英語は必要ありません! コロナ禍で注目を集める「やさしい日本語」による外国人対応のコツを紹介!

多文化共生の時代を迎える中、これからの公務員に必須のスキルを詳解! 『「やさしい日本語」で伝わる! 公務員のための外国人対応』10月16日発売!

株式会社学陽書房(本社:東京都千代田区、代表取締役:佐久間 重嘉)は、日本語を母語としない人や不慣れな人でも理解できるよう、簡易な表現を用いて伝える「やさしい日本語」を使った自治体における外国人対応の仕方を解説する新刊『「やさしい日本語」で伝わる! 公務員のための外国人対応』を2020年10月16日に発売しました。

『「やさしい日本語」で伝わる!公務員のための外国人対応』表紙
『「やさしい日本語」で伝わる!公務員のための外国人対応』表紙

書名:「やさしい日本語」で伝わる!公務員のための外国人対応
著者:岩田一成・栁田直美
定価:本体2,000円+税
ISBN:978-4-313-15116-1
判型:A5判・136ページ
発行:学陽書房
https://amzn.to/3jCUXTY

「やさしい日本語」は、これからの公務員に必須のスキル!

2019年4月、改正入管難民法が施行され、外国人労働者の受入れに舵を切った日本。

今後、自治体ではますます外国籍住民とのやりとりが増え、今のままでは対応できなくなることは必至です。

こうした中、近年さまざまな自治体で導入されるほか、コロナ禍における外国人住民への情報伝達の手段としても注目を集めているのが「やさしい日本語」です。

 例えば、

×「公共交通機関で来てください」

○「バスや電車で来てください」
×「周りに配慮して小さな声で話しましょう」
○「ここでは大きな声で話さないでください」

など、簡易な表現を使ったり、文の構造を簡単にしたり、日本語に不慣れな外国人の方にも伝わるように配慮します。 

多文化共生の時代を迎える中、これからの公務員の必須スキルとも言える「やさしい日本語」。

本書は、この「やさしい日本語」を使った自治体における外国人対応のコツをわかりやすく紹介します。

市民課から税務課、国保年金課、子育て支援課、福祉課、教育委員会・・・などなど、外国人住民が訪れる機会の多い各種窓口でお役立てください!

日本語にちょっとした工夫を加えて、わかりやすく伝える方法を紹介!

第1章では、「やさしい日本語」の背景や使うことによるメリットを解説。

外国人だからといって、英語ができるとは限りません。

実は日本に住む外国人のうち、6割以上に日本語なら伝わります。

また、日本語がほぼできない人が役所の窓口を一人で訪れることは稀。

「やさしい日本語」で伝える意義を詳解します。

第2章では、外国人に対応するための心構えを伝えます。

何より大切なのは、相手を想い、寄り添う気持ちを態度に表すこと。

あいづちをたくさん打って理解していることを示したり、相手の言ったことを繰り返したり、まとめて要約したりして、確認するコツを伝えます。

第3章では、最低身につけたい「やさしい日本語」の基礎・基本を解説。

「。」を多用して一文を短くしたり、尊敬語・謙譲語を減らしたり。

さらには、説明が細かすぎたり粗すぎたりしないよう配慮する、結論や全体像を先に説明するなど、相手の知りたいことに合わせて伝えることの大切さを解説します。

第4章では、「言い換える」「実物を見せる」などに実践的なコツを取り上げます。

お役所言葉はもちろん、つい日常的に使ってしまいがちな漢語などは、わかりやすく言い換えることが大切。

そして、実物や図・イラストを用いた説明についても紹介します。

第5章で取り上げるのは、まさに窓口で使えるテクニック。

お客さま、奥さま、お母さまなど、複数の呼び方をせずに「相手の呼び方を統一する」といった、自治体窓口ならではの気をつけたい事柄をピックアップします。

第6章では、自治体の現場で役立つお役立ちツールを紹介。

指差しでのコミュニケーションボードや翻訳アプリ、電話多言語翻訳サービス等、やさしい日本語を補完するために役立つ情報を紹介します。

本書の内容を一部紹介!

イラストを交え、NG・OKの具体的な会話例を紹介。

どのように話せばよいのか、そのポイントを丁寧に解説します。

親しみやすく読むことができ、かつ実践に活かせる一冊です!

実際のやりとりを動画で紹介してます!

実際のやりとりの様子を動画でご紹介します。

他の動画は弊社HPから見ることができます。
http://www.gakuyo.co.jp/book/b525059.html


著者プロフィール

岩田 一成(いわた・かずなり)

聖心女子大学現代教養学部教授。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了。博士(言語文化学)。

大学を卒業後、青年海外協力隊に参加し中国で日本語教師になる。

国際交流基金日本語国際センター、広島市立大学国際学部を経て現職。

専門分野は日本語文法(談話レベル)。

著書に『読み手に伝わる公用文――〈やさしい日本語〉の視点から』(大修館書店)、『日本語数量詞の諸相――数量詞は数を表すコトバか』(くろしお出版)、『「やさしい日本語」は何を目指すか――多文化共生社会を実現するために』(共著、ココ出版)、『日本語教育学の歩き方――初学者のための研究ガイド』(共著、大阪大学出版会)などがある。

科研費を得て「やさしい日本語」関連の研究に関わる一方、ライフワークとして変な公用文や公共サインをコレクションしている。

栁田 直美(やなぎだ・なおみ)

一橋大学森有礼高等教育国際流動化機構国際教育交流センター准教授。筑波大学地域研究研究科修士課程修了。博士(言語学)。

大学院を修了後、中国の吉林大学で日本語教師になる。

関西学院大学日本語教育センター、一橋大学国際教育センター准教授を経て現職。

専門分野は談話分析。著書に『接触場面における母語話者のコミュニケーション方略―― 情報やりとり方略の学習に着目して』(ココ出版)、『〈やさしい日本語〉と多文化共生』(共編著、ココ出版)、『超基礎 日本語教育』(共著、くろしお出版)などがある。

科研費を得て「地方自治体の窓口における外国人対応支援のための研究」を行う一方、生活で接する人の言葉遣いをじーっと観察している。


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