【名城大学】学生ハッカソンイベント「Hack U 名城大学2023」 最終発表会を開催
14チームの73人が参加 約1カ月で斬新なプロダクトを企画・開発
本学の学生らが限られた期間内にサービスや製品を企画、開発、発表する学生ハッカソンイベント「Hack U 名城大学2023」の最終発表会が12月16日、天白キャンパス研究実験棟Ⅲのイノベーションハブで開催されました。6回目となる今回は「Wowで『!(びっくり)』な学生生活」をテーマに、学生たちが斬新で自由な発想で創りあげたプロダクトを次々とプレゼンテーションしました。
最優秀賞は「ビビっと!」 AIがおしゃれなコーディネートを提案
LINEヤフー株式会社が主催し、本学が共催する「Hack U 名城大学」は、LINEヤフーの社員のサポートを受けながら、学部・学年の枠を超えたチームがプロダクトを企画・開発するイベントで、ものづくりを楽しみながらクリエイターになるきっかけを体感することができるプログラムです。本学が指定管理者を務める愛知県立総合工科高等学校専攻科の生徒も含めて14チーム73人が11月20日から約1カ月の開発期間を経て最終発表会に臨みました。
最終発表会では、小原章裕学長と社会連携センター長で経営学部の田中武憲教授、情報工学部の旭健作准教授、LINEヤフーの中村友一さんと木村信裕さんが審査員を務め、各チームが3分の制限時間内でプレゼン。将来の希望職種などに合わせて履修登録が簡単にできるアプリや、大学周辺のグルメ情報や学割が使える店を探せるアプリ、超音波センサーを扉の横に設置して学食などの混み具合が把握できる「人間探知機」などのプロダクトを次々と発表しました。
各チームはプレゼンで、把握した課題やその解消に向けたサービスの機能、活用した技術仕様、今後の展開などをパワーポイントを使ってコンパクトに紹介。さらに、その後の展示会では各チームのテーブルを回る審査員や他チームの学生、LINEヤフーの社員に、実際にスマホやパソコンの画面でアプリを起動させて説明したり、機能などの質問に答えたりしていました。
審査の結果、AIがおしゃれなコーディネートを提案したり、服の購入をサポートしてくれたりするアプリ「kikonashi」を開発した「ビビっと!」が、最優秀賞と参加者投票で最も票を獲得した作品に贈られる「Happy Hacking賞」をダブルで受賞。名城大学賞は探索&発見バトルゲームを開発した「SiAMiArt」、名城大学学長賞には相性の合う教授の情報を得ることができるアプリを作った「みんなちがってみんないい」が選ばれました。
表彰式で最優秀賞の「kikonashi」について、審査員で本学OBの木村さんは「完成度がすごく高かったです」と絶賛。「ビビっと!」リーダーの山下滉太さん(理工学部4年)は「チームのみんながそれぞれの得意分野を生かして作りました」と振り返りました。最後に旭准教授が「期待以上の作品ばかりで甲乙つけがたく、審査員の意見も分かれました」と講評しました。