サステナブルなものづくりへの貢献と将来の市場開拓へ高い期待 卵殻膜繊維ovoveilが第7回エコプロアワードで優秀賞を受賞
株式会社ファーマフーズ(本社:京都市西京区)が開発、販売する次世代サステナブル繊維「ovoveil®(オボヴェール)」による卵殻膜アップサイクルの取り組みが、一般社団法人サステナブル経営推進機構(以下SuMPO)の主催する第7回エコプロアワード※において、優秀賞を受賞しましたので、お知らせいたします。
サステナビリティトランスフォーメーション(SX)の実現に寄与することを目指す表彰制度
エコプロアワードは、日本市場において事業者、消費者、投資家、市場関係者に評価が高く、具体的に優れた環境配慮が組み込まれた製品、サービス、技術、ソリューション、ビジネスモデルを表彰することで、これらのさらなる開発・普及の促進を目的として毎年実施されています。
卵殻膜繊維ovoveil®
鶏卵は日本国内で年間約260万トン消費され、副産物として約1万トンの卵殻膜が未利用バイオマスとして廃棄されています。当社は卵殻膜を大量かつ衛生的に回収するサプライチェーンを構築し、卵殻膜を10%添加した再生セルロース繊維ovoveil®を開発しました。ovoveil®はシルクのような滑らかな風合いを持つ、肌にも環境にも優しい繊維です。 現在、アパレル及び消費材メーカー向けに糸や生地の販売を開始し、複数の繊維メーカーと協業を進めています。
環境面、社会面、経済面での高い評価
環境面では、従来再利用できなかった卵殻膜を、高付加価値な繊維製品にアップサイクルした点が高く評価されました。また、卵殻膜の買取りルートの確立やアパレルメーカーとの製品開発など、多様なステークホルダーと協働することで新たな市場開拓に取り組んでいることも社会面、経済面において評価されました。
エコプロ2024に出展
本賞の表彰式典は、2024年12月4日から6日にかけて東京ビッグサイトで開催されるエコプロ2024内で実施されます。当社は、ovoveil®やその他の卵殻膜アップサイクルに関する展示を行う予定です。
※主催:一般社団法人サステナブル経営推進機構、後援:財務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、金融庁、特別協力:日本経済新聞社