世界自然遺産における環境保全活動について 奄美大島(金作原)に「環境保全型トイレ」を設置
阪急交通社(大阪市北区梅田 代表取締役社長 酒井淳)は、2023年6月9日(金)に阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として、奄美大島(金作原(きんさくばる))に企業版ふるさと納税による寄付を行い、「環境保全型トイレ」を設置いたしましたのでお知らせいたします。
「環境保全型トイレ」は、処理槽内の杉チップに水分を吸着させることで、微生物の働きにより分解・処理を行います。水を使用しないため、土壌汚染に配慮しており、使用した杉チップは堆肥として資源になります。また、循環リサイクルに利用する電力にはソーラーパネルを活用するなど、総合的な環境保全機能を有しています。当社では、2007年12月に初めて屋久島に設置して以来、7例目となります。
奄美大島は、2021年、生物多様性の価値を評価され徳之島、沖縄島北部及び西表島とともに、世界自然遺産に登録されました。ウサギの中で最も原始的な姿を残す「アマミノクロウサギ」他、次世代に受け継いでいくべき貴重な固有種や固有亜種、絶滅のおそれのある動植物の生育地として注目を集めており、特に金作原地区における亜熱帯の原生林の探勝は人気が高まっています。当社におきましても、添乗員同行の観光中心の団体ツアー、フリープラン、少人数によるネイチャーハイキングなど奄美大島の需要は高く、たくさんの皆様をご案内していますが、自然遺産の保護とオーバーユース防止を考慮し、適正な環境で奄美大島の大自然を観賞いただけるように取組みを進めてまいりました。
阪急交通社では、日本の美しく豊かな自然を永く後世に残すために、これからも環境保全活動をはじめとする社会貢献活動を継続してまいります。
環境保全型トイレ概要
トイレの形状:
焼杉製トイレブース 洋式便座1穴+小便器1穴
太陽光発電仕様モデル
サイズ:幅1,950mm、奥行2,050mm 高さ2,795mm
設置台数:1台
設置場所:奄美市名瀬朝戸金作原(奄美群島国立公園第2種特別地域)
着工日:2022年12月2日(金)
竣工予定日:2023年5月19日(金)
共催:阪急阪神ホールディングス株式会社
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1