,891,300円/1プロセッサ(税込み)、97,800円/Named User Plus(税込み)
*価格は予告無く変更される場合があります。
価格の計算方法として「プロセッサ・ライセンス」と「Named User Plusライセンス」があります。
プロセッサ:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンスです。
Named User Plus:オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人が何名いるかによって価格を設定する「指名ユーザー」ライセンスです。
◆「Oracle WebLogic Server 12c」提供開始の発表に関するパートナー企業からの賛同コメント(五十音順)
●伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下CTC)は、「Oracle WebLogic Server 12c」の国内発表を歓迎いたします。「WebLogic Server 12c」で、最新Java標準である「Java EE 6」および「Java SE 7 に対応したことで、今後ますますお客様のシステム開発、構築の効率化に貢献ができると確信しております。CTCでは、「WebLogic Server 12c」をCTCのアプリケーションサーバ統合ソリューションである「AP Pool」にも取り入れ、お客様の課題解決に貢献して参ります。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ITエンジニアリング室 室長 藤岡 良樹
●SCSK株式会社
SCSKは「Oracle WebLogic Server」の最新版提供を歓迎します。
SCSKは「Oracle WebLogic Server 12c」を通じて、最新Java EE 6アプリケーションの開発・運用をサポートいたします。また、「Oracle WebLogic Server」と「Oracle Database」製品が連携するための検証・開発について、SCSKが昨年開設した「Oracle Database & Exadata ソリューション検証センター」をご活用いただくことで、早期かつ効率よくシステムを導入できるようサポートいたします。オラクルの最新技術と弊社のソリューションで、お客様のITシステムの課題解決に貢献してまいります。
SCSK株式会社 副社長執行役員
プラットフォームソリューション事業部門 事業部門長 露口 章
●NTTデータ先端技術株式会社
NTTデータ先端技術は「Oracle WebLogic Server 12c」の国内発表を歓迎いたします。
「Oracle WebLogic Server 12c」では従来の「GridLink for RAC」に 加えて、「Oracle Active DataGuard」や「Oracle GoldenGate」 とも連携してディザスタリカバリーサイトを構築できるようになったことで、システム全体の可用性をシンプルかつ格段に向上させることができるようになったと確信しています。今後も「Oracle WebLogic Server 12c」で強化された機能を活用し、 お客様にとって満足度の高いソリューションとサービスを提供してまいります。
NTTデータ先端技術株式会社 執行役員 オラクル事業部長 青木 俊一
●沖電気工業株式会社
「Oracle WebLogic Server 12c」の発表を心から歓迎いたします。本製品は革新的な内容に富んでおり、「WebLogic」を採用するお客様が今後益々増えていくものと期待しております。弊社ではお客様が本製品をご活用できるようサポートする多様なサービスをご提供してまいります。
沖電気工業株式会社 ソリューション&サービス事業本部
ソフトウェアセンタ センタ長 平沼 雄一郎
●新日鉄ソリューションズ株式会社
新日鉄ソリューションズは「Oracle WebLogic Server 12c」の出荷発表を歓迎いたします。Java EE6に完全準拠することで、アプリケーション開発の生産性が向上されることを期待しています。弊社では、本製品のβバージョン発表から検証に取り組み、製品導入と利用ノウハウの蓄積に努めております。今後は本製品を導入することで、お客様のシステム運用コストの削減と柔軟なITインフラの構築をご支援してまいります。
新日鉄ソリューションズ株式会社 ITインフラソリューション事業本部 営業本部長 大坪 武憲
●東芝ソリューション株式会社
東芝ソリューション株式会社は、「Oracle WebLogic Server 12c」の国内発表を歓迎致します。
当社は、これまで幅広い業種のお客様にWebアプリケーション実行基盤として「Oracle WebLogic Server」を利用した業務システムをご提供してまいりました。今回の「Oracle WebLogic Server」最新版のリリースにより、より信頼性、性能、管理性の高い業務システムが提供できるものと期待しています。
東芝ソリューション株式会社 プラットフォームソリューション事業部 事業部長 清野 和司
●日本電気株式会社
日本電気株式会社は、「Oracle WebLogic Server 12c」の国内発表を歓迎いたします。当社は、10年以上にわたる「Oracle WebLogic Server」の国内No.1の販売実績があり、多くのお客様のオープンミッションクリティカルシステムをご提供してまいりました。今回のリリースにより、最新Java標準「Java EE 6」への対応による開発生産性の向上、信頼性、性能、管理性の高いミッションクリティカルシステムを実現できる製品として期待しております。
今後は、新バージョンへの対応を進めると共に、SOA、Coherenceなどを含むFusion Middlewareでの協業を進め、両社の製品技術および当社の高い技術力・専門性を組み合わせることで、クラウド・コンピューティングをはじめとする、お客様に最適なシステム基盤をご提供してまいります。
日本電気株式会社 第三ITソフトウェア事業部長 伊藤 晃徳
●日本ユニシス株式会社
日本ユニシスは、「Oracle WebLogic Server 12c」の国内発表を歓迎致します。日本ユニシスは、日本オラクル様との長年にわたるパートナーシップのもとSIerとして多くのお客様の課題に対して「Oracle Weblogic Server」製品と各種サービスを提供してきました。日本ユニシスは、豊富なシステム構築経験で培ってきた独自のノウハウと今回発表されました「Oracle WebLogic Server 12c」にて、お客様の課題解決に貢献できると確信しております。
日本ユニシス株式会社 サービス企画部 部長 栗山 進至
●株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所(NRI)は、時代のニーズと共に進化する「Oracle WebLogic Server 12c」の国内発表を歓迎します。NRIとしても、Webシステムやクラウドサービス等、ミッションクリティカルな領域に対して高い「信頼性」と「生産性」を実現するソリューション群を増やすことで、お客様のビジネスを拡大し社会に貢献していきます。
株式会社野村総合研究所 執行役員 綿引 達也
●株式会社日立ソリューションズ
弊社は、βプログラム参加を通し、「Oracle WebLogic Server 12c」の新機能がお客様のITシステムの課題解決に貢献できると確信しております。オラクル社の最新技術と弊社のソリューションサービスの組み合わせによる、高品質のアプリケーション実行基盤を活用し、お客様に最適なソリューションをご提供してまいります。
株式会社日立ソリューションズ 執行役員 西條 洋
●株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
最先端の技術を取り入れた「Oracle WebLogic Server 12c」の発表に大きな期待を持っています。信頼性、可用性、性能、管理性をより強固なものにしたオラクルの基盤製品を活用した当社の「SOA導入支援ソリューション」により、お客様が抱える複雑な課題に対して、最適な解決策を提供出来るものと考えております。
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ 取締役 唐渡 直之