オリンピック6大会連続出場 アーチェリー日本代表 古川高晴現役引退 今後は指導者として後輩育成とアーチェリー普及活動に尽力

2024-10-21 15:30
会見での花束贈呈 古川高晴(左)、近畿大学体育会洋弓部監督 山田秀明(右)

近畿大学(大阪府東大阪市)スポーツ振興センター職員で、アーチェリー日本代表としてオリンピックに6大会連続出場した古川高晴が、令和6年(2024年)10月25日(金)から27日(日)にかけて行われる第66回全日本ターゲットアーチェリー選手権大会をもって、現役を引退することとなりました。今後は近畿大学体育会洋弓部のコーチとして後輩の育成に尽力するとともに、アーチェリーの普及活動にも取り組む予定です。

【古川高晴コメント】
このたび、私はアーチェリー競技からの引退を決意いたしました。高校1年生の時にこの競技を始めて以来、25年間にわたり活動を続けてまいりましたが、若い選手たちに代表の座を譲り、指導者として集中するよきタイミングだと感じています。
振り返ってみると、私の競技生活は多くの方々の支えによって成り立っていたことを実感しております。特に近畿大学では、スポーツ振興センターの職員として働きながら競技に専念できる環境を整えていただき、心より感謝申し上げます。また、山田監督や金コーチをはじめ、家族、スポンサー、今まで一緒に練習してきた仲間、そして応援してくださったすべての皆様に深く感謝いたします。
私の競技人生の中で、東京オリンピックで無観客ながらメダルを2つ獲得できたことは特に印象深い出来事です。パリオリンピックでは結果を出せませんでしたが、金メダルを目指して挑戦したことは私の誇りです。
今後は、指導者として後輩の育成に尽力するとともに、アーチェリーの普及活動にも取り組んでいきたいと考えています。また、近畿大学で練習を続ける学生たちには、素晴らしい環境の中で大きな夢を持って努力してほしいと願っています。選手としての姿は見せられなくなりますが、近畿大学体育会洋弓部のコーチとしての道を歩む古川高晴を引き続き応援していただけますと幸いです。

【プロフィール】
近畿大学スポーツ振興センター職員、体育会洋弓部コーチ
昭和59年(1984年)8月9日生まれ、青森県青森市出身
平成19年(2007年)近畿大学経営学部卒業
<主な成績>
平成24年(2012年)ロンドンオリンピック 男子個人 銀メダル
平成27年(2015年)世界選手権(コペンハーゲン)男子個人 銅メダル
平成30年(2018年)アジア競技大会(ジャカルタ)ミックス 金メダル
令和3年(2021年)東京2020オリンピック 男子団体 銅メダル、男子個人 銅メダル
令和5年(2023年)世界アーチェリー選手権大会(ベルリン)男子団体 銅メダル
令和6年(2024年)ワールドカップ(アンタルヤ)混合団体 金メダル
アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロ、東京、パリ オリンピック6大会連続出場
全日本ターゲットアーチェリー選手権大会 男子 5回優勝

【関連リンク】
スポーツ 体育会洋弓部 監督 山田秀明(ヤマダヒデアキ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1473-yamada-hideaki.html

スポーツ振興センター
https://www.kindai.ac.jp/campus-life/guide/sports-center/

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