『ネットワークスライシング:アジア太平洋地域の5G市場は2025年に238.9億ドルまで成長』-フロスト&サリバン最新ICT調査

米国本社のもとグローバル市場調査とアドバイザリーを提供する、フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社(東京都港区/代表取締役 山村浩/以下、フロスト&サリバン)は、「アジア太平洋地域で5Gの成長を促進するネットワークスライシング、マルチアクセスエッジコンピューティング、プライベートネットワーク(Network Slicing, Multi-access Edge Computing and Private Networks to Boost 5G Growth in Asia-Pacific, Finds Frost & Sullivan)」調査レポートを発表いたしました。

フロスト&サリバンの最近の調査分析、アジア太平洋地域(APAC)の5G市場は、マルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)により促進され、5Gネットワークは同地域の5G市場全体の成長を強化することが明らかにされています。さらに、人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、ロボティクスなどの新興テクノロジーの統合により、リアルタイムの自動化が急速に進み、職場での接続性が向上し、モバイル事業者にとって、マネタイズの可能性が大幅に拡大しました。

その結果、APACにおける5Gの売り上げは、2020年の21.3億ドルから2025年には238.9億ドルに成長し、年平均成長率は62.2%に達することが予測されます。この指数関数的成長は主に、5Gのコネクティビティおよび4Gと比較したパフォーマンス向上によりもたらされます。5Gネットワークスライシングからの売り上げは、5Gの能力が、顧客に商業的に利用可能なソリューションが提供できるようになったときに、同地域の総売り上げに貢献するでしょう。

フロスト&サリバンICT部門のディレクターであるメイリー・クァは、以下のように分析しています。

「5Gの新たな側面は、新たなサービスおよびテクノロジーのマネタイズ化を促進するでしょう。5Gは経済成長をもたらすため、APACの多くの国の政府は、自国の5G展開を支援しています。モバイル事業者は、コネクティビティの先にある新たな収益の流れを促進し、固定ブロードバンドプロバイダーに対する競争力を回復するために、5Gに期待しています。2025年までに、5GはAPACのモバイルネットワークへの投資の70%から80%を占めるようになるでしょう。

5Gは、顧客体験が重要な評価指標の1つであり、モバイル事業者の主な課題である時期に台頭してきました。顧客体験は、利益幅を改善しつつ、「常に接続されている」という、高まる消費者の期待に応えるために必要です」。

5Gネットワークにおける成長機会を獲得するために、モバイル事業者は以下に注力する必要があります:
• 顧客セグメントのニーズに対応した5G展開:モバイル事業者は、適した5Gサービスを提供するために、変わりゆく顧客のニーズを理解する必要がある。
• ミッションクリティカルなアプリケーション向けの5Gを活用したMEC:成功するエンドツーエンドのソリューションには、相乗効果のあるパートナーシップおよび共創が必要である。地域のモバイル事業者は、B2Bのための未来を見据えた製品を投入するために、5GおよびMECの潜在性を調査すべきである。
• 企業セグメント向けの5Gを活用したビジネスソリューション:ビジネスリーダーたちは、生産性向上、リモート人材のより良い活用、ハイブリッドワークへの移行のため、5Gを導入しなければならない。

APACにおける5G市場の成長機会は、フロスト&サリバンICT部門の最新の調査分析の一つで、Frost & Sullivan Leadership Councilを通して閲覧可能です。Frost & Sullivan Leadership Councilは、企業がこの不透明な未来で成功するための、継続した成長機会の流れを特定するためご支援します。

英語原文:

日本語版編集:

新原徹也 / フロスト&サリバンAPAC ICT部門ディレクター

日本国内及びAPACの ICTとサイバーセキュリティ市場の調査において約15年の経験を有し、市場規模やトレンド、市場予測や競争環境に関する知見を有する。

【フロスト&サリバンについて(本社:米国)】

フロスト&サリバンは、60年以上に渡り、フォーチュン1,000社、行政機関、投資家に向け、持続可能な成長戦略の策定をご支援してきました。経済情勢の変化に即応すると共に、破壊的技術を見出し、新たなビジネスモデルを立案することで、将来の成功へと導く革新的な成長機会を創り出します。

フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社

設立:2014年1月
沿革:2009年3月 日本支社「フロスト&サリバン インターナショナル」設立
2014年1月 日本法人「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」設立
代表者:山村浩(代表取締役)
所在地:〒107-6123 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル23階
URL: https://frost.co.jp/

本リリースに関するお問い合わせ

フロスト&サリバン 広報マーケティング担当 三田
フロスト・アンド・サリバン株式会社PR事務局(SivanS株式会社内)
担当:高谷
Email: marketing.jp@frost.com

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