日立オープンプラットフォームソリューションズが、「Oracle Collaboration Suite」を導入

 株式会社 日立オープンプラットフォームソリューションズ(取締役社長:若井 勝郎、以下日立OPSS)と日本オラクル株式会社(代表取締役社長:新宅 正明、以下日本オラクル)は、日立OPSS社内の情報共有システム構築にあたり、日本オラクルのコラボレーション製品「Oracle Collaboration Suite」の導入作業を2003年4月より開始し、このたび一部稼動したことを発表します。

 日立OPSSは、昨年11月に日立製作所の関連部署と関連会社とが統合して設立されました。このため、拠点毎に分散しているインフラの統合が課題となっていました。例えば、複数拠点に点在するファイルサーバは部門毎に個別に運用管理されていたため、バックアップやユーザ管理などのコスト負担の増加を解決する必要がありました。そこで同社ではITインフラ統合の一環として、高度な情報管理機能を備えた「Oracle9i Database」を使ってファイルサーバを集約し情報共有システムを構築するため、「Oracle Collaboration Suite - Oracle Files - 」の導入を決定しました。分散したファイルサーバを統合することで、管理コストの大幅な削減を実現します。同時に、「Oracle Files」の豊富な機能を駆使して、データの一元管理による高いセキュリティレベルの確保、組織体系を越えた情報の共有や伝達の円滑化を促し、社員の生産性向上を目指します。

 日立OPSSは、今年2月に日本オラクルが 「Oracle Collaboration Suite」を販売して以来、他社に先駆けた同製品のソリューション開発に向け、日本オラクルと共同して評価・検証を行ってきました。同製品は、「Oracle9i Database」や「Oracle9i Application Server」のテクノロジーを基盤としているため、堅牢かつ可用性の高いシステム基盤の構築が可能です。特に「Oracle Files」は、従来の主なファイルサーバが階層型の組織形態に合わせた管理を行うのに対し、部門間の物理的・組織的距離を埋める効率的かつ円滑な新しい情報共有を実現しています。さらに150種類ものドキュメント・タイプに対する全文検索機能も備えています。日立OPSSではこうした管理技術を高く評価した結果、お客様環境への導入に先行して同製品を自社導入し、情報共有システムを構築することを決定しました。

 今後、日立OPSSでは、日本での「Oracle Files」導入事例第一号である今回の自社導入で蓄積したノウハウと併せ、これまで長年に渡り培ってきたOracle製品やプラットフォーム関連の技術力・提案力をベースとして、同製品による高品質なサービスをお客様へ提供するためのトータル・ソリューション・メニューを開発・展開していきます。

■ 各社のエンドースメント(五十音順)

● サン・マイクロシステムズ株式会社
サン・マイクロシステムズ株式会社 代表取締役社長 菅原 敏明 様
サン・マイクロシステムズ株式会社は、日立オープンプラットフォームソリューションズ様の社内システムに「Oracle Collaboration Suite」が採用され、稼働を開始したことに歓迎の意向を表明します。
信頼性、可用性において実績のあるSolarisオペレーティングシステムと「Oracle Collaboration Suite」の組み合わせは、堅牢で可用性の高いシステムの構築を実現します。社内システムの構築においてすでに多くのシステム構築のノウハウを得ている日立オープンプラットフォームソリューションズ様が、今後ますますSolaris/Oracleの組み合わせによるシステム提案を効果的に推進していただけると期待しています。

● 日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社 代表取締役社長 兼 COO 樋口 泰行 様
日立オープンプラットフォームソリューションズ様は、弊社のシステムインテグレータとして契約を締結させていただいております。日立グループ内でのOracleのノウハウを集結されており、弊社としてHP-UX上でのOracleのシステム構築に大いなる期待をしております。
弊社は、今後HP-UX拡販のために日立オープンプラットフォームソリューションズ様と共同プロモーションを展開していく予定です。

● ミラクル・リナックス株式会社
ミラクル・リナックス株式会社 代表取締役社長 藤城 薫 様
ミラクル・リナックス株式会社は、日立オープンプラットフォームソリューションズ様が社内システムにおいて「Oracle Collaboration Suite」が稼働開始した事を心よりお慶び申し上げます。
また、この社内実績をもとにした『「Oracle Collaboration Suite」+「MIRACLE LINUX」』の組み合わせソリューションでのLinux市場における展開を心より歓迎致します。
リーズナブルなコストで可用性・拡張性の高いソリューション『「Oracle Collaboration Suite」+「MIRACLE LINUX」』の組み合わせに日立オープンプラットフォームソリューションズ様のシステム構築力が組み合わさることにより、お客様にさらに、効果的なソリューションを提供できると期待しています。
今後もミラクル・リナックスは、日立オープンプラットフォームソリューションズ様、日本オラクル様と協業を強化し、日本の Linux市場を拡大推進していきます。

■ Oracle Collaboration Suite について
企業内で重要なビジネスツールである電子メール、電子ファイルをはじめとするコンテンツ管理などを統合し、TCO(Total Cost of Ownership)の削減を追求したコラボレーションツールです。これまで必要性は感じていたものの実現できていなかった、ネットワーク、コンテンツ、そしてコンテキストを統合することにより、オフィスに真のコラボレーション環境を提供します。同製品では、「Oracle9i」との親和性と性能を利用したデータの統合・一元化による容易な管理を実現します。また、電子メールとファイルの一括検索機能、さまざまな端末からのアクセス機能、シングルサインオンをはじめとした高度なセキュリティ対策、企業情報ポータル化機能、「Oracle9i Real Application Clusters」の活用による堅牢性の確保など、既存の他社製品では困難な、真の企業向けシステムを実現します。

■ 株式会社 日立オープンプラットフォームソリューションズについて
株式会社 日立オープンプラットフォームソリューションズは、株式会社 日立製作所により、オープンプロダクトを活用したソリューション事業強化を目的として、2002年11月に設立されました。日立製作所、ベンダ、Sierとの強力なアライアンスに基づき、各種オープンプロダクトの導入・システム構築から運用保守まで、システムライフサイクル全般にわたるサービスをワンストップで提供します。

■日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社はオラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点としたEビジネス構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1588名(2002年11月末現在)。

■商品名称等に関する表示
・Oracle9i はOracle Corporationの商標または登録商標です。
・OracleはOracle Corporationの登録商標です。
・その他の企業名、製品名ならびにサービス名はそれぞれの会社の商標、もしくは登録商標です。

■本件に関する報道関係お問い合わせ
株式会社 日立オープンプラットフォームソリューションズ 企画部 事業企画グループ 担当 嶋村
〒140−8572 東京都品川区南大井6−27−18 日立大森第二別館
TEL:03−5471-2857(ダイヤルイン)/FAX:03−5471-8923
e-mail info@ hitachi-opss.com
日立OPSSホームページ http://www.hitachi-opss.com/

日本オラクル株式会社 マーケティング本部コーポレートコミュニケーションズグループ 広報担当 石川
TEL:03−5213−6395/FAX:03−5213−6589
e-mail Junko.Ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
日本オラクルホームページ http://www.oracle.co.jp/

以 上

このニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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