富山のものづくり力を感じる「富山プロダクツ選定商品」17種の選定商品を加えリーフレットを刷新
〜富山県内2会場でも公開〜 ◆1.富山プロダクツ2019展 10月3日(木)~12月1日(日) 於:D&DEPARTMENT TOYAMA◆2.T-Messe2019/富山県ものづくり総合見本市 10月31日(木)~11月2日(土)於:富山産業展示館/テクノホール
デザインの活用でビジネスの活性化を図り、県内企業のバックアップを目指す富山県総合デザインセンターは、毎年、富山県内で企画、製造される性能、品質及びデザイン性に優れた工業製品を「富山プロダクツ選定商品」として選定しています。2002年から始まったこの事業では、これまで335点を選んできましたが、2019年度は9社17点を選定し、県内2カ所で展示を行うとともに、最新版リーフレットを全国で配布します。
今年度選定された「富山プロダクツ選定商品」の一部富山プロダクツ選定商品は、デザイナーや作り手が検討を重ね、何度も試作を繰り返して製品化したものばかり。なかには発売から10年以上、永く作られ、使い続けられている商品もあります。富山生まれの優れた商品から富山のものづくりの可能性を感じていただければ幸いです。
今年度選定商品の展示会場
◆富山プロダクツ2019展
・期間:開催中~12月1日(日)
・会場:D&DEPARTMENT TOYAMA(〒930-0006 富山市新総曲輪4-18)
◆T-Messe2019/富山県ものづくり総合見本市
・期間:10月31日(木)~11月2日(土)
・会場:富山産業展示館/テクノホール(〒939-8224 富山市友杉1682)
「富山プロダクツ」リーフレットについて
2002年から実施している「富山プロダクツ選定事業」は、県内で企画、製造される性能、品質及びデザイン性に優れた工業製品(食料品、医薬品を除く)を富山プロダクツ商品として選定し、その販路開拓を支援する富山県の取り組みです。県内に工場または事業所を有する企業・個人を対象に製品のエントリーを募り、毎年9月に審査を行っています。
今年度作成したリーフレットでは、富山のものづくりについての概観や今年度の新選定商品を紹介するほか、2019年度版は起毛技術を生かして新商品開発に取り組む株式会社アートジョイ(IAAZAJホールディングス株式会社)と、鉄作家の澤田健勝氏・鍛金職人の島谷好徳氏とともに新しい高岡漆器を開発した株式会社駒井漆器製作所にスポットを当て、インタビューを掲載しています。
なお、これまでのすべての選定商品や過去に取材した企業インタビューはホームページ(https://www.toyamadesign.jp/products/)で紹介しています。
2019年度選定商品の一例
アストロリン[おりん/株式会社山口久乗]
探し当てた60°の傾き。誰もがいい音を鳴らせるポイントに撥(マレット)が当たりやすい角度になっています。また、長い余韻を響かせる工夫がされています。音やその機能とスタイルの新規性・独自性が評価されました。
R&Wシリーズ(RED&WHITE)[ビアマグ/株式会社織田幸銅器]
純銅製のカップに、高岡職人の手わざによる鋳鉄製のハンドルがついたビアカップ。緻密にかつおしゃれにデザインされたフォルムで、鎚目とマットの2種類をラインナップ。素材の特徴と機能が上手く融合されたデザインが評価されました。
トライ ベビー食器シリーズ[ベビー食器/株式会社リッチェル]
「離乳食デビュー」から「自分で食べる」までをサポートする食器シリーズです。すくいやすい形状や、洗いやすく重ねてコンパクトになるなど赤ちゃんとパパやママが使いやすいよう考慮してあります。個々の製品だけでなく、価格とパッケージ企画力も評価されました。