船井総合研究所 筑波大附属駒場中学校に対し環境・食農教育の授業を提供

船井総合研究所では、筑波大附属駒場中学校における環境・食農教育が本格的にスタートしましたことをお知らせいたします。今後は、幼稚園、小学校、中学校、大学等の教育機関に向けた環境教育と、食と農業を学ぶ食農教育に取り組んでまいる予定です。

■ 背 景

当社は約5年前より、「有機循環型の農業」(食品廃棄物を液体肥料化に転換し、生産農家で活用していただき付加価値の高い農作物を生産、それを全国的に販売する仕組み)のビジネスモデル構築を手がけております。こうした中、有機農業における知見を評価され、昨年、筑波大学附属駒場中学校の農業に関する授業に、当社社員がゲスト講師として登壇させていただきました。この授業が好評であったため、本年度は同校の農業に関する授業カリキュラムに当社社員が正式に登壇させていただく運びとなりました。
同校は向学心の強い学生が多く学ぶ名門校であるとともに、東京都心の一等地に40坪の畑と500坪の水田を都内に所有されております。当社では、将来的に構想している「学校発信による地域循環型社会」(下記参照)を実現する上で有力な拠点になり得ると考えております。


■ 当社が考える「学校発信による地域循環型社会の形成」とは

学校の敷地内に生ゴミのリサイクル装置を導入し、給食や各家庭から出る廃棄物を学生の手によってリサイクルする。リサイクルされた肥料は、学校内での活用や地域の農家へ還元し、生産された農産物も地域内で消費する。当社ではこのようなリサイクルネットワークを学校中心に生み出すことは、地産地消、廃棄物の減少や地域コミュニティーの形成、地域の活性化に繋がると考えている。


■ なぜ学校なのか? 

現代の社会システムでは、生ゴミは可燃ゴミと同様に廃棄されておりそれが常識とされております。しかし、水分含水率が90%と言われる生ゴミを焼却することは多大なエネルギーロスを招き、CO2排出による地球温暖化という悪循環も招いているのは周知の通りです。一方で、バイオマス(食品廃棄物)を利用した有機循環型社会の構築には、食品廃棄物を有効活用する認識と、生ゴミと可燃ゴミとを分別する必要があり、分別が大きな課題となっております。

船井総合研究所ではこうした社会的背景を受け、有機循環型社会の構築には若年層からの教育が抜本的解決になると位置付け、不必要な焼却処分による経済、環境への悪影響や、有機循環に向けた分別教育、循環型農業など、包括的な環境、食農教育への取り組みを始めました。食育基本法の施行や環境問題に対する関心の高まりから、各教育機関では、企業の専門知識を活かした講師派遣へのニーズが高まっております。長期的な視点で環境・食農教育に取り組んでいく一方で、環境、食、農業において専門知識を有した講師を派遣し、将来的にはカリキュラムのパッケージ化も目指してまいります。


■ 2007年度 筑波大学付属駒場中高等学校での授業スケジュール

本年は、サツマイモ栽培をテーマとしております。
6月5日:耕運作業 、12日:定植作業、26日:技術・家庭課の授業担当(50分)×3クラス、11月13日:サツマイモの収穫


本件についてのお問い合わせ
(株)船井総合研究所
広報・コンテンツチーム 国田尚史
TEL 03-6212-2928
FAX 03-6212-2943


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