東広島市×近大工学部 長期実践型インターンシップ始動 消防署建設プロジェクト開始式典に学生22人が参加

東広島市と近畿大学工学部(広島県東広島市)は、平成31年(2019年)から約2年にわたる長期実践型のインターンシップを実施し、本学学生は東広島消防署高屋分署の新築事業に携わります。平成31年(2019年)1月24日(木)、プロジェクト開始にあたり式典を開催し、東広島市長、近畿大学工学部長からインターンシップ参加学生に向けてエールを送ります。

【本件のポイント】
●東広島市と近畿大学工学部が実施する長期実践型(約2年間)のインターンシップ
●主要公共施設の新築事業にインターンシップの学生が参加するのは、東広島市・近畿大学工学部ともに初の試み
●本学学生は高屋分署の新築事業に設計開始から工事完了までのすべての実務に携わり、実践的な知識や技術の習得を目指す

【本件の概要】
東広島市と近畿大学工学部は、平成20年(2008年)に交流と連携の推進を図る「東広島市と大学との連携に関する協定」を締結しました。今回のインターンシップは本協定の一環であり、地元を舞台にした長期実践型の職場体験を通して、地域や社会の未来を担う専門性に秀でた人材の育成を目的に実施します。
東広島市は、平成33年(2021年)の開署を目指し、今年度から約3カ年計画で東広島消防署高屋分署の新築事業をスタートします。学生たちは、インターンシップを通じてこの新築事業に参加することで、実践的な知識や技術を習得できる学びの場となります。
このインターンシップには、学内選考を通過した工学部建築学科の2年生22人が参加し、平成31年(2019年)から約2年間、設計業務開始から工事完了までの一連の実務に携わります。

【式典概要】
■日 時:平成31年(2019年)1月24日(木) 11:00~11:30
■会 場:東広島市役所3階 会議室303(広島県東広島市西条栄町8-29)
■内 容:代表者挨拶、参加学生決意表明、質疑応答、写真撮影
■出席者:東広島市長 髙垣 廣德(たかがき ひろのり)、消防局長 古川 晃氏、
     近畿大学工学部長 旗手 稔(はたて みのる)
     インターンシップ参加学生 22人、他

【インターンシップ内容】
学生が担当する設計業務では、設計図・積算チェックの他、設計者ら関係者と設計内容(工法比較、仕様等)に関する意見交換を行います。建築工事では、工事現場立会いの他、工事関係者らの定例会議に出席します。また、高屋分署の消防署名称看板などのデザイン設計にも取り組みます。

<東広島消防署高屋分署 工事概要>
構  造:鉄骨造2階建
敷地面積:約3,500m2
延床面積:約650m2 ※東広島消防署安芸津分署と同規模
開署時期:平成33年運用開始予定

【近畿大学工学部の地域貢献活動について】
近畿大学工学部では、実学教育を実践するため、教員と学生が主体となり、地域と連携しながら、地域貢献活動に取り組んでいます。

<平成30年度内の実施活動>
・「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」
東広島市豊栄町の民家の茅葺き屋根の葺き替え作業を実施
・「学生らが取り組む空家古民家改修プロジェクト」
東広島市福富町の築100年超の空家古民家のリノベーション
・「JAとなりの農家で学生による実証実験開始」
学生制作のシステムで、地元農作物の売り上げ増に貢献
・「福富町に学生設計の東屋『郷のえんがわ』誕生」
学生が地域の要請を受け、朝市で使われる東屋を設計 他多数

【関連リンク】
工学部機械工学科 教授 旗手 稔(ハタテ ミノル)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/399-hatate-minoru.html

東広島消防署安芸津分署 見学の様子
東広島消防署安芸津分署 見学の様子

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