世界遺産・熊野古道を保全するボランティア活動 道普請に学生40人が参加
近畿大学(大阪府東大阪市)は和歌山県からの依頼により、令和元年(2019年)9月3日(火)・9月4日(水)の2日間、有志の在学生40人が「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録された熊野古道で、台風や大雨による土砂の流出などを防ぐ整備・修復作業のボランティアに参加します。
【本件のポイント】
●公募で集まった近畿大学在学生有志40人が熊野古道修復のボランティアに参加
●10周年を迎える熊野古道保全ボランティアが、より継続的で大きな活動になるよう支援
●参加学生は、ボランティア活動を通して地域の方と交流し、社会性・自主性を培う
【本件の内容】
本学はこれまでにボランティア活動として、平成23年(2011年)に宮城県石巻市、和歌山県新宮市、平成25年(2013年)~平成27年(2015年)に奈良県十津川村、平成28年(2016年)に熊本県熊本市・益城町、平成29年(2017年)に福島県川俣町、福岡県朝倉市、平成30年(2018年)に広島県呉市に学生ボランティアを派遣してきました。
今年は東大阪キャンパスの在学生にボランティアの公募を行い、集まった有志の学生40人が、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の保全活動である道普請(みちぶしん)に参加します。紀伊山地は年間を通して雨量が多く、台風などの災害にたびたび見舞われる地域にあるため、古来から地域の方による保全活動(道普請)が行われてきました。和歌山県では、平成13年(2001年)から地域以外の方にも保全活動の参加を呼び掛け、10周年を迎える今年までに3万人以上の方がこの活動に参加しています。
この歴史ある保全活動に本学学生が参加し、社会性・自主性を培いながら、世界遺産を次世代へと引き継いでいきます。
【開催概要】
日 時:令和元年(2019年)9月3日(火)14:00~16:00
9月4日(水)10:00~14:00 (予定)
集合場所:和歌山県世界遺産センター(和歌山県田辺市本宮町本宮100)
参加者 :近畿大学学生(東大阪キャンパス)40人