新進気鋭の6名のアーティストによるキャラクター絵画のグループ展”Advanced Obsession" 9月2日より9月13日まで、Anicoremix Galleryで開催!

2023-08-17 10:00
Exhibition Information Postcard

Overview

本展はArt Activist〈芸術活動家〉として、「拡張性と永続性」「記録と保存」をテーマとして多角的な活動を行うUtsuwa(うつわ)がキュレーターを務めます。6名の新進気鋭のアーティストに声がけして実現する、キャラクター絵画の新しい系譜作りの一助となることを期待しています。昨今、新進作家が取り組むことの多いキャラクター絵画の未来を探る展示となる本展に、ぜひお越しください。

Group Show
Advanced Obsession
2023年9月2日〜9月13日|木曜日 定休
13時〜19時|最終日は17時
Anicoremix Gallery

相磯桃花 | Aiso Momoka
相沢僚一| Aizawa Ryoichi
ONOTAKU
黒﨑力斗 | Kurosaki Rikito
杉本憲相|Sugimoto Kensuke
ももえ | Momoe
(50音順)
キュレーター | Utsuwa

Statement

 Obsession〈オブセッション〉とは「強迫観念、妄想、執着心、憑依される」といった意味を持ち、思考・アイデア・願望・感情が心に強く取り憑いている状態を指す。人生を支配するほどの強烈な熱意と探究心を以て憧れを超え、自身の表現を確立した各アーティストを表す言葉として今回のメインテーマとした。
では、Advanced〈アドバンスド〉とは何を指すか。意味としては「先進的、高度、高尚、前進する」といったものがある。前述のObsessionに係って、その表現の先進性や歩んできた軌跡を表しているが、同時に“進化“を表す言葉として用いた。
 リチャード・ドーキンスが1976年に発表した著書『利己的な遺伝子』においては、「複製・伝達・変異」という三つの条件を満たしていれば遺伝子以外のなにかであっても同様に“進化”するとしている。すなわちは、それぞれのアーティストが産み出した“人格”〈Character〉は、もはや各人の手を離れ、それぞれが独立した存在として進化を始めているのではないだろうか。
 さて、今回の展覧会ではぜひ純粋な感動を大事にしていただきたいと思う。鑑賞には「観る・知る・調べる」という3段階があり、それぞれを純粋に楽しむことが重要であると私は考えている。しかし、「観て楽しい」というシンプルな感情・動機は往々にして軽視されがちである。そのような何とも言えない湧き上がる感動やワクワクこそが全てであると私は思う。今回の企画が皆さんにとって、展示鑑賞をするきっかけや、参加していただいたアーティストたちを知るきっかけとなれば大変嬉しい。そしてここで観たものが、あなたにとって新たな執着となる事を願う。

Utsuwa

Artist Information

相磯桃花 | Aiso Momoka

Aiso Momoka |Profile Image

「わたしたちは、イメージでしか知覚することができず、肉体を持ってしても、実像と呼ばれるものは存在せず、血の通った肉と絵の具で描いた肌は同じものである」
主な展示に、個展「私がした暴力」(2018年/ナオ ナカムラ / 東京)、グループ展「BOYS LOVE」(2016年/新宿眼科画廊 / 東京)、また、美術手帖の表紙への作品提供(2014年)やアイドルグループ「バンドじゃないもん! 」楽曲のメインビジュアルを担当、活躍の場を広げている。

Aiso Momoka|Artwork

相沢僚一| Aizawa Ryoichi

Aizawa Ryoichi|Profile Image

「主に絵を描きつつ技法にとらわれない表現に向け制作している。現在、"モノは全て永遠には残らない"という自らの考えを基に植物に絵具を垂らしたり、死んだ飼い犬を象った陶芸作品などを制作している」
主な展示に、個展「Plan to annihilation」(2021年/新宿眼科画廊/ 東京)、個展「ピリオドのPHANTOM」(2022年/LIGHTHOUSE GALLERY/東京)、グループ展「로컬! ローカル! 」(2023年/pie 、三Q / 韓国 明洞)、 「ドローイング展はつはる」(2023年/新宿眼科画廊 / 東京)などがある。

Aizawa Ryoichi|Artwork

ONOTAKU

ONOTAKU|Profile Image

「自分の作品は色の重なりを重視しております。レイヤー層が重なって、それが描く媒体になるような。サーモグラフィーのような絵を描くよう心掛けています。頭に残るような絵を描きたいです」
主な展示に、「小さな箱庭から〜ONOTAKU個展」(2023年/美岳画廊/東京)、グループ展「大丸マチエール展 2023年/大丸東京美術画廊/東京)、「━ THE NAKED WOMEN ━ GINZA ♡ボニータ♡!」(2022年/Artglorieux GALLERY OF TOKYO/東京)などがある。
2012年 東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻洋画コース修士課程 修了

ONOTAKU|Artwork

黒﨑力斗 | Kurosaki Rikito

Kurosaki Rikito|Profile Image

「概念的なアニメキャラクターを媒体として自身の表現に取り組んでいる」
主な展示に「THE blank GALLERY Summer Group Show 2023」(2023年/THE blank GALLERY/東京)、マルイクリエイターズマーケット Vol.3」(2023年/新宿マルイANNEX/東京)などがある。
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科在学中。

Kurosaki Rikito|Artwork

杉本憲相|Sugimoto Kensuke

Sugimoto Kensuke|Profile Image

主な展示に、個展「ふめつのからだ」(2020年/ 金沢アートグミ/石川)、グループ展「はつはる」(2023年/新宿眼科画廊/東京)、「ブルーピリオド展-ブルーアートコラボレーション」(2022年/寺田倉庫G1ビル/東京)などがある。
2016年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了
2014年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科日本画専攻 卒業

Sugimoto Kensuke|Artwork

ももえ | Momoe

Momoe|Profile Image

「自分が面白いと思うものを作り続けたいです」
主な展示に、個展「MAYBE」(2023年/Hidari Zingaro/東京)、グループ展 「うたたね展」(2023年/Art Gallery CORSO/東京)、グループ展「 MOUTH展」(2022年/Art Gallery CORSO/東京)などがある。 本年、村上隆がチェアマンの若手アーティストの支援を目的としたアートの祭典「GEISAI#22 & ClassicでMr.賞(ミスター賞)を受賞し、一躍注目を集めた。
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科3年

Momoe|Artwork

キュレーター | Utsuwa

Utsuwa|Profile Image

Art Activist〈芸術活動家〉、略してArt-ist〈アーティスト〉。
「拡張性と永続性」「記録と保存」をテーマとして多角的な活動を行う。
主な主催・キュレーションに、「『げこる+』rusu」(2022年/東京)、主なグループ展にげこる主催「空き地」(2023年/旧扇屋質店/神奈川)、「GEISAI#21」「GEISAI#22」がある。そのほか、アートにまつわる様々な活動に積極的に関与している。

Gallery Information

Anicoremix Galleryは、2021年4月にオープンしたPOPアート&イラストレーションのコマーシャルギャラリー。柿落としの展示会「米山舞の個展"EGO"」の開催により、新しい展示や表現手法にこだわった展示が注目され、"EGO"以後の展示スタイルに大きな影響を与えたアートギャラリー。人気ギャラリーも数多い神宮前・原宿のど真ん中に位置するため、多くのお客様がご来廊されます。著名アーティストから新進気鋭のアーティストまで様々な企画展示を行なっています。3年目を迎え、よりコンテンポラリーアートへシフトしつつあり、今回の展示につながりました。アーティストプロデュースやマネジメント事業も推進中。

Anicoremix Gallery|アニコリミックスギャラリー
東京都渋谷区神宮前4-28-18 カトル・バン原宿B1
03-6434-9925
info@anicoremixgallery.com

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