リアルグローブ 国土交通省主催「実証実験 ドローンによる巡視体制の強化」にHec-Eyeを使用
ドローン等のリアルタイム中継システム「Hec-Eye」を提供する株式会社リアルグローブ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:大畑 貴弘、以下 リアルグローブ)は、令和3年10月29日(金)に国土交通省近畿地方整備局木津川上流河川事務所(以下木津川上流河川事務所)が主体となって実施した三重県伊賀市での実証実験「ドローンによる巡視体制の強化~自律飛行ドローン・赤外線カメラによる識別能力を強化させDXを推進~」に「Hec-Eye」を使用し、実施協力を行いました。
【実施の背景】
木津川上流河川事務所では、上野遊水地他河川管理の一環として、洪水時等に車両で巡視し通行者や農耕作業中の一般市民に向けた呼びかけを行っています。
広範な巡視を含む河川管理の負担軽減・効率化・省人化に向けて、最新技術を駆使したドローンによる河川巡視について検討しており、本実証実験ではドローンを活用した洪水時巡視を試行し運用上の課題や効果を確認することを目的に行われました。
本実証実験において、Hec-Eyeは巡視の補助システムとして、ドローンやスマートフォンによるリアルタイム映像や位置情報を遠隔拠点に共有し、現地の状況を迅速に把握出来るツールとして使用されました。
【実証実験概要】
実施日時:令和3年10月29日(金)
実施場所:三重県伊賀市上野遊水地
実施内容:
①自律飛行ドローンによる巡視の試行
2地点の離発着場所を起終点としてそれぞれ30分程度の巡視
②ドローン(赤外線カメラ搭載)で撮影したリアルタイム映像の配信
集中管理センターにてドローンで撮影した映像を監視モニターにライブ配信
【実証実験結果と今後の展開】
今回の実証実験では、赤外線カメラを搭載したドローンを飛行させ、Hec-Eyeを用いてリアルタイムに遠隔拠点へ映像を共有することにより、現場状況の迅速な共有および遠隔拠点からの通行者の発見を実現しました。
遠隔拠点である集中管理センターでは、「実際の巡視業務への活用イメージを持つことができた」と、評価をいただきました。
今後、現場での実運用に向け、円滑な映像中継を行う実施体制の整備など更なる検証を重ねていきます。
【参加者】
国土交通省近畿地方整備局
国土交通省木津川上流河川事務所
株式会社パスコ(実験計画及び実験統括)
株式会社ヘキサメディア(ドローン操縦)
株式会社リアルグローブ(映像配信)
【Hec-Eye について】
「Hec-Eye」はリアルグローブが、一般社団法人EDAC監修のもと開発した、ドローン等からの取得情報を地図上に集約し共有するプラットフォームで、総務省の「平成27年度補正予算IoTサービス創出支援事業」の採択案件を通じて構築されたリファレンスモデル(成果物)を核として開発されたサービスです。救急医療・災害対応分野での活動支援や業務効率化を目的として開発され、現在は鳥獣害対策や観光分野等も含めたより広い分野で活用されています。 「Best of Japan Drone Award 2019」では、ソフトウェア部門の最優秀賞に選出されました。 Hec-Eye についてはこちらから https://hec-eye.realglobe.jp/
【リアルグローブについて】
株式会社リアルグローブは、『世界の全てをWebAPI化』することで、適量生産・適量消費で地産地消、持続可能な社会を実現するため、社会にある様々な「現場」でAI・IoT・Roboticsといった「技術」の活用モデルを作り、社会実装を進めることで、よりよい社会の実現を目指しています。
■社名 : 株式会社リアルグローブ
■本社所在地 : 〒101-0061
東京都千代田区神田三崎町2-20-4 八木ビル201
■代表取締役社長: 大畑 貴弘
■URL : https://realglobe.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社リアルグローブ
■担当:渡邊・宮田
■電話 :03-6380-9372
■メール :pr@realglobe.jp