〈ドラッグストア2019年4月のインバウンド消費調査〉 四国のお菓子がトップ30に2商品ランクイン ~購買件数は前年同月比約3割減、購買単価は約1割の増加~
データマーケティングの株式会社True Data (トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之)は、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年4月のインバウンド消費動向調査を発表します。
日本政府観光局(JNTO)の発表によると、4月の訪日外国人数は単月として過去最高の292万7千人を記録しました。ドラッグストアにおけるインバウンド消費1店舗あたりの購買件数は1,055件、前年同月比で29.2%減少しましたが、1レシートあたりの購買単価は16,471円で前年同月比9.1%増加しました。
個別商品の売上個数ランキングでは「野村 ミレービスケット」が初めてトップ30入りしました。製造している野村煎豆加工店は、「チーズおやつ」(15位)の扇屋食品と同じく四国のメーカーです。インバウンド消費においては、国内で必ずしもトップシェアではない地域のお菓子メーカーにも、上位入りするチャンスがあると考えられます。
◆ドラッグストアのインバウンド消費購買件数の推移 (1店舗あたりのレシート枚数)
◆1レシートあたりの購買単価(円)
ビスケットが初めてランクイン
当月30位に「野村 ミレービスケット」がランクイン。当社の調査開始以来、初めてビスケットがトップ30入りしました。製造している有限会社 野村煎豆加工店は高知県高知市にある創業大正12年の老舗メーカー。中国やシンガポールに商社経由で販売するなど海外販売拡大にも注力しています。また、15位の「チーズおやつ」はチーズをタラではさんだインバウンド購買定番のお菓子で、製造している扇屋食品は愛媛県伊予郡の老舗食品会社です。高知の「野村 ミレービスケット」が愛媛の「チーズおやつ」と同じくインバウンド購買での定番商品となるか今後の動向が注目されます。
四国の老舗メーカー発!人気のお菓子
〈全国〉2019年4月インバウンド消費売上個数ランキングTOP30
順位 前月順位 カテゴリ・商品
1位 1位→ UVケア
〈資生堂〉アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク 60ml
2位 2位→ 目薬
〈参天製薬〉サンテFX ネオ 12ml
3位 3位→ リップクリーム
〈DHC〉DHC 薬用リップクリーム 1.5g
4位 6位↑ フェイスクリーム
〈花王〉キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 40g
5位 5位→ 洗顔料
〈資生堂〉専科 パーフェクトホイップn 120g
6位 圏外↑ 洗顔料
〈花王〉キュレル 泡洗顔料 150ml
7位 4位↓ 外用鎮痛・消炎薬
〈久光製薬〉サロンパスAe 140枚
8位 9位↑ パック
〈石澤研究所〉毛穴撫子 お米のスキンケア お米のマスク 10枚
9位 8位↓ 鎮咳去たん薬
〈龍角散〉龍角散ダイレクト スティック ピーチ 16包
10位 10位→ キャンディ・キャラメル
〈江崎グリコ〉ポップキャン 1本
11位 12位↑ 鎮咳去たん薬
〈龍角散〉龍角散ダイレクト スティック ミント 16包
12位 11位↓ 外用鎮痛・消炎薬
〈ニチバン〉ロイヒつぼ膏 RT156 156枚
13位 7位↓ かぜ薬
〈大正製薬〉パブロンゴールドA 微粒 44包
14位 圏外↑ 虫よけ剤・虫よけ器
〈アサヒグループ食品〉虫きちゃダメ 60枚
15位 17位↑ 水産珍味
〈扇屋食品〉チーズおやつ 1本
16位 16位→ マスク
〈アラクス〉アラクス PITTA MASK GRAY 3枚
17位 圏外↑ かゆみ・虫さされ用薬
〈池田模範堂〉液体ムヒS2a 50ml
18位 圏外↑ かゆみ・虫さされ用薬
〈池田模範堂〉液体ムヒベビー 40ml
19位 15位↓ 健康食品
〈ピルボックスジャパン〉ピルボックス onaka 60粒
20位 21位↑ パック
〈クラシエホームプロダクツ〉肌美精 超浸透3Dマスク エイジングケア保湿 4枚
21位 20位↓ 外用鎮痛・消炎薬
〈ニチバン〉ロイヒつぼ膏 RT78 78枚
22位 圏外↑ 乳液
〈花王〉キュレル 乳液 120ml
23位 25位↑ 外用殺菌消毒薬
〈小林製薬〉サカムケア 10g
24位 24位→ パック
〈ウテナ〉プレミアムプレサ ゴールデンジュレマスク ヒアルロン酸 33g×3枚
25位 14位↓ チョコレート
〈不二家〉アンパンマン ペロペロチョコ 1本
26位 26位→ 目薬
〈参天製薬〉サンテFX Vプラス 12ml
27位 22位↓ キャンディ・キャラメル
〈UHA味覚糖〉コロロ グレープ 48g
28位 27位↓ 洗顔料
〈カネボウ〉フリープラス マイルドソープa 100g
29位 23位↓ キャンディ・キャラメル
〈不二家〉アンパンマン ペロペロキャンディ 1本
30位 圏外↑ ビスケット・クッキー
〈野村煎豆加工店〉野村 ミレービスケット 130g
今回の調査から集計対象店舗を拡充しています。
〈当調査におけるインバウンド消費の定義〉
全国のドラッグストアにおける店舗情報をベースに、「銀聯カードが利用可能」「外国人観光客が多く集まる観光エリア」など複数の条件から「インバウンド店舗」を設計しています。その「インバウンド店舗」の購買情報をもとに、「1レシートあたりの購入金額が5,000円以上(免税対象)」の購入といった条件によってインバウンド消費を特定し、分析を実施しています。
インバウンド消費 実売動向レポートについて
データマーケティングの株式会社True Dataが毎月月末に発行しているレポート。2016年5月に発売がスタートしました。2019年4月のデータを掲載した「インバウンド消費 実売動向レポート <ドラッグストア> vol.37」は、下記ホームページより、レポートの一部を無料でダウンロードいただけます。
http://www.truedata.co.jp/inbound/
価格:年間購読版 月額83,000円(税別)
会社概要
社名 : 株式会社True Data (トゥルーデータ)
代表者: 代表取締役社長 米倉 裕之
所在地: 〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル 4階
設立 : 2000年10月10日
資本金: 11億6051万円
URL : https://www.truedata.co.jp/
~事業内容~
1.スーパーマーケット、ドラッグストア等の小売業に対するID-POSシステム、プロモーション・CRM支援・教育支援等のデータ活用、コンサルティングサービスの提供
2.マーケティングパネルデータ (全国購買データベース「True Data」※)を活用したクラウド型製品とサービスの提供
※「True Data」とは
株式会社True Dataが設計、運用する、全国のドラッグストア、スーパーマーケットなどの消費者購買情報を統計化した標準データベース。全国延べ5,000万人規模の購買情報から構成され、性別、年代情報をカバーしています。