文化庁芸術祭演劇部門 新人賞受賞(2019) 劇作家 くるみざわしん×演出家 鈴木裕美の初タッグで描く 『ひとつオノレのツルハシで』上演決定 カンフェティでチケット発売

明治に生きた夏目漱石と田中正造 日本を代表する文豪と日本初の公害問題と闘った異分野の二人。その二人がもし出会っていたらどんな火花を散らすのか・・・。

一般社団法人 Myrtle Arts(マートル アーツ)主催、『ひとつオノレのツルハシで』が2022年8月18日 (木) ~2022年8月22日 (月)にザムザ阿佐谷(東京都杉並区)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。

カンフェティにて6月20日(月)よりチケット発売開始予定
http://confetti-web.com/myrtlearts

公式ホームページ
http://www.myrtle.co.jp/arts/

劇作家:くるみざわしんと演出家:鈴木裕美の初タッグ

 現役の精神科医であり、文化庁芸術祭新人賞受賞の劇作家:くるみざわしんと、演劇界でアクティブな挑戦を続ける演出家:鈴木裕美との初タッグ。
 明治に生きた、夏目漱石と田中正造は同時代人。漱石は東京帝国大学の英文学者から小説家に転じ、 欧化に呻吟する日本人を描き、日本の文学の基礎を作り上げた。 正造は村名主から帝国議会の議員になり、公害問題の原点・足尾銅山鉱毒事件に身を投じ、現代をえぐる警句を残した。 明治国家建設の矛盾に、漱石は小説で、正造は政治で挑んだ。
 ​二人は直接には出会わなかったが、漱石の小説『坑夫』ですれ違う。

 現在では大舞台、ミュージカルを中心に演出家として華々しい活躍をする鈴木裕美が、劇作家として高く評価している「くるみざわしん」の脚本を得て、新しい分野に挑戦する。 出演は、渡辺えりの劇団300でメインキャストとして長年活躍していた土屋良太と同劇団に所属していた川口龍。小説家の妻役には新宿梁山泊や唐組などで活躍していた近藤結宥花。

<あらすじ>
明治42年(1909年)の夏、小説家の斜メ(ななめ)と妻の加々見(かがみ)は東京の本郷の一軒家を借りて住んでいる。最近は小説の執筆のほかに、講演を頼まれることが増え、口では頼まれて仕方なくと言いながら、元教師で話すのが得意なうえに、生まれつきのおしゃべりで出たがりであるため、頼まれるといそいそと出かけて、安請け合いをして帰ってくることが多かった。

そんなある日、「先日の先生の牛込での御講演をお聞きし、こころにひっかかることがありまして」と男が訪ねてくる。常(つね)という名のその男は各地の方言が入り混じった出所不明の言葉を使い、ずかずかと上がり込み問答を始める。始めった問答は、斜メがかいた小説の鉱山での一夜の描写をめぐって思わぬ方向に進み、加々見を巻き込み、明治という時代、日本という国を巻き込んで終わりなく続き…その果てに見えてくるものは…。

公演概要

『ひとつオノレのツルハシで』
公演期間:2022年8月18日 (木) ~2022年8月22日 (月)
会場:ザムザ阿佐谷(東京都杉並区阿佐谷北2丁目12-21ラピュタビル B1F)

■出演者
土屋良太 / 近藤結宥花 / 川口龍

■スタッフ
作:くるみざわしん
演出:鈴木裕美
美術:袴田長武
音響:内田誠(オフィス新音)
照明:伊藤孝(株式会社ART CORE)
衣装:中村洋一(東京衣裳)
ヘアメイク:西川直子
舞台監督:渡辺健次郎
宣伝美術:福田真一
宣伝写真:横田敦史
制作:秋元けい子・三浦伸子
主催:一般社団法人MyrtleArtsマートルアーツ

■公演スケジュール
2022年
8月18日(木)19:00
8月19日(金)14:00 / 19:00
8月20日(土)14:00 / 19:00
8月21日(日)14:00
8月22日(月)14:00
※開場は、開演の30分前です。
*アフタートーク予定有り(詳細は決まり次第MyrtleArtsのHPにて)

■チケット料金
一般:4,500円
(全席指定・税込)

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