2023年1月11日(ワンワンワンデー)、イヌのがん発見検査システム『リキッドバイオプシー』事業化本格スタート！

わずかな血液だけで、イヌのがんを発見する世界初の革新的検査技術が、日本から遂に誕生！

2023-01-11 09:30

株式会社メディカル・アーク(所在地：東京都小金井市国立大学法人東京農工大学内、代表取締役：伊藤博、以下 MA社)は、2022年11月1日に、世界初(※1)伴侶動物(ペット)のがん発見検査システム『Liquid Biopsy(リキッドバイオプシー、以下リキッド)』の事業化を確立し、一部動物病院にて試験的に検査をスタートしておりました。
(※1　MA社による調査)

そして、2023年1月11日(ワンワンワンデー)、本検査事業を全国の指定動物病院にて、正式に本格スタートすることを発表させていただきます。

世界初！マイクロRNAの伴侶動物リキッドバイオプシーに挑む「代表取締役　伊藤博」

MA社は、この正式始動にあたり、野村貿易株式会社(所在地：大阪府大阪市、代表取締役社長：藤原英昭)と株式会社COREZON(所在地：東京都新宿区、代表取締役：小林正希／久保退三)と業務提携を締結し、全国の動物病院とペット愛好家にリキッドの啓発活動とその検査事業を本格的に開始いたしました。

このリキッドとは、わずかな血液だけでヒトのがん早期発見を実現したエクソソーム内におけるマイクロRNAの世界的権威「落谷孝広教授(東京医科大学医学総合研究所分子細胞治療研究部門)」のアカデミアの支援を受け、伴侶動物(ペット)向けに事業化された世界最先端の革新的検査技術です。

ヒトのがんの克服は、長年のテーマとして様々な治療法が研究・開発されてきました。しかし、いまだヒトでは約27％が、がんによって尊い命を失っています。
実は、ペットにおいてはさらに顕著で、イヌの死因の約54％、猫の約38％が、がんによるものなのです。

がんは早期に発見できれば、ヒトもペットも根治できる可能性が高い、決して怖い病気ではありません。しかし、特にペットにおいては、がんの早期発見は至難の技でした。
なぜなら、全身麻酔によるCTやMRIの画像診断が必要で、高額な検査費用と全身麻酔や被曝のリスクもあり、早期にがんを発見することは、極めて困難でした。
また、ペットのがんは、ヒトの5～7倍で進行するため、見つかった時にはすでに末期症状ということも珍しくありません。

そこで、このリキッドバイオプシーによる検査は、ほんのわずかな血液だけで、がん種の特定とそのステージまで、高い感度と特異度で補助的に判別を可能にしました。

現在、イヌの5がん種(肝臓がん、口腔内メラノーマ、尿路上皮がん、リンパ腫、肥満細胞腫)の検査サービスからスタートしましたが、今年中には、13がん種まで拡大していく計画です。

なお、検査に必要なマイクロRNA安定剤入りキット(Cancer D-5Ark KIT)は、シグニ株式会社(所在地：東京都江東区、代表取締役：原克義)が運営している「CYGNI VET」にてご購入いただくことができます。
https://vet.cygni.co.jp/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=225841&c=9