阪神甲子園球場・銀傘拡張構想 「歴史と伝統の継承」、「サステナビリティ」を コンセプトに新たな100年も日本中の方々に親しまれ、 愛される球場、世界の人々を魅了し、 訪れたくなるスタジアムを目指します。

阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:久須勇介)が運営する阪神甲子園球場では、1924年8月1日の開場以来、継続的に改良を重ねながら新たな価値を創造し、我が国における野球の聖地として歴史を紡いできました。なかでも近年は、安全性の向上や快適性の向上と併せて「歴史と伝統の継承」を基本コンセプトに、様々な改修に取り組んでいます。

※近年の主な改修工事
2008年~
球場本体のリニューアル(3期に分けて実施し、2010年に完了)
※太陽光パネルの設置や雨水利用(銀傘に降った雨水の活用)などサステナブルな取組みを開始
2010年 甲子園歴史館の開業
2019年 メインビジョンのリニューアル
2022年
スタジアム照明のリニューアル(LED化)
甲子園歴史館の移転拡張(「甲子園プラス」の開業に伴い実施)

この度、観戦環境の更なる改善を目的に、銀傘(内野の一部座席を覆う屋根)をアルプススタンドまで拡張する構想を推進することとなりましたのでお知らせいたします。戦前にアルプススタンドまで覆っていた銀傘(当時は「大鉄傘」と呼ばれていました。)は、太平洋戦争による金属供出のためすべて取り外されて以降、徐々に復活、拡張してきましたが、「歴史と伝統の継承」のコンセプトのもと、この度完全復活させる構想です。

本構想は、グラウンドでプレーする選手と同様にアルプススタンドで熱戦を繰り広げる学校応援団の観戦環境を改善することにより、友情・連帯そしてフェアプレーの精神を旨とする高校野球の聖地として、これからも阪神甲子園球場が進化を続けることで、高校野球文化の継承を図るものです。

新たな100年に向けて「サステナビリティ」をコンセプトとして加え、将来に亘って日本中の方々に親しまれ、愛される球場、世界の人々を魅了し、訪れたくなるスタジアムを目指します。

アルプススタンドまで覆っていた当時の様子(1931年頃の様子)

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現在、100年前の施工者でもある株式会社大林組に設計業務を委託し、構想の具現化にむけて検討を進めており、現時点では着工、竣工時期含め、具体的な計画は未定です。実施および詳細が決まれば、改めてお知らせいたします。

阪神電気鉄道株式会社 https://www.hanshin.co.jp/

発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

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