メンズ向けクリスマスコフレは需要増?購入経験は約9%も、4人に1人が今年は欲しいと回答!ケアだけでなく"自己表現"利用の喚起がメンズコスメ市場拡大のカギに!
【20代~40代男性のメンズコスメ利用に関する調査】
小売業界に特化した商品・顧客分析ソリューションを始めとする、パッケージシステムを開発・提供しているデータコム株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:小野寺修一)は、20代~40代男性のメンズコスメ、クリスマスコフレの利用に関するアンケート調査を実施しました。
【調査背景】
コロナ禍後の身だしなみへの意識の高まりや、男性韓流アイドルの影響などもあり、年々メンズコスメの市場が拡大しています。株式会社インテージの調査※によると2017年から2022年の5年で約1.5倍に。メンズコスメの需要の高まりを受け、クリスマスシーズンを前にメンズのクリスマスコフレについて市場動向を探るために調査を実施しました。
※出典:株式会社インテージ プレスリリース「ポストコロナでも成長を続ける男性化粧品市場」2023年9月14日公開記事より
【調査結果概要】
・40.3%がメンズコスメに興味を持っている
・最も使われているのは「フェイススキンケア用品」
・メンズメイクへの印象は肯定派30%、否定派30%とはっきり二分される
・「肌トラブルのケア」を目的にメンズコスメを使う人が64.3%
・クリスマスコフレの購入経験は8.9%に留まる
・4人に1人が今年のクリスマスコフレを欲しいと回答
※本調査ではフェイススキンケア、ボディケア、メイクアップ、フレグランスなどをメンズコスメと定義
■40.3%がメンズコスメに興味を持っている
メンズコスメへの興味について聞いたところ、「非常に興味がある」が15.0%、「少し興味がある」が25.3%と全体の40.3%が興味を持っているということが分かりました。
また、年代別に興味関心の度合いをみると、20代、30代は40代と比較すると興味を持っている人の割合が高いという結果になりました。
■最も使われているのは「フェイススキンケア用品」
現在使っている/今後使ってみたいメンズコスメでは、最多回答はどちらも「フェイススキンケア」。しかし、店頭やTVCMでの賑わいに反して、30%台に留まる結果に。さらに今後の利用意向は現在を下回っています。化粧品や乳液を1つにしたオールインワン商品が数多く販売されていることからも、本音ではフェイススキンケアを面倒に感じている人も多いのではないでしょうか。
一方で、その他のアイテムは今後の利用意向が上回っており、「ボディケア」は+6.7pt、「フレグランス」は+5.6pt。現在「ボディケア」や「フレグランス」を利用しておらず、今後取り組みたい人の約半数は「フェイススキンケア」を行っていました。対人関係を考慮してスキンケアに取り組んでいる層は、"見えないケア"という新たなステージに向かっているようです。
■メンズメイクへの印象は肯定派30%、否定派30%とはっきり二分される
また、メイクアップの利用は10%ほどにとどまっておりましたが、メンズメイクへの印象は、約30%の人が肯定派という結果になりました。自分でやらないにせよ、メイクを肯定的に捉えている人も一定数存在しています。対して、中立派が約40%、否定派が30%と、メンズメイクに対する意見は均衡している様です。
年代ごとの違いをみると、SNSなどでメンズメイクの情報に触れる機会が多いであろう若い世代ほど「特に何とも思わない」の割合は少なくなっていました。20代は肯定派も多い一方で、否定派も3世代の中では最多。メイクをしている人の有様や良し悪しに関する情報を見聞きしているからこそ、自分の意見をしっかりと持つ人が多いのでしょう。
■「肌トラブルのケア」を目的にメンズコスメを使う人が64.3%
メンズコスメを使っている人に限定して利用する目的を聞いたところ、「肌トラブルのケア」が64.3%と圧倒的多数。次点の「女性にモテたい」や「職場やイベントでの見た目を気にして」という自身に磨きをかける用途での回答は約3割前後に留まっており、現状メンズメイクはマイナス要素を取り除くことが主たる目的のようです。今後、メンズメイクが浸透していくためには、このような社交場でのポジティブな面を生活者に理解してもらうことが重要なカギとなるかもしれません。
■クリスマスコフレの購入経験は8.9%に留まる
メンズクリスマスコフレの購入経験については、91.1%が購入経験が無く、毎年購入している人も4.2%に留まり、未だ浸透していないという結果になりました。しかし、購入経験が無い人の中には「購入しないが貰ったことはある」という人も一定数おり、プレゼントとしての需要はあると言えそうです。
また、年代別にみてみると、特に若い世代になるほど購入経験、購入検討の割合が高くなる傾向がありました。
■4人に1人が今年のクリスマスコフレを欲しいと回答
クリスマスコフレを今年欲しいかという質問には、4人に1人にあたる24.4%が「はい」と回答。
購入経験がないという人が多かった反面、今年手にしたいというニーズはあり、徐々にメンズ用のクリスマスコフレのニーズも高まっていることが伺えます。
ここまでの結果から、男性がコスメを楽しむという文化はまだ浸透途中であり、肌トラブルケアなどの需要が中心と言えます。しかし、社交に係る要素として、ファッションなどと同等の立ち位置が確立されれば、コスメ、ひいてはクリスマスコフレに対する関心も高まるのではないでしょうか。
男性パートナーへクリスマスコフレを渡す際には、自己表現をサポートするアイテムであると丁寧に語ることで思いが伝わるのではないでしょうか。
【調査概要】
地域:全国
調査方法:QIQUMOによるアンケート調査
調査人数:20代~40代の男性 360人
調査時期:2024年11月
※本リリースの調査結果や分析をご掲載いただく際には「データコム株式会社 調べ」とご記載ください。
■データコム株式会社について
1994年の創立時から一貫して、小売業界に特化したパッケージシステムを手掛けています。取り扱う商品や販売方法が多様化する流通市場において、販売データや顧客データに基づく企業戦略設計が一層重要になっています。「商品分析システム d3」などの開発・提供を通じて、小売企業の更なる成長に貢献していきます。お客様にしっかり向き合い、「ビジネスへの新たな価値を創造し、確かな感動を生み出す。」これこそが私たちデータコムの使命であると捉え、その感動が業界全体のさらなる活性化へつながるよう、これからも新しいことに挑戦し続けます。
名称:データコム株式会社
代表:代表取締役 小野寺修一
所在地
本社:宮城県仙台市青葉区本町1-13-22 仙台松村ビル 6F
東京支社:東京都中央区日本橋富沢町7-16 THE GATE 日本橋人形町 5F
設立:1994年4月8日
HPURL: https://www.datacom.jp/
商品分析システム(d3):https://www.datacom.jp/d3/
顧客分析システム(Customer Journal):https://www.datacom.jp/solution/customer-journal/
公式Twitter:https://twitter.com/Datacom_jp
公式note:https://note.com/datacom